ロジャーズ・カップ 錦織圭の試合をネットのライブストリーミング放送で無料で観るには
既にウィンブルドン選手権後にハードコートでの大会(シティ・オープン ATP500大会)を一つこなした日本の錦織圭ですが、続けてカナダのモントリオールで開催されるATPマスターズ1000大会であるロジャーズ・カップに挑みます。
そこで、ロジャーズ・カップ 錦織圭の試合をネットのライブストリーミング放送で無料視聴する方法についてご紹介します。
(1回戦は免除)2回戦は8月10日(木)予定。
スポンサーリンク目次
ロジャーズ・カップ 大会概要
開催地の名前からカナダ・マスターズ(Canada Masters)やカナディアン・オープン(Canadian Open)の名称で呼ばれることもあるATPマスターズ1000大会。
モントリオールとトロントの2箇所で交互に開催され、1980年からは奇数年には男子の大会がモントリオールで開催され、女子の大会がトロントで開催されています。偶数年はその逆になっていますね。
男子トーナメントの初開催は実に1881年に遡るほどの非常に長い歴史を持つ由緒ある大会で、同じく1881年に初開催となったUSオープンと同い年になります。これより長い歴史を持つ大会となると、泣く子も黙るウィンブルドン選手権(1877年に初開催)のみとなります。ちなみに1979年まではクレーコートで開催される大会でした。
本大会はタバコメーカーによるスポンサーシップが長く続いた大会で、1970年代はロスマンズ・インターナショナル社がメインスポンサーを務め、続く1980年代はジョン・プレイヤー・アンド・サンズ、そして1997年から2000年はデュモーリエがスポンサーでした。
2000年にはタバコの広告やスポンサーシップに対する厳しい規制が掛けられるようになったため、この年を最後にタバコメーカーのスポンサーは撤退することになりました。現行のロジャーズ・カップの名称は2005年からとなっています。
チェコのレジェンドプレイヤーの一人であるイワン・レンドルが今大会の最多優勝記録「6」を保持しており、1980年、81年、83年、87年、88年、89年と2連覇を1回、3連覇を1回記録しています。決勝進出回数の記録もレンドルが持っており「9」となっています。
日本の錦織圭は2016年のファイナリストで、決勝ではノバク・ジョコビッチとタイトル争いを演じ、3-6、5-7のストレートで敗北。自身が目標の一つに掲げるATPマスターズ1000大会のタイトル獲得には届きませんでした。
過去の記録を見てみると、日本人選手による優勝は1919年大会の柏尾誠一郎、錦織圭以前の決勝進出は1954年の加茂 公成となっています。柏尾誠一郎、加茂 公成の両選手は日本テニス界のレジェンドととして有名です。
柏尾誠一郎は1920年のアントワープ五輪に熊谷一弥とペアを組んで出場。日本人のスポーツ選手として史上初のオリンピック・メダルを獲得した選手で、全スポーツを通して歴史的快挙を成し遂げた選手です。この時は銀メダルの獲得でした。
加茂 公成は日本人のテニス選手として唯一のグランドスラム男子ダブルス優勝者で、この時のペアは同じく日本の宮城淳。加茂 公成以降はグランドスラム男子ダブルスの優勝者は誕生しておらず、しかも日本人同士のペアによる優勝を成し遂げていることを考えると紛れもないレジェンドですね。
ダブル優勝とサマースラム
共にATPマスターズ1000大会であるBNPパリバ・オープン(インディアン・ウェルズ)とマイアミ・オープンを続けて優勝することを「サンシャイン・ダブル」と称するのは前述の通りで、こちらの記事で詳しく述べていますが、過去に10名(男子7名、女子3名)のみが達成しています。
ではカナダ開催のロジャーズ・カップとアメリカ・シンシナティ開催のウエスタン・アンド・サザン・オープンを続けて優勝する快挙について過去の達成者を見てみると、1995年のアンドレ・アガシ、1998年のパトリック・ラフター、2003年のアンディ・ロディック、2013年のラファエル・ナダルの4名が達成しています。
ただし、こちらの連続優勝については特にこれと言った名称で呼ばれることはなく、開催地の名前をとって「カナダ・シンシナティ・ダブル」ぐらいの表記しか出てきません。
サンシャイン・ダブルに比べて非常に影の薄い感のあるこちらの連続優勝ですが、両方の記録を達成しているのはアンドレ・アガシが唯一ですね。
また、この「カナダ・シンシナティ・ダブル」に加えて、USオープンまでも同年に優勝すると「サマースラム」という名称が与えられ、ラフター、ロディック、ナダルの3名が達成しています。ちなみにアメリカプロレスの一大イベントとは関係ありません。
つまり、ロジャーズ・カップとウエスタン・アンド・サザン・オープンを連続優勝すると75%の確率でUSオープンのタイトルも獲っているという過去のデータ。意味があるのかないのか微妙なデータですが。
優勝賞金、ポイント
シングルス
優勝:894,585ドル、1000ポイント
準優勝:438,635ドル、600ポイント
準決勝進出:220,760ドル、360ポイント
準々決勝進出:112,255ドル、180ポイント
ベスト16:58,295ドル、90ポイント
ラウンド32:30,730ドル、45ポイント
ラウンド56:16,595ドル、10ポイント
予選勝者:なし、25ポイント
予選3回戦:なし、0ポイント
予選2回戦:3,820ドル、16ポイント
予選1回戦:1,950ドル、0ポイント
ダブルス
優勝:277,030ドル、1000ポイント
準優勝:135,630ドル、600ポイント
準決勝進出:68,030ドル、360ポイント
準々決勝進出:34,920ドル、180ポイント
ラウンド16:18,050ドル、90ポイント
ラウンド24:9,520ドル、0ポイント
シティ・オープン トップシード紹介
シードNo | 世界ランキング | 選手 | 大会通算勝敗 | 2017年勝敗 |
1 | 2 | ラファエル・ナダル | 28勝7敗 | 46勝7敗 |
2 | 3 | ロジャー・フェデラー | 31勝9敗 | 31勝2敗 |
3 | 7 | ドミニク・ティエム | 0勝3敗 | 39勝17敗 |
4 | 8 | アレクサンダー・ズベレフ | 0勝1敗 | 41勝13敗 |
5 | 9 | 錦織圭 | 9勝4敗 | 30勝12敗 |
6 | 10 | ミロシュ・ラオニッチ | 10勝7敗 | 28勝10敗 |
7 | 11 | グリゴール・ディミトロフ | 7勝4敗 | 28勝13敗 |
8 | 12 | ジョー=ウィルフリード・ツォンガ | 16勝4敗 | 25勝8敗 |
9 | 13 | ダビド・ゴフィン | 3勝3敗 | 33勝14敗 |
10 | 14 | トマーシュ・ベルディヒ | 14勝12敗 | 33勝15敗 |
11 | 15 | パブロ・カレーニョ・ブスタ | 0勝0敗 | 27勝15敗 |
12 | 16 | ロベルト・バウティスタ・アグート | 1勝2敗 | 31勝13敗 |
13 | 18 | リュカ・プイユ | 1勝1敗 | 25勝14敗 |
14 | 19 | ジョン・イスナー | 9勝7敗 | 24勝14敗 |
15 | 17 | ジャック・ソック | 5勝3敗 | 27勝12敗 |
16 | 24 | ニック・キリオス | 3勝3敗 | 19勝10敗 |
※2017年シーズン勝敗表は大会の全日程が終了した後に計算に含まれるようになりますので、直前の大会の勝敗数が数に含まれない場合があります。
錦織圭の対戦相手(予想)
1回戦(R64):免除
2回戦(R32):ガエル・モンフィス(ガエル・モンフィス vs スティーブ・ジョンソン戦の勝者)
3回戦(R16):ライアン・ハリソン、ロベルト・バウティスタ・アグート
準々決勝:ジャック・ソック、ピエール=ユーグ・エルベール、ダビド・フェレール、ピーター・ポランスキー、ロジャー・フェデラー
準決勝:グリゴール・ディミトロフ、トマーシュ・ベルディヒ、ドミニク・ティエム
決勝:ラファエル・ナダル、ダビド・ゴフィン、ミロシュ・ラオニッチ、アレクサンダー・ズベレフ、ニック・キリオス、パブロ・カレーニョ・ブスタ、ジョー=ウィルフリード・ツォンガ
※準決勝以降はトップシードのみ。
詳しい錦織圭のプレイヤードローはATP公式ページのコチラから「PLAYER DRAW」をクリックしてご参照ください。
大会5日目 2回戦の試合結果
2回戦敗退 錦織圭 vs ガエル・モンフィス:7-6(7-4)、5-7、6-7(6-8)
何度も試合を決めるチャンスを掴みながらもモンフィスの強烈な粘りに根負けした感のある試合となってしまいました。2016年大会では準優勝という好成績を収めたロジャーズ・カップでしたが非常に悔やまれる初戦敗退です。
ちなみに第3シードで大会に臨んだドミニク・ティエムも初戦敗退。その他にもミロシュ・ラオニッチ、ジョー=ウィルフリード・ツォンガ、ダビド・ゴフィン、パブロ・カレーニョ・ブスタ、リュカ・プイユ、ジョン・イスナー、ジャック・ソックとシード選手が早々に大会を去っている状況から考えると錦織圭もその波乱の嵐に巻き込まれた形となってしまいましたね。
視聴にあたって注意点
ご紹介するリンク先はポップアップ広告、セキュリティソフトの警告表示、音声付の広告(音量に注意!)などが複数表示されるようなリンクになっていますので、あくまで自己責任にてご利用ください。
おそらくリアルタイムの試合進行から30秒ほどのディレイになると思います。
スマホで視聴する場合はWi-Fi環境ではない場合、接続が不安定になりますのでWi-Fi環境での視聴が必須かもしれません。
またスマホ視聴の場合はPC視聴に比べてさらに20秒ほどのディレイが発生するようです。
ライブストリーミング動画再生には「Flash player」の利用が必要のようですので、iPhone標準のsafariやandroid標準のchromeをお使いの場合はライブストリーミング視聴画面で「このプラグインはサポートされません」と表示されるかもしれません。
その場合はFlash playerの再生に対応した他ブラウザーを利用するのがおすすめです。
iPhoneであれば「Puffin Web Browser」、androidであれば「ドルフィンブラウザー」あたりであれば対応可能なようです。※ドルフィンブラウザーでの動作のみ確認済みです。その辺は別記事で紹介予定です。
ポップアップ広告の閉じ方
PC視聴の場合
ポップアップ広告が表示された場合は、以下の画像の赤矢印で示した閉じるボタンで広告を閉じる事が出来ます。右上の閉じるボタンっぽいものはダミーになっていますので、クリックしてしまうと別リンクで広告が開きますので要注意です。
広告の表示からすると何かのサービスに登録やログインしなければ視聴できないように感じますが、ただの広告ですのでさっさと閉じてOKです。
また、こちらの広告は数十分に一度表示されますので、何度か閉じる操作が必要ですね。
このパターンはダミーの閉じるボタンは無視して、赤線の秒数だけカウントダウンを待ってから、
表示される赤矢印の閉じるボタンを押すと全ての広告を一度に閉じられます。
スマホ視聴の場合
スマホ視聴の場合に表示される広告の場合も何かのサービスへの登録を誘導するような表示になっていますが無視してさっさと閉じてしまいましょう。
赤枠で示した閉じるボタンで問題なく閉じられます。広告内にボタンが配置されてますので、誤って広告をクリックするような作りになっていて巧妙です。閉じる際には慎重に操作してみてください。こちらもダミーボタンが配置されてますのでトラップにひっかからないように要注意ですね。
こういうパターンもあります。こちらも赤枠のボタンをクリックすると閉じられます。
スマホ視聴を快適に
視聴画面サイズは640×360程度なのでPC視聴のライブストリーミングの場合はそのままでも問題なく見れると思います。フルスクリーン表示にも切り替えられますが、拡大したことで逆にボールが見えにくくなる場合があるのでお好みで。
ただし、スマホ視聴の場合は縮小されて表示されますので、出来ればフルスクリーンにして見たいところです。
その場合は視聴画面下をタッチすると表示されるコントロールバーの赤枠で囲ったボタンでフルスクリーン表示が可能です。画面回転にも対応していますので横向きに表示させるのも忘れずに。
試合開始時間に関しての補足
テニスの試合開始時間は予定時間より遅れがちですので、~時「以降」開始というアナウンスしかされません。特に悪天候がある場合は大幅にスケジュールが変更になりますので注意が必要ですね。
TV放送などであればとりあえずチャンネルを合わせておけばそのうちスタートしますが、ライブストリーミングを見る場合は自分でチェックする必要があります。
その場合は、こちらの記事でご紹介しましたが、オンラインで試合開始時間の目安を確認できますので要チェックです。
記事中盤に記載してあるSCOREBOARD.comの使い方を見てみてください。
試合開始時間については随時更新されていきますので、こまめにチェックしておきましょう。
ライブストリーミング視聴用リンク
以下のリストは海外のライブストリーミング視聴用リンクですので自己責任で。
接続が安定しない場合は他リンクに切り替えたりして対応してみてください。
※基本的に該当試合専用の視聴リンクになっていますので、それ以外の試合を視聴する場合は他のライブストリーミングリンクを利用する必要があります。
ロジャーズ・カップ公式ページのスケジュール表はコチラ(英語ページが開きます)。
2回戦 錦織圭 vs ガエル・モンフィス戦:日本時間8月10日(木)1:30予定
コート BANQUE NATIONALE 1試合目
http://live.robinwidget.org/streamvideo8/nishikori-vs-monfils-atp-montreal-live-stream-4377502.html
http://live.robinwidget.org/streamvideo8/nishikori-vs-monfils-atp-montreal-live-stream-4377503.html
http://live.robinwidget.org/streamvideo8/nishikori-vs-monfils-atp-montreal-live-stream-4377504.html
ライブストリーミング側で何らかのトラブルがあった際は視聴不可になる場合もあり、確実に視聴出来るという保証は出来かねますので、その点は予めご容赦ください。