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第21回「石橋貴明のたいむとんねる」ゲスト:佐野史郎 タカさんが一番怖いという映画は?


9月24日に放送された第21回「石橋貴明のたいむとんねる」。ゲストに円谷英二監督を神様と仰ぐ佐野史郎さんを迎えて今回のテーマは「怪獣映画」。子どもの頃に誰もが夢中になった経験のあるゴジラ作品やその他の特撮映画から、佐野さんとタカさんがお気に入りという作品を挙げていって語りつくします。

トーク中には円谷作品にタコがよく登場する理由や、それが巡り巡ってゴジラにつながるという佐野さんのお話や。「考えないようにしたんだ。」という謎の一言が飛び出す展開に。

また、幼少のタカさんが当時一番怖かったという怪獣映画について語る場面も。

というわけで9月24日放送の第21回「石橋貴明のたいむとんねる」の様子をご紹介します。

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出演者

【MC】石橋貴明、ミッツ・マングローブ

【ゲスト】佐野史郎

【ウェイトレス】なし

【ナレーション】山中まどか

番組概要

フジテレビ系で4月17日から放送が始まったトーク番組。

長らく続いた「みなさんのおかげでしたが」が最終回を迎えて、間もなく始まったとんねるず石橋貴明さんのレギュラー番組。

放送時間は23:00から23:40までの冠番組となっていますね。

第9回放送では月9ドラマの「コンフィデンスマンJP」が最終回15分拡大SPということで23:15から23:55までの放送。

トークセットのコンセプトはレトロな喫茶店の雰囲気となっていて、MC役の石橋貴明さんが向かって右側、ミッツ・マングローブさんが向かって左側に座って、真ん中にゲストを迎えるというポジショニング(放送初回だけはMC役の左右が逆)

ちなみに第6回放送では向かって左側にミッツ・マングローブさん、真ん中にタカさん、左にゲストという座り位置でした。

トーク中にはBGMとして古めの曲を中心に洋楽がかかるのも特徴。※アーティスト名と楽曲名が左下にテロップ表示されたものに関しては全て本文中に表記しております。

今の所、特に何もするわけでもないアシスタントのウェイトレス役の女性が2名。

店員さん風の衣装で常に後ろにスタンバイしていますが、初めにドリンクを持って来るだけで、あとは何かするということもなくただ後ろで笑っているだけ。謎の存在。

ウェイトレスの2名は途中からいつの間にかいなくなっていることもあるので余計によく分からない存在(第5回放送)。

江夏豊さんがゲストの第7回放送ではウェイトレスが一名もいない状態になってしまいました。※第8回も引き続きウェイトレスはナシの状態。

第9回ではウェイトレスは復活しましたが、名前の字幕表示は無し。

第2回放送まではごく短いオープニングとしてカウンター越しにミッツ・マングローブさんとタカさんがトークをしてからスタートしていましたが第3回放送からは省略されています。

ちなみに番組後半はCMだらけになって40分番組にしている理由があるのかよく分からないことに。

第4回放送からは「こつぶとんねる」というミニコーナーがスタート。

「ちょっと気になる懐かしいアレコレ」について番組が実際に検証するという企画ですね。

フジテレビの番組公式HPの募集ページには視聴者からの投稿を受付中となっています。

コチラが番組公式HPの募集ページ

ちょっとレトロなものであれば、アイテムや場所、生き物、人物、ブーム・現象でも何でもOKみたいですね。

こつぶとんねるのコーナー後には検証結果として結果表示がされるようになっています(第5回放送から)。

6月18日はサッカーワールドカップのハイライト番組放送の為に中止。翌週の6月25日は映画「昼顔」放送の為中止となっています。

第12回放送では番組初の生放送となっています。

第13回放送では番組初の全編ロケ収録。

第16回放送では番組中にかかる懐メロBGMのテロップ表示が久々に復活。

第17回放送では歌を特集する放送回ということもあってBGMテロップがまた省略。

第18回放送ではBGMのテロップ表示が再度復活。

第20回放送は第13回放送以来となる全編ロケ収録第2弾。

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オープニング

トークテーマが怪獣映画なので1954年公開の「ゴジラ」はやはり外せませんよね。

その後ゴジラシリーズが続々と制作される中、様々なキャラクターの怪獣たちが子どもたちを夢中にさせていきます。

そして日本の怪獣映画はハリウッドでリメイクされるなど、世界に誇る文化の一つ。

そんな怪獣映画を愛するゲストの佐野史郎さんが、やはり子どもの頃に夢中になったというタカさんと共に童心に帰って怪獣映画を語りつくします。

ここでオープニングムービー。

ドアを開けて佐野史郎さんが店内に入って来る所からスタート。

佐野「ここどこですか!?」

石橋「曙橋ですかね?フジテレビ下通りという。笑」

ここで「初めましてですね」という挨拶をするタカさんですが、佐野史郎さんは激しく否定。

さらに「一緒にドラマまでやったじゃないですか!!」とタカさんの手を握って必死にアピール。

石橋「えっ!?」

佐野「あんなに東映の楽屋で話したのに。」

タカさんはすっかり忘れてしまっていたようですが、

「銀ちゃんが行く」

という作品名を佐野さんから聞くと、大きくリアクションするタカさん。

佐野「僕が監督の役だったんですよ。」

石橋「ゴルフ場のシーン全部カットされて。」

佐野「そうだったかな。笑」

実は27年前に共演経験があるお二人なんですね。

ちなみに「続・蒲田行進曲 銀ちゃんが行く」というTBSで年末に放送された年末のスペシャルドラマ(放送日は1991年12月30日)ですね。

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お気に入りの作品

ゴジラシリーズは海外制作のものも含めてすべて観ているという筋金入りの怪獣映画フリークの佐野史郎さん。

これを聞くと「すごい・・・」とタカさんは感嘆。

今回の番組出演に合わせて、自分の記憶にある情報を確認するためにいくつか作品を見直して万全を期しているという佐野さん。

石橋「すっごいですね・・・」

日本を代表する特撮技術の第一人者で「ゴジラ」、「ウルトラマン」の製作に携わった円谷英二監督は佐野さんにとっての“神様”。

怪獣が出てこない映画でも特撮が使われている東宝特撮シリーズは子ども向けの作品も含めて全て観ているそうです。

石橋「僕らちっちゃい時に“円谷プロ”って読めなかったですからね。」「“えんたに”プロだろって思ってましたからね。」

まずは佐野さんが特にお気に入りという怪獣映画は、

「三大怪獣 地球最大の決戦」(1964)

ゴジラ、ラドン、モスラの三大怪獣スターの前に宇宙最強の怪獣である宇宙超怪獣キングギドラが初めて立ちはだかります。

ゴジラとラドンが互いに争っている中、炎の中からキングギドラが登場。このキングギドラ初登場時の表現方法は非常に斬新なものでしたね。

コチラが視聴動画。

タカさんはもちろん鑑賞済み。

ミッツさんは三大怪獣という所からちょっと分からないご様子なので佐野さんが簡単に解説。

豪華な怪獣スターたちの共演で収まらず、さらにキングギドラも登場してしまうというてんこ盛りの内容ですよね。さらにキングギドラの音がいいというタカさん。

コチラが視聴動画。1964年作品からキングギドラの発する音の移り変わりなどが紹介されていますね。

この作品を映画館で鑑賞していた佐野さんですが、周りの子どもたちも含めてキングギドラの初登場シーンで「何だこれ・・・」とあまりの迫力にショックを受けすぎて、呆然として言葉を失ってしまったという強烈な記憶が残っているそう。

佐野「怖かったし。全く予期せぬ事が起きたので。やっぱりこれがナンバーワンかな。」

タカさんがこれを鑑賞したのは公開年の1964年ではなく、後で再上映された時とのこと。

当時はレンタルビデオなども存在していないので映画館で観るしか方法が無かったんですね。

石橋「映画終わった後に、劇場を出ると、写真が貼ってあるんですよね。だけど、たまに『あれ?このシーンあった?』っていう。笑」

佐野「そうなの!ゴジラがエビラを投げている。これが観たいのに映画観たらそのシーン無いんだよね。スチール用。」※「映画ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」(1966年)

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斬新な演出

1954年からこれまで64年間、全29作品が作られたゴジラ映画ですが、それまでの恐怖をあおるような演出に加えて斬新な演出が施されたものも存在しており、

既に紹介した、

「三大怪獣 地球最大の決戦」(1964)

では、

「怪獣が人間の為に戦いたくないとゴネる」

キングギドラに苦戦するゴジラ・ラドン・モスラの3体の怪獣。そこでモスラが力を合わせて対抗するよう提案しますが、ラドンは首を振って拒否。ゴジラもそっぽを向いて同じく拒否。

続いては、

「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」(1972年)

「日本のピンチに怪獣同士が会話をする」

キングギドラとガイガンが暴れているのを察知したゴジラとアンギラスは身振り手振りを使って互いにコミュニケーション。

これらに関して佐野史郎さんは、擬人化などは到底考えられなかった当初の怪獣も、ヒットシリーズを重ねるうちに人の要素が入って来て悪役のキングギドラへの対比として「可愛げ」を味付けするためにこのような演出がされたのではないかとの事。

佐野「別にそういうつもりで動いてたんじゃないっていう見方も出来るけどね。」

石橋「笑」

佐野「僕は、ゴジラ対ヘドラで終わりましたね。」

石橋「僕もヘドラなんですよ。」※「ゴジラ対ヘドラ」(1971年)。この作品内ではゴジラが初めて空を飛ぶ斬新な演出。

佐野「ヘドラで離れた人結構多いですよ。」

石橋「やっぱそうですか。笑」「これ位の年代で、子供心にこういう怪獣映画まだ観てんのかよ。みたいな必ずそういう階段が一個あるんですよ。そこにちょうどヘドラがひっかかったんですよ。」

佐野「特撮ものではテレビシリーズではウルトラマン、ウルトラセブン、帰ってきたウルトラマン。ウルトラ大ブームがなってる時。」

石橋「仮面ライダーが出て来るみたいな。」

1971年当時は帰ってきたウルトラマンや仮面ライダーが放送されていたタイミング。

佐野「みんな人間もどきに心を奪われているわけですよ。ライダーの東映シリーズがヒットしていく事に対する嫉妬みたいなのも個人的にあって。」

石橋「笑」「東宝以外は俺は許さないぞっていう。笑」

佐野「だって育ててもらったからね。」

ミッツ「すっごい分かる!要はね、『やっぱりモー娘。』ってやつよ。」

佐野「ああ~っ!!」

石橋「ええっ!?何すか?」

急に身を乗り出してミッツさんに食い付く佐野さんとタカさんw

ミッツ「言ってもやっぱりモー娘。最強。ハロプロだよね。っていうトコですよ。」

佐野「どういうことですか?」

もう興味津々の2人。

AKBグループなどがメジャーになって行くなかで、モー娘。もメンバーの入れ替わりなども経験しながらも、やはり老舗としての良さが最終的にはモノを言う。というミッツさんの意見ですね。

佐野「まあでもモー娘。とAKBをこういうゴジラや特撮ものと同じに語るっていうこの異形のもので語ってる所が、日本の何ていうかな。芸能のクオリティの高さを感じますな。」「だから応援してあげたいからヘドラまで観てたのに、『あっ終わった・・・』っていう。笑」

やっぱりゴジラが空を飛んだシーンがショッキングだった様子の佐野さんw

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お気に入りの作品 その2

タカさんのお気に入り怪獣映画作品では、

「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」(1967年)

この映画ではゴジラの息子であるミニラが初登場。愛くるしいミニラのコミカルな動きでこれまでの怪獣映画にない微笑ましい映画となり話題に。

ゾルゲル島でカマキリ怪獣のカマキラスに襲われていたミニラ。まだか弱い存在であるミニラを熱心に教育する父・ゴジラ。放射熱線の練習シーンは印象的。

石橋「息子が出てきたんすよ。ミニラっていうのが。これは幼心にえっ!?って。」

コチラが視聴動画。

タカさんはこのシーンを今でも覚えているそう。

ミッツ「これは怪獣ファンとしてはちょっと違うんですか?設定として。」

佐野「違うけど、これを否定すると今までのゴジラを全部否定しなきゃいけないような気持ちになって、それに対して僕は・・・あんまり考えないようにしたんだ。」

最後だけ変に棒読みで話す佐野さんw

これには口を押えて爆笑するタカさん。

石橋「そういうのありますよね。笑」

佐野「見なかったことってわけじゃないけど、ゴジラは人間じゃないし化け物なのに、何かその・・・ヌルい感じ?笑」「娯楽大作で十分楽しかったけど・・・大丈夫!でも。大丈夫!大丈夫!楽しく拝見しました!当時も!」

急に忖度したような発言で上手く取り繕った佐野さんでしたw

また、タカさんのお気に入りとしては、

「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」(1966年)

も外せない作品。

フランケンシュタインの細胞を持つ兄弟の人型怪獣が東京を舞台に争いを繰り広げる物語。

海の怪獣はガイラと呼ばれて人間を食べる残虐な性格。一方、山の怪獣サンダは人間に育てられた事で温厚で優しい性格。兄弟怪獣が激突する中、海底火山が爆発し、2体は噴火に巻き込まれて海に消えていくというストーリー。

幼い頃にタカさんが一番怖かった怪獣映画がこのサンダ対ガイラ。この作品も公開年ではなく、後の再上映の機会に、成増の映画館で観たという記憶のようですね。

ミッツ「怪獣が2人いるんですね。」

佐野「2体。はい・・・。」

ミッツ「何?」

佐野「2体。2体ね。」

細かい点が気になる佐野さんw

とにかくこの映画が怖かったタカさんですが、

石橋「ちょっとした怖い感じの人間を見ると、『サンダとガイラじゃないよね!?』ってよく。笑。よく言ってたんですよ。笑」

佐野「サンダとガイラに似てる人っているじゃないですか。」

ここでフランケンシュタインの細胞を持つ怪獣という設定が気になったミッツさんのために佐野さんが簡単に解説。

実はこの作品の前段階として、戦争末期に敗戦が濃厚なドイツでフランケンシュタインの心臓を海外に脱出させようと選んだ脱出先が日本。その心臓を日本の広島で保管していた所、広島には原爆が投下され、その影響で戦後になってからフランケンシュタインの怪獣が日本に現れてしまうというストーリーが存在していたんですね。

それらが描かれたのが「フランケンシュタインの対 地底怪獣(バラゴン)」(1965年)という前作に当たる作品。

この作品の事が初耳だったというタカさん。

佐野「これが名作!これがあればこそなの!」

作品中でフランケンシュタインの怪獣が唯一心を許す人物として描かれたのが女優・水野久美さん演じる戸上季子(とがみすえこ)。

実はこの設定はサンダ対ガイラにも登場する設定なんですね。

石橋「あっ。これ(前作)を観なきゃだめなんですね?」

佐野「水野久美さんもう、マタンゴも含めて大好きだから。共演させていただいた時なんかもう!!もう舞い上がり方尋常じゃなくて。笑」

水野久美さんは東宝特撮映画界ではスーパーヒロインの立場で数々の怪獣映画・怪奇映画にご出演されていますね。

ミッツ「水野久美さんの息子、(私の)大学の同級生で。」

佐野「ええっ!!ホントですかっ!?」

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お気に入り作品 その3

続いて佐野史郎のお気に入り怪獣映画。

「フランケンシュタイン対 地底怪獣(バラゴン)」(1965年)

既に触れられていますが、日本に現れたフランケンシュタインがバラゴン(地底怪獣と書いてバラゴンと読む)と壮絶な戦いを繰り広げる物語。

研究所で厳重に管理をされていたはずのフランケンシュタインでしたが脱走。別れ際にお世話になった研究員(水野久美さん演じる戸上季子)に挨拶に向かう姿も。

前項でフランケンシュタインの心臓から細胞が増殖して行って巨大化していくという設定になっているのですが、そのシーンを初めて観た時の佐野少年は幼な心にショックを受けて呆然としてしまったとのこと。島根県松江の東宝映画館、封切上演だったそうです。これに限らず全て封切上映で観ているようですね。

1962年のキングコング対ゴジラ(ゴジラシリーズ3作目)が初めての“ゴジラ体験”だった佐野さん。この作品も取り上げたかった所ですが、キングコングのキャラクターの権利関係が複雑で映像の使用が出来ないという事で今回はちょっと避けたそう。

そして、実はこの映画には日本国内用と海外用で違うエンディングが用意されたようで、

日本版では、フランケンシュタインがバラゴンに勝利した直後に地割れが発生して、バラゴンと共に地中にフランケンシュタインは飲み込まれて行ってエンディング。

一方の海外版では、フランケンシュタインがバラゴンに勝利した直後に何と大ダコが出現。フランケンシュタインと大ダコが格闘の末に、絡まり合うようにして互いに湖に落下。そこでエンディング。

石橋「ええっ!全然違うじゃないですか。」

このタコのキャラクターは日本版には一切登場しない怪獣。

先ほど出てきた佐野さんにとっての初のゴジラ体験で登場したキングコング。実はこのキングコングがゴジラと戦う前に戦っていたのが大ダコ。そのタコの描写が余りにもリアル過ぎて怖くて怖くて仕方がなかったそうです。

コチラがその視聴動画。

シーンを見ていただければ分かりますが、実は映像に使われているのは本物のタコ。

どのように撮影したのかを疑問に思っていた佐野さんは作品に監督助手としてかかわった中野昭慶さんに詳しい話を聞いたそうで、

生き物のタコを撮影していると弱ってきてしまうので、東京・築地であがったばかりのタコを購入して、すぐ横に建てた撮影セットを使って撮影していたと明かされたそう。

こちらの動画内でも中野昭慶さんは同じエピソードを語っておられるようですね。

石橋「サンダとガイラの時もタコ出てきますよね?」

佐野「出てくんですよ。何かっつうとタコが出て来んですよ。」

石橋「何でしょうね?」

実はこれには裏話にあり、円谷英二監督は映画「ハワイ・マレー沖海戦」(1942年)を撮っている時から「いつか東京に大ダコが上陸する映画を撮りたい!」とプレゼンをしていたそうで、それが紆余曲折あって、大ダコからゴジラに変わっていったという話なんだそう。

ただ、タコへのこだわりはかなりあったので事あるごとにタコを登場させていたんではないか?という佐野さんの推理w

佐野「タコは外せないんじゃないですかね?」

石橋「そこが。笑」

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お気に入り作品 その4

続いてはタカさんのお気に入り作品。

「ガメラ 対 大悪獣ギロン」(1969年)

毎年、春休みに封切られていたガメラシリーズ。“子供の味方”亀の怪獣ガメラシリーズの第5作目。

石橋「ガメラもやっぱすごい観ていたんで。」

ただ、タカさんはこの作品でどうしても気になるポイントがあるそうで、それは主人公の1人である外国人の男の子が被っている帽子。

子供らしく野球帽を被っているのですが、野球帽の代名詞的な巨人の帽子ではなく、なぜかロッテオリオンズの野球帽を被っているという点。

石橋「これがずう~っとちっちゃい時気になっちゃって。なんでロッテの帽子を。」

他の惑星に不時着してしまった少年たちを助けるために駆け付けたのがガメラ。そのガメラを迎え撃つのが頭がナイフになっているギロン。

この作品中ではガメラが怪獣映画ではありえない大技を披露しているのですが、

それがコチラの視聴動画。

ご紹介した動画の後には、着地を決めたガメラに対して「ナイス!9.95!」という少年たちのセリフが続くんですね。

この映像を観ながら佐野さんは「あ~やっちゃったね。」の言葉w

公開年の前年にメキシコシティーオリンピックが開催されたという事でこんな演出がされたんですね。

ミッツ「人間界の色んな事情だったり、世相みたいなものに寄ってますね。笑」

佐野「まだいいですよ。ガメラは。」

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怪獣映画とは?

最後に佐野さんに「怪獣映画とは?」という質問をぶつけてみると、

佐野「ホントの日本の魂ってのは何なんだろう?って。そりゃあ幕末からの近代国家の日本ではなく、古来から脈々とつながる、もっと土着的なものなんじゃないかという風に思いがあったって事が続けて観るとよく分かる。」

「神様なんですよ。」

  • ゴジラ=龍蛇(りゅうじゃ)さま(祝福の神)
  • ラドン=八咫烏(やたがらす)(導きの神)
  • モスラ=おしら様(蚕の神)
  • キングギドラ=ヤマタノオロチ

佐野「そういうの全部託してるの。神話ですよ。怪獣そのものが神様なんだけど、神話体系ですよね。だから僕が、魂の棲む祖国っていうのは怪獣たちの棲む国にあるね。」

石橋「おっほっほっほ~!すごいなぁ~!」

ミッツ「怪獣の国っていうのはファンタジーなのかもしれませんけど、そこの部分に自分の魂があって冬彦さんになったり。そういう事ですか?」

佐野「そうそうそう!やってる時は冬彦の時もそうだし、団地の主になったりね。そういうのは芝居じゃないんだよね。どっかね。」「芸能はやっぱりその為にあるんじゃないかなと思うよね。特にこの異形のものが許される作品はもう最後の砦のような気がするんですけどね。」

石橋「もう一回最初から。笑」

佐野「猿系の元祖の映画が実は、これホントはおすすめしたいんだけど、これは名作!」

ミッツ「何てやつですか?」

佐野「獣人雪男」「これが・・・」

話し始めた佐野さんですが、ここであえなく番組はエンディング。

次回予告ではゲストによゐこを迎えて、名作漫画の気になる最終回を語りつくします。

来週はお休みで次回は10月8日月曜日23:30からのスタートのようですね。

【「石橋貴明のたいむとんねる」に関する全記事はこちらのリンクから】

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