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羽生結弦『己に勝った上で勝ちたい』世界フィギュアスケート選手権前の独占インタビューで何を語った?


19年3月18日午後9時頃に都内でフジテレビの独占インタビューに応じた羽生結弦。世界フィギュアスケート選手権の開幕を目前に控えて羽生結弦が語った「苦しいのは幸せの前段階」「この舞台でどれだけ自分が燃やし尽くせるかだと思う」「貪欲なんで。もっともっと競技者としての幸せを掴みに行きたいと思います。」「誰に勝ちたいとかじゃなくて『己に勝った上で勝ちたい』」とは一体何だったのでしょうか?

というわけで19年3月19日放送のフジテレビ系「FNNプライムニュース α」内で流された羽生結弦の独占インタビューの様子を全文ご紹介します。

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怪我の間の過ごし方

19年3月18日午後9時頃に都内でフジテレビの独占インタビューに応じた羽生結弦。

世界選手権を目前に控えて一体何を語ったのでしょうか?

羽生「まあとりあえずやれる事はやってきたかなって思ってます。まあ完治とは言えないんですけれども、しっかりと自分が納得できるレベルまでは戻って来たなという感触はあります。」

2018年11月のグランプリシリーズ ロシア大会のフリー公式練習中に右足首を負傷した羽生結弦でしたが、それから4か月。

その間の過ごし方については、

羽生「とりあえずループまではしっかり戻ってます。もちろん精神的にも辛かった時もありますし、あと前回の怪我とはまた違った部位だったので、その治療の方針だとか、また治り方の違いとかそういった所でも色々歯がゆい思いをした所だったりとか、難しいなっていう風に思ったりとか、そういった所もありました。」

「ただ、やっぱりオリンピックで復活で来たっていうそういう自信もありましたし、あとはまあ苦しいのは幸せの前段階だと(笑みをこぼしながら)思ってここまでやって来れたかなとは思ってます。」

「トロントでの練習だとかは120%やれる事はやってきたかなぁという風に思ってるので、あとはまあここでいかに100%出せるかっていう事が大事かなと思ってます。」

「まあ現段階の自分の理想としては、まあ100%かなと思ってます。」

新プログラムへの思い

今季は、

  • SP:ラウル・ディ・ブラシオ(Raul Di Blasio)「秋によせて (Otoñal)」『振付 ジェフリー・バトル』
  • FS:エドウィン・マートン (Edvin Marton)「Origin」『振付 シェイ=リーン・ボーン』

の構成ですが新プログラムへの思いとは?

羽生「まずはこのプログラム2つを完全に滑り切るまでがすごく大変だったので。まあ平昌オリンピックの時はある程度滑り込んだプログラムだったのでまだ良かったんですけど、今回はやっぱり新プロ(新プログラム)なんで、やっぱ復帰っていう所でもちょっと難しい所があったんで。とにかく滑り切る事を重視してきました。」

シーズン前(怪我をする前)と今との違いは?

羽生「もっとスケートを楽しもうと思ってたんで。笑。あの頃って。もっとなんかもう自分の為にこのプログラム滑りたいなぁって。自分が一番滑りたかった曲で、憧れの方々へトリビュートして滑れたら気持ちいいだろうなぁ。楽しいだろうなぁって思って、最初作ってもらったのがきっかけなんで。まあそういう点では全く違った気持ちで今この2つのプログラムを滑っていますし。」

「自分自身を超えたいっていう意味ではホントにもっと熱いものが灯ったものになってるんじゃないかなとは思います。」

「ずっとくすぶり続けてたんで。笑。すごく練習の時もしっかり燃やしながらやって来れたと思ってますし、あとはホントにこの舞台でどれだけ自分が燃やし尽くせるかだと思うので。」

「まあ勝ちたいっていう思いはすごいありますし、みんながどういう演技をしても自分が頂点に立つっていう気持ちももちろんあるんですけど、まずはノーミス、完璧な2つのプログラムを目指したいなって思ってます。」

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勝ち負けとは?

復帰の舞台となるのは日本開催での世界選手権。2年振りの王座奪還に懸ける羽生結弦の思いとは?

羽生「やあもう、勝ち負け大事だと思います。笑。やっぱ競技者として、もちろんこうやって試合に出れなかった期間も含めて色々考えてはいたんですけど、やっぱり競技者としてやってるからには勝つことが一番最高の喜びだと思ってますし、もちろんオリンピックっていう一番大きな試合で一番高い所に行けて幸せは掴み取ってはいるとは思うんですけど。貪欲なんで。もっともっと競技者としての幸せを掴みに行きたいと思います。(笑みがこぼれると)笑ってしまった自分で。笑。」

「みんなここに照準合わせてますし、僕自身もしっかり照準合わせて来れたと思ってるので、みんながピークの中で勝ちたいっていう気持ちも強いですね。」

「もちろん点数的にはネイザン選手(ネイサン・チェン)のナショナルの点数とか、もちろんすごいなとは思ったんですけど。」

補足情報として2018年の世界フィギュアスケート選手権王者のネイサン・チェンは2019年1月に開催された全米フィギュアスケート選手権(U.S. Figure Skating Championships)でショートプログラム 113.42点、フリースケーティング 228.80点の合計 342.22点(非公認記録)で3連覇達成。

 コチラがネイサン・チェン フリーの視聴動画。

羽生「まあ今現段階として自分がやってきた事とかを振り返ると自分がしっかりここから試合に向けて調整し切れれば問題は無いかなと思っているので。誰に勝ちたいとかじゃなくて『己に勝った上で勝ちたい』っていうのが今回の感じです。」

「もちろん勝ちたいんですよ?笑。もちろん優勝はしたいんだけれども、今シーズン含めての、今シーズン今まで試合ちょっとしか出来なかったかもしれないですけど、その中での羽生結弦を超えたいって思ってます。」

以上、強い思いを口にした羽生結弦。

タイトル奪還を目論む王者の戦いに注目ですね。

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