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あおり運転を英語で表現するには?その他関連語の意味やスペル、どんな使い方が一般的?


近年になってからメディアにも大きく取り上げられて社会問題のようになっている“あおり運転”の問題。何らかの原因によって突然腹を立てて前方を走る車に異常接近、または進路を無理やり塞いで停車させ、車を降りてから威嚇したり暴力を振るうなどの行為は死亡事故・事件なども誘発して到底許されるものではありませんが、ではこのあおり運転を英語で訳すとどのような表現になるかあなたは知っていますか?

というわけで、英語で「あおり運転」を意味する単語やそのスペル、一般的にどのような場面で使われる単語なのか、その他の関連語について調べてみました。

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あおり運転を英語では?

あおり運転を英語で表現する場合は“tailgating (テールゲーティング)”と表記されることが多いですね。

ただしこのtailgatingという表現自体に「悪質な、悪意を持った」というニュアンスが必ずしも含まれないという点には注意が必要です。

日本語であおり運転と言う時はまず間違いなく悪意の意味合いが含まれますがtailgatingではそうとは限りません。

tailgatingで表現するのはあくまで前方の車に接近して走る事であって、うっかりそうしてしまうケースや長距離ドライバーが空気抵抗の削減(燃費向上)の為にわざと車列を作るケースなども大きく含めてtailgatingと言うんですね。

長距離ドライバーのケースではお互いに示し合わせるようにわざと行っているので悪意のニュアンスはありませんよね。※ただし危険な運転で事故につながりかねない行為なので周りから見たら迷惑行為には映りますが。

例えばこんな動画。

ちなみに前方車にぴったりくっ付いて走るドライバーの事は“tailgater (テールゲーター)”と呼びます。

tailgateとは?

語尾にingやerが付いているので察しの良い方は“tailgate (テールゲート)”が元になっているのはお分かりになると思いますが、

このtailgateは元々トラックの後部に付いている扉の意味です。tailは尻尾でgateは扉という意味ですね。

日本だとあまりなじみが無い単語かもしれませんが軽トラなどではこの装備が付いていますよね。

ちなみに日本だと軽トラなどの後部についている扉の事を「後あおり」と言うそうなので、これはこれで興味深い一致だったり。

海外だと日本とは比較にならないぐらいにピックアップトラックが自家用車としてメジャーな存在だったりするので、より一般的な単語。例えばこんな動画。

これに関連した語として“tailgate party (テールゲート・パーティー)”と呼ばれるものがありますが、これは駐車場などに沢山の車が集まってお互いにtailgateを開放し合って飲み物や食べ物を振る舞ったりしてBBQパーティーなどを行う事を指します。

特にアメフトやバスケットボール、野球などのスポーツイベントに関連して開かれたりですね。

※動画内ではフロリダ大学のケースが取り上げられていてtailgatorと表記されていますが、これはフロリダ大学のアメフトチームのGatorsの名称に引っかけた綴りになっているので混同しないように。

これらもtailgatingと表現するのでこれは全く持って良い意味。

あおり運転とは大きく違って非常に友好的なイベントですよね。

このtailgateはアメリカにおいては非常にメジャーなイベントなのでtailgateだとあおり運転よりコチラの意味での使い方の方が一般的だったり。

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関連した語

さて、このあおり運転を意味するtailgatingと関連の深い単語として外せないのが“road rage (ロードレイジ)”という言葉。

roadは道、rageは激怒という意味ですが車の運転中に起きる危険運転や暴力行為などを広く指して使う語。

この単語は1980年代後半にアメリカで使われ出した言葉のようですが、当時カリフォルニア州で発生した高速道路における銃撃事件に端を発して誕生したとの事。

ちなみに後ろを走る車に警告したり、威嚇したりする目的で行う急ブレーキやちょんちょんと何度も繰り返すブレーキの事を英語では“brake check(ing)”という言い方をしたりしますね。

当然ながら自らの身や車も危険に晒す行為で重大事故につながりますので避けるべき行為ですよね。

という事で以上、英語におけるあおり運転やその他の関連語についてのご紹介でした。

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