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第77回 NHK「チコちゃんに叱られる!」“群れ見”(群れクイズ)&水滴のぽちゃんってなんの音?


20年1月17日放送の第77回 NHK「チコちゃんに叱られる!」で紹介された疑問は、水滴のぽちゃんってなんの音?というなかなかトリッキーなもの。そして今日から目指せ大型連休!と銘打たれた働き方改革のコーナーでは “群れ見”(群れクイズ)という新企画。

ということで、20年1月17日に放送された第77回 NHK「チコちゃんに叱られる!」の様子をまとめてご紹介します。

※本記事では番組後半に紹介された疑問をまとめておりますので前半の2問は別記事でフォロー。

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出演者

【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)

【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)

【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)

【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史

【ゲスト】島崎和歌子、森山直太朗

【VTR】小沢仁志

働き方改革のコーナー

“群れ見”(群れクイズ)

もうお正月も終わって世間は通常モードに戻っていますが、そうなると次なる連休はGW。NHK的に言うと大型連休。

という事で今回からは「目指せ大型連休!働き方改革のコーナー」ですね。

今日の企画は「群れ見」と花見的な言い方をするチコちゃんですが、その名の通り色んな動物の群れを見てみようという趣向w

さらに「新企画 群れクイズ」とチコちゃん。

群れを見て何の動物か当てるクイズのようですが、まずは難易度1。

YouTube動画。チコちゃんでは空撮映像からでしたが、アップの映像でご紹介。

もちろん正解はカバの群れですね。その数およそ1200頭にもなるのだとか。

カバにとって肌の荒れや乾燥を防ぐために水は欠かせないもの。乾季になると少ない水場を求めてカバプールが出来上がるのだとか。

続いて難易度2。

正解はコウモリの群れ。その数およそ1000万匹。

エサ場を求めて夜の間に大陸を大移動。ザンビアのカサンカ国立公園名物「カサンカのコウモリ大移動(Kasanka Bat Migration)」の映像でした。

続いては難易度3。

正解はカニの群れ。オーストラリア・クリスマス島で見られる光景ですね。

海でふ化したカニの赤ちゃんが巣のある森へと大移動。その道のりは9km。

民家や道路もお構いなしに横切りますが、赤ちゃんを踏まないように送風機で飛ばしながら通行してケアしたり。

島に住む人にとっては毎年お馴染の恒例行事ですね。

3問やってみて最初のカバが一番難しかったと岡村さんw

ここで久しぶりのにらめっこミニコーナー。

チコちゃんが羽根になって羽子板でラリーされるという新作ですね。

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チコちゃんの疑問その3

水滴のぽちゃんってなんの音?

3問目は笑いから入るいつもの始まり方。

気を取り直して指名は、この中で水も滴るステキな大人ってだーれ?

岡村さんが立候補。

水滴の奏でる音について聞くチコちゃんですが、

チコちゃんの疑問は、

水滴のぽちゃんってなんの音?

もはや疑問にも思った事が無いような突拍子もない疑問が飛び出して岡村さんも流石に面食らっている様子。

「物質と物質の接触プレーだね。」と岡村さんも変わった角度から攻めようとしていますがw

「水が水に戻る音」という結論をひねり出した所で、

チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

音という事でミュージシャンの森山直太朗さんにムチャぶりされていますが、

森山直太朗「破裂音なんじゃないですか?」

チコちゃん「なんの!?」

何かチコりそうな雰囲気のリアクションをするチコちゃん。

「水面が割れる音」という結論ですが、

チコちゃん「うわー!ダメ~!」

森山直太朗「なんだよ!もう!だったらいっそのこと叱って欲しいよ!」

残念でしたw

日帰り温泉でインタビューしてみると、水面に触れた時に鳴る音という答えが出ますが正解は出ず。

という事でまたしても小沢仁志さんの元へ。

「また来たのか?お前。」と早々にケンカ腰ですが、疑問を投げかけると「それの答えが何の役に立つねん。」と怒り心頭w

身もふたもないw

ということでチコちゃんの答えは、

100年間世界中の科学者の間でずっと謎だったけど”ぽちゃん”ではなく“ぽ”と“ちゃん”であることがついこの間やっと分かった

森山直太朗「長いな!笑」

岡村「ホトちゃんみたいな。」

それは蛍原さんw

解説は97人ものノーベル賞受賞者を輩出しているイギリスのケンブリッジ大学で、今回ぽちゃんの音を解明したというアヌラグ・アガルワル教授(Dr. Anurag Agarwal)と学生のサム・フィリップス(Samuel Phillips)さん。

ビデオ通話でご出演。

ぽちゃんの音は水滴が水面にぶつかる時に鳴る音だと思っている人が多いかもしれませんが、実はあの音は水に残された小さな気泡が発しているのだとか。

このメカニズムは100年以上も謎のままでしたが、2018年に遂に解明。

友人宅に泊まった際に雨漏りの音で眠れなかったというアガルワル教授の個人的な体験がその解明のカギになったそうですが、

そのメカニズムは、

  • 水滴が水面に向かって落ちる
  • 水滴の重みで水面が凹む
  • 凹みが閉じはじめ、閉じる直前に気泡が発生
  • 気泡が振動して”ぽちゃん”と鳴る

というのが大まかな説明。

手書きイラストで解説するアガルワル教授なので、NHKスタッフも負けじとパラパラ漫画を作成して対抗。

「ぽちゃん。」「NOぽちゃん。」と言いながらパラパラ漫画を添削するアガルワル教授w

ちなみに英語だと水滴の音は“plink”と表現するので英語だとぽちゃんとは言いませんw

流石にこれでも分かり辛いので動画を使って説明。

コチラがYouTubeで見る、気泡発生の瞬間(ぽちゃん発生)の映像。

水滴が水面に落ちる瞬間を水面より下から見た映像。

水滴が落ちて水面に凹みが発生し、凹みは元に戻ろうとします。

凹みの底が一度平らになり、そこから気泡が発生。

この気泡が切り離された瞬間に“ぽちゃん”発生。※動画だと00:27付近

水滴の重みで水面が引き伸ばされ、千切れるように気泡が発生するのですが、最初に出来るいびつな形から球体に戻ろうとする事で気泡の表面がグニャグニャとたわみ、そのたわみから生まれた振動が水面に伝わって音が鳴るそう。

ただ、この撮影された動画はスロー映像ではあるものの、肝心の音は一緒に収録されていないという事で、チコちゃんに叱られる!では独自の映像撮影に挑戦。

アガルワル教授たちの論文を検証しているという筑波大学の京藤敏達教授に協力を仰いで音が鳴る瞬間を捉えるというチャレンジ。

検証ではハイスピードカメラと騒音計を組み合わせて映像と音を同時に記録。

すると気泡が出来る瞬間に「ボン。」という音が発生。しかも水滴が水面にぶつかる瞬間には何の音も鳴っていないというのもポイントですよね。

音声波形データで詳しく確認してみると水滴が水面に到達してから音が出るまでの時間は0.06秒というタイムラグがある事を確認。

しかしここで京藤教授は水滴の音が“ぽ”で終わってしまっていると指摘。

そこで実験の続き映像を確認すると、水滴によって発生した水柱によって再度水滴が生まれてもう一度水面にぶつかり、第2の気泡が発生した事によって鳴っている音を新たに確認。

これが“ちゃん”の正体。

音声波形データでも第1の気泡の約0.2秒後に第2の気泡によって音が鳴っているという結果。しかも第2の気泡による音は小さくて高い音という事も分かります。

京藤教授によれば第1気泡の音は“ぽっ”で第2気泡の音は“ぴっ”。

そうなるとなぜ“ぽぴっ”ではなく“ぽちゃん”と聞こえるのでしょうか?

京藤教授「それは分かりません。笑。調べるのはすごい難しいです。見えないですから。」

これはまだ世界の科学者たちが解き明かせていない謎のまま。

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京藤教授「役に立たないって事が大事なんです。今、役に立たないっていう事は、でも新しいことが分かれば将来役に立つわけです。」「そういう理屈もあります。笑」

何となく煙に巻かれたような気もしないでもないですが名言が誕生w

「今役立つことは、将来役立たないが。今役立たないものは、将来役に立つ。by 京藤教授」

小沢仁志さんにも聞かせてやりたいこの言葉w

という事でコチラが結論。

水滴の“ぽちゃん”という音は“ぽちゃん”ではなく“ぽ”と“ちゃん”

でした。

アガルワル教授とフィリップさんのお泊まりの時に気になる事は?という質問には、白いご飯が出てくるタイミングという答えのチコちゃんw

ひだまりの縁側で・・・コーナー

最後はおたよりコーナー。

今日は大きめのおたよりをくわえるキョエちゃん。

新成人に向けてメッセージをどうぞと岡村さんに促すキョエちゃんですが、真面目な挨拶に「さして笑いも無く」「令和の爆笑王」と強烈なイジりw

気を取り直して今回紹介するおたよりはエアメール。

レター・フロム・カナダですね。

日本語を勉強中というバンクーバー在住の方で、現地でNHKのチャンネルも観ていてチコちゃんを楽しんでいるとか。

キョエちゃんが好きというメッセージには、

キョエちゃん「サンキュー。照代。」

それは夫婦漫才コンビの春日三球・照代さんw

おたよりの内容は「日本にはなぜ暖房システムのセントラル・ヒーティングがない?」という疑問。

そこで専門家からの受け売り情報。監修は近畿大学の岩前篤教授。

セントラル・ヒーティングとは欧米で一般的な暖房システムで一括で全部屋の暖房を管理する暖房の事ですが、気密性の高い欧米の建物に比べて、蒸し暑い日本では通気性を重視して気密性の低い住宅設計で紙と木を使った建築が伝統的で、暖房は各部屋ごとに分けてつけるという習慣が残っているからというのがその説明。

日本でも住居の欧米化に伴ってセントラル・ヒーティングが導入されるケースが徐々に増えているそうですが、その普及率は未だに1%以下だとか。初期費用が高いというのも導入への壁になっているようですね。

確かに北米では学生が住むようなアパートでもセントラル・ヒーティングが当たり前だったりですが、日本だとまずお目にかかる事が無いですよね。

代わりに日本にはコタツという伝統的な暖房もあって、コタツ最強説を唱える岡村さんだったりw

おたよりのあて先は、

〒150-8001 NHK 「チコちゃんに叱られる」係 宛て

※お名前/ご住所/ご連絡先(電話番号やメールアドレス)をご明記ください。名前のわきに「5さい」と書いてください。

番組公式ホームページ http://nhk.jp/chikochan

ですね。

最後は機内でお医者さんを探すCA風のアナウンスを展開するキョエちゃん。

キョエちゃん「ズキューン!・・・なんじゃこりゃぁああ!!」

もうムチャクチャな展開でオチw

最後の2人の回答は、

チコちゃん&岡村「今度は暖かいときに日本に来てね。」

キョエちゃんのお別れのセリフは「みんなおたよりありがとう~!」

次回放送予定は?

次回放送予定は、

20年1月24日(金) 夜7:57スタート(一部地域を除く)

20年1月25日(土) 朝8:15スタート(再放送枠)

登場予定ゲストは、

共に初登場となる雨宮塔子さんと福山雅治さん。

そして放送予定の疑問は「新聞の4コマ」「鍾乳洞」「脂の乗りと美味しさ」に関するものが出題予定で、

  • 新聞に4コマ漫画が載っているのはなぜ?
  • 鍾乳洞はなぜあんな形?
  • 脂が乗っているとなぜ美味しい?

の疑問が登場するのではないかという予想。

そしてエンディングのキョエちゃんのおはがきコーナーでは高校の美術部から送られてきたある名作が紹介されるとか。

という事で次回が待ち遠しいですね。

前半の第1問、第2問はコチラの記事で。

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから

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