アダルトな海外動画サイトで検索されるワード”cuckold”とは?ある特殊な性癖。
あなたは“cuckold”という単語を知っていますか?受験英語で目にする機会は恐らくないと思うこの単語ですが、実はこれ「妻や彼女を寝取られた男」、「他人の妻や彼女を寝取る」という意味合いになります。日本だと「NTR」。
初めてcuckoldが文字として表現されたのは12~13世紀まで遡るそうなので長い歴史を持っている事が分かります。
そこで、海外動画サイトとして有名な「Pornhub」が最も検索されるワードのTOP100のうちcuckoldについてまとめた統計レポートを発表していますので、その中身について見てみることにしましょう。
レポートを見ているとお国柄が出ていたりと興味深い内容になっているようですね。
スポンサーリンク語源や文学作品の中のcuckold
カッコウには「托卵」と呼ばれるずる賢い習性があり、簡単に言うと他の鳥の巣に自分の卵を産みつけて育ててもらうというものです。この習性から転じて「寝取る」というニュアンスでcuckoldという言葉は使われるようになりました。
恐らくこの単語を広めたのは、かの有名なウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare)でしょう。彼の作品にはこのcuckoldという言葉が数多く書かれており、「ハムレット」や「オセロ」にも当然のように出てきます。
Pornhubのレポート
文学作品に登場する場合とアダルトサイトで検索される場合とでは、かなり意味合いも性に直結したものとなるのが興味深いところです。
アダルトサイトでcuckoldとはフェチズムの一種で「妻や彼女が目の前で他の男に蹂躙されるのを眺める」といったニュアンスとなります。
毎月175万人のユーザーがcuckoldやその略語であるcuckやcuckedを検索しているようで、2013年1月から2016年11月の間に人気が57%もアップしているそうです。
検索される全てのトラフィックのうちcuckoldが占める割合がこれだけ増加したと言う事ですので、サイトの規模がどんどん大きくなっている事とは無関係なようですね。
男女の性差や年齢で見ると、男性の方が女性と比較して58%も多くcuckoldに関連した検索をしているそうです。そして年齢層別で見ると、45歳から64歳の年齢層で多く検索される傾向にある事が分かります。逆に若い世代になるとあまり検索されなくなるようですね。
米国の州によっても差があるようですね。地域差については移民が多く、非キリスト教の傾向があるリベラルな州で多く検索されているような印象です。
検索ワードについて
cuckoldと一緒に検索されるワードのランキングはこのようになっています。
1位の“humiliation”は恥辱、屈辱というような意味ですが、一般的に日本で言われるSMのようなイメージでしょうか。女性が支配的な立場になるパターン(femdom)が多いようです。
amateurはアマチュアという事で「素人もの」という意味ですね。後に続く“cleanup”や“bisexual”は文字にするのも憚られるような過激な内容になりますのでここでは控えさせていただきます。
あと、特筆すべき点として“interracial”というキーワードがあります。
これは異なる人種間の場合に用いられる単語なのですが、cuckoldと一緒に検索されるとよりシチュエーションが限定されますね。
この辺は人種差別的な意味合いも含まれる話題なので非常にデリケートなのですが、文化的な背景に人種という問題は根強くあるという意味でもありますね。
cuckoldを検索する人の嗜好
cuckoldを検索する人が他にどのようなものに興味を持っているかを知るために、cuckoldを検索する直前に検索していたワードについて見てみましょう。
全体的にSM嗜好のある人が、そのプレイの一種としてcuckoldを検索しているような印象ですね。
並んでいる検索ワードは関連した単語が多いので当然と言えば当然ですが。