なぜお線香をあげるのか?その意味について。NHK「チコちゃんに叱られる!」より
NHKで放送された「チコちゃんに叱られる!」では日常生活にある様々な疑問について「チコちゃん」から投げかけられる素朴な質問に対して出演者が回答するという形で番組が進行していきます。
一応雑学をテーマにしたクイズ番組という位置づけですので番組内で紹介された雑学についてご紹介します。
番組内容に関して簡単な説明を、
スポンサーリンク「人と別れるとき、なぜ手を振るの?」。生活の中で本当は気にして当然なのに、なぜか考えたことすらない疑問、実はいっぱいあるんです。そんなユニークな雑学クイズを5歳の小生意気な女の子、チコちゃんが次々と繰り出します。そして答えられなければ「ボーっと生きてんじゃねぇよ!」とチコちゃんに叱られるんです。翌日にはすぐ人に言いたくなるような、驚いて、感心して、くすっと笑える身近な情報が満載の新番組です。
【ゲスト】岡村隆史,田中美佐子,高橋みなみ,茂木健一郎,【アナウンサー】塚原愛,【語り】森田美由紀
お線香をあげる意味は?
次の回答者に指名された田中美佐子さんは「色んな事にアンテナ張りながら50数年間生きてきました」とおっしゃっていましたが、
はっきりと年齢を言わずにぼかした表現をチコちゃんにツッコまれます。
そして前回紹介した第1問に続いて、チコちゃんから投げかけられた次なる問題は、なぜお線香をあげるのか?その意味についてです。
こんな疑問に対する田中美佐子さんのファーストリアクションは、
それでも何とか回答を思いついた田中美佐子さんは、芥川龍之介を引き合いに出し、
立ち上っていく線香の煙があの世と繋がる、届くというニュアンスの答えでした。
これには岡村隆史さんも「届けへんかっても、そういう気持ちがあるよって事」とフォローを入れますが、チコちゃんの反応は、
やっぱり叱られてしまいました。
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この正解に対する解説は毎年300万人以上もの初詣客で賑わう千葉県は成田山新勝寺僧侶の松岡照英さん。30年以上修行を続けていらっしゃるお坊様です。
その由来を辿っていくと仏教発祥の地インドの世親という僧侶まで遡るそうです。
世親は仏教の教理書である「倶舎論」を著し、その他多くの著作を残している大乗仏教の一大潮流を作った人物として知られています。
このような記述が見られるそうです。
スポンサーリンクVTR終わりは照英さんに対してこんな軽い態度。ちゃん付けで呼んじゃってます。
続いて岡村隆史さんは、「一日三回ぐらいお線香をあげるのは良い事なんですね?」と聞き、これにはチコちゃんも「それはエエ考えやと思うわ」と同意します。
これについて「線香は1本分が1食分なのか?線香の本数は関係ないのか?」という新たな疑問が岡村隆史さんからチコちゃんに逆に投げかけられるのですが、
「チコさ~ちょっと眠い~」と急な眠気で誤魔化されてしまいました。
以上のようにお線香をあげる意味については説明されていましたが、その他にも沢山の説が出てくるようですね。
ちなみに、番組内で紹介された興福寺にある世親の像は「木造無著菩薩・世親菩薩立像」という2体の兄弟像の一つとして安置されています。
興福寺が属する法相宗という宗派は大乗仏教宗派の一つで、興福寺は玄奘が訳した世親の倶舎論を研究する中心地だったそうですので、興福寺にとって世親と倶舎論は無くてはならない存在なんですね。
【NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから。】