滝沢カレンの不思議な日本語がすごい。その全発言集。「きらきらアフロ」から。
独特な日本語が話題になっている滝沢カレンさんが、あろうことかたった2人でフリートークを展開する「きらきらアフロTM」に出演するという事で、どのような展開になったのか気になったので見てみました。フリートークのお相手は笑福亭鶴瓶師匠という事もあって、1対1でどのような話の流れに持っていくのかという点も楽しめますね。
というのも、本来のこの番組「きらきらアフロTM」では松嶋尚美さんが相方を務めていますが、今回はインフルエンザで欠席ということで先週の放送に引き続いてピンチヒッター(代役)での登場だったんですね。
先週は陣内智則さんが代役で、喋りに慣れたタレントさんであれば、どんな感じの番組になるかは展開が見えやすいので無難なキャスティングだと思いますが、今回の滝沢カレンさんを抜擢するという英断は思い切ったなという印象ですね。
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まずは登場シーンから
まず、滝沢カレンさんの呼び込みをつるべ師匠が発表した際の観覧のお客さんのリアクションが独特でしたね。これどんなことになっちゃうの?という雰囲気でどよめくような不思議な歓声でした。
モデルさんということもあって釣瓶師匠から一周回ってあげてという言葉が。すると2人して回ります。
落ち着きが無いのか手の位置がなかなか定まりません。カモンというようなジェスチャーまで。
控え室での会話から。家族もみんな一人っ子?
今度は師匠から控え室での会話を繰り返すような形で何人兄弟?という質問に対して 「一人っ子です。」「家族もみんな一人っ子」という発言があったと暴露されていました。
その真意を問われると、「私ももちろん一人っ子だし、お母さんも結構、遡ってもみんな一人っ子で。」
なるほど、滝沢カレンさんの発言から、すぐにおかしな日本語に想像してしまいがちですが、よく考えると一人っ子だけで構成された家族というのはおかしな話というわけでもなさそうです。
納得した様子の師匠から続けて「お父さんも一人っ子なの?」という問いかけが、
–「みんな一人っ子なんで、親戚がいないで、いないで有名」「それでもお父さんのお父さん、お母さん。お母さんのお父さん、お母さんはいてはるでしょ?」
出身地について
「東京で生まれ育ったんやね?生まれた所はどういう感じ?」
「ほんなら港区とか中央区とか、そういう感じですね?」
–「区で言うと世田谷区に入りますけど。」「その、結構、あの森林。」「公園がすごい多いところ。」
「等々力とかその辺りや?」
「うちの娘もあの辺に住んでんですよ。」
–「あ~そうですか。」
「上野毛(かみのげ)とか言うところね。」
「知らないの?おかしいやんか。世田谷で上野毛とか等々力とか。等々力は知ってんの?」
急に冷たく反応している所も笑いを誘います。
–「そっちじゃなくて、電車が一本しか走っていないところがあって、もうちょっと、言ってる所じゃなくて。」
「分かりました。砧公園や。」
どこまで言っても分かり合えないので、師匠も先へ進めて、
「周りも友だちも別に外国の人でもなんでもないわけでしょ? 」
–「そうですね。ずっとそういう本当に。」「学校に通ってたんで、私。」
「その割には片言ですよね?」
–「片言じゃないです。緊張しちゃうんですね。」「TV出ててこそ、緊張してるっていう事になってるんですけど。」
–「人見知りなんで、こう見えて。こういう人がいるところとかすっごい本当は。苦手だったのに、でも本当は好きっていう。」
松嶋尚美と滝沢カレン
「分かりました。分かります。私はあなたみたいな人と長い事やってるんですよ。」
–「ふーん。」
「日本人ですけどね。」
「あなたと、まあ全然違いますけど、ここにいてはる人は割と。日本人ですけど。」
–「松嶋さん。」
「日本人やけど何言うてるか分からん人。この人、強烈な人ですよ。知ってますか?オセロの松嶋さん。」
–「もちろん。」
「シンパシーを感じるでしょ?」
–「いっつも喋りかけてきて。すごい優しい。大好きです。」
「松嶋喋りかけてきてくれるの?」
「どっかでって。」師匠の相手のトークの流れを邪魔しないように挟む一瞬の一言突っ込みは流石です。
–「会ったらもう絶対喋りかけてくれる。」
「色々言うてくれるんや。ほんなら喜んでるわ。今インフラ・・・」「俺もおかしなってるわ。」
鶴瓶師匠も言い間違えの多い方ですのでこれは平常運転ですね。特にカタカナは。
「インフルエンザでね。ちょっと寝てるから。ちょっと松嶋さんに言うたってください。代わりにやってますよ言うて。」鶴瓶師匠はカメラに向かってメッセージを伝えるように促します。このフリ方は絶対にボケさせようという流れですよね。
–「はい。松嶋さ~ん。滝沢カレンです。あの~すごいことになってしまったのは本当に。あの。早く治して欲しいですし、つるべさんもこうやって待ってます。是非あの早く治してください。」
途中で不思議な箇所がありましたが、何とか乗り切りました。
滝沢カレンさんとその友だち
「あと2日か3日ぐらいで治るみたいですけど。なったことないんですか?インフルエンザ。」
–「インフルエンザはもう超!」「超っていうか1回だけあります。」
「緊張してるからや。やっぱり超とか入れてまうねんね。超ってあなたらの世代は割りと言うでしょ?」
「それ余計やねん。スゴいは俺らでも言うやんか。」「友だちは日本の方が多いわけですか?」
「そういう学校って。アメリカンスクールじゃないっていうね?」
–「そうです。日本人だけの。その区の学校に。言っていいのかな?区の学校に行ってた。」
「こないしてテレビ出てたら、カレンよう出てるねとか言われるやんか?」
–「すごい言ってきて。LINEとか来る子は来るし、集まりがあったらその時にも言ってくれます。いるいるみたいな感じで。」「いるいるっていうか行く行くか。」
注目されるようになったきっかけ
「全然、歳も違いますしね。私は65歳です。」
–「見えない」
「ありがとうございます。いくつぐらいに見えますか?」
「カレンはいくつに見えるかちょっと分からないわ。23?」
–「あっスゴ~イ。24。近~い。」
「いつ頃からテレビ出てはんの?」
–「テレビは22歳の頃。1年半前。」
「有名な人といっぱい出てるやん。(明石家)さんまとも出てるやん。さんまが一番最初に見つけたんやな?あなたの変わったところを。」
–「そうです。さんまさんのあるもので」
「さんま御殿やったの?あんなとこに最初出て喋るってむつかしいやろ?」
–「考えただけで、思い出したくないくらいの緊張が。本当にすごくて。もう穴という穴から汗が出るっていう感覚になっちゃって。」
特技の即興四文字熟語
「人をぱっと見たら四文字熟語で言えるいうて。毎日違うんでしょ?ほんなら今日の私は何なんですか?私の四文字熟語は。」
「えっ何?」
–「いを入れちゃえっていう話になって。」
「一般の人もぱっと見て分かるわけ?」ここで観覧のお客さんから釣瓶さんが指名して滝沢カレンさんが即興で四文字熟語を答えることに。
一時期、有吉さんが共演者にあだ名を付けるという芸を披露していたのに似ていますね。ディスってる感じも入ったりとか。
道で声を掛けられたら?
「道歩いてて声掛けられる事はないの?」
–「そりゃもちろんある日もありますけど、無い日ももちろんあって。」
「声掛けられたらどうすんの?私ら普通に」
–「どうしてるんですか?」
–「そういうことももう言われちゃうんですね。もう絶対ですもんね。」
「えっ?」
–「絶対じゃないですか。ウソつけないじゃないですか、この見た目で。なんていえばいいのかな。もう違うとは言えない。」
憧れのモデルさんは?
「まさかこういうね。モデルさん。」
–「そうなんです。本当はモデルやってて。」
「いや、それはJJのモデルやろ?」
–「ありがとうございます。」
「さっき本来てたもん。」
–「あっそうですか。」ここは急にそっけない返事
–「JJのモデルやってやんす。」
「やってやんすて。」鶴瓶師匠はこういう細かい言葉尻も逃しませんね。
このツッコミには感心した様子です。
「やっぱりモデルさんに会うたほうがアガるんですか?例えばうわっ梨花やとか。」
–「そうです。そうです。思います。梨花さん。長谷川潤さん。」
「こないだ二人でハワイで会うたよ。長谷川潤さん。」
–「え~大大大好きです。」
「梨花もバラエティから出てきたんですよ。もちろんモデルからですけど。今ハワイにずっといてて。この前ご主人とも一緒やったわ。」
突然、おっさんのような低い声でリアクションするカレンさん。
「長谷川潤さんはイタリアンにいてはって。」※恐らくハワイのイタリア料理店でお会いしたんでしょうか。
「面白い事になってる?これ?」
–「いえ、全然。素晴らしい顔してます。」
女優さんとしてドラマは?
–「やりたい。お声がかかればやる覚悟で。」
「今、背高い奴(俳優)多いからね。そういう人との恋愛とかどうやねん?」
「違うやん。ドラマやん。」プライベートの恋愛話と勘違いしてしまったようですね。
–「恋愛系じゃなくて、もう、恋愛系は恥ずかしくて私出来ないです。そんな人前でキスなんて。」
「その、もうちょっと前やんか。壁ドンなんかどうやねん?」
–「いやですよ。もう無理。そんな顔見てられない。なんか、人の顔。」
「台本あったら演技せなあかん。泣くときは泣かなあかんしやね。泣くのんて出来んの?」
–「やったこともないけど。やりたいです。」
「俺もドラマやんねんで。」
–「お笑いで生きてきたっていうイメージがすごいあったので。」
「お笑いでも生きてきたけども、ドラマも出ましたし、映画も出ました。映画ぎょうさんやってんで。」
「今やったら山田洋次監督の“家族はつらいよ”ね。」
–「あ~大好きですよ。」
「にわかには信じられへんけどな」
–「離婚しちゃうやつですよね?」
「そうそう。おお。よう知ってるやんか。」
–「私、男はつらいよ大好きです。」
「そうそう」
–「その後、“家族はつらいよ”で。」
「そうそう。寅さんよう知ってんの?」
–「寅さん大好きです。」
「そうやったら、あの人(山田洋次監督)が作りはった“弟”いうの知らないの?」
「弟で賞もろうたんやで。有名やんな?」
–「ちょうど見なかった。」
単なるやり取りなんですが、滝沢カレンさんが返事するとただの返事ではないように感じるのは不思議です。
滝沢カレンさんがやりたい役
「どんな役やりたいの?」
滝沢カレンさんが読んできた小説
「小説なんかはよく読むわけ?」
–「好きです。今は百年余りの睡魔ってやつを読んでて。結構ミステリー系なんですけども」
誰の本なの?
「いやいや。誰の本やねん?」
–「言えないです。」
「何かいやらしいの?それ」
–「名前忘れちゃった。」
滝沢カレンさんがおっしってたのは恐らくこちらの本じゃないでしょうか。
単行本は絶版のようで、文庫版が新潮、講談社から出ていますので気になる方はそちらをチェックしてみてはどうでしょうか。
「今まで読んだやついこうや。これはいいでっていうようなやつ。」
–「皆さんにおすすめしたいのは、小学生で読んだ本なんですけど、これが今までの私の一位。ずっと一位。」
–「霧のむこうのふしぎな町。千と千尋の神隠しの。それを宮崎駿さんは読んで、あの、それを書こうっていう。」
原作がどちらかで混乱する滝沢カレンさん。