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キリスト教の教えをざっと理解するためのおすすめ映画リスト。LGBT、中絶などのトピックも


LGBTや中絶など現代社会で問題として挙がるトピック、ある意味タブーと言われるものは宗教と深く結びついており、宗教的意識があまり強くないと言われている日本人からすると意外に思うことが多くあります。歴史的に見ると西洋的なモノの考え方に多大な影響を及ぼしているキリスト教の教えをある程度理解しておく事は世界情勢を大まかに掴むための大きな助けになります。

そんな時に役に立つ、キリスト教の教えを理解するスタートとして使えるおすすめ映画リストについてご紹介します。

映画であればわかりやすいですし、楽しみながら知識にすることが出来ますよね。

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新約聖書について理解する作品

イエスの生涯について語られた聖書の内容をベースにして、新約聖書に書かれた教えについてざっと学びたい場合におすすめです。エンターテインメント作品としっかり仕上げられておりますので、わかりやすく、堅苦しいものではありません。

キング・オブ・キングス(1961)キング・オブ・キングス

偉大な生涯の物語(1965)偉大な生涯の物語

イエス・キリストの人物像について描かれた作品

ブロードウェイ・ミュージカルにインスパイアされた映画作品で、現代的で若者の文化の象徴でもあるロックを融合させて上手く演出されています。

ただし、荒唐無稽な現代劇というわけではなくイエスの根源的なテーマに鋭く迫った作品に仕上がっています。敬虔なキリスト教徒の中で物議をかもした作品でもあります。1973年公開の旧版と2000年のリバイバル版があります。

ジーザス・クライスト=スーパースター(1973)ジーザス・クライスト=スーパースター(72年版)

ジーザス・クライスト=スーパースター(2000)ジーザス・クライスト=スーパースター(2000年版)

イエスの人間としての弱さに着目した作品が1988年公開の「最後の誘惑」です。公開時にはキリスト教関連団体から反対運動が起こり、上映中の映画館が放火されるなどの事件も発生したりと大きな波紋を呼びました。

最後の誘惑(1988)最後の誘惑

隣人愛について理解する作品

直接キリスト教や聖書などはトピックとしてはっきり出てくるわけではありませんが、映画のストーリーはイエスの生涯に沿うような形で描かれています。作品タイトルである「ペイ・フォワード」とは隣人愛の教えの一つの解釈と言えます。

1999年公開のシックス・センスで注目された子役のハーレイ・ジョエル・オスメントの好演も光ります。

ペイ・フォワード 可能の王国(2000)ペイ・フォワード 可能の王国

旧約聖書の創世記を理解する作品

アダムとエヴァ、ノアの箱舟、バベルの塔、ソドムとゴモラ、アブラハムの物語など旧約聖書の創世記における有名なエピソードが再現されている作品です。歴史スペクタクル作品のジャンルにもなりますね。

CGではなく実物セットで撮影された迫真の映像は圧巻の一言。

天地創造(1966)天地創造

カインとアベルの物語を理解する作品

スタインベックのエデンの東は歴史上人類初の殺人と言われているカインとアベルの物語がベースとなっています。1955年の映画作品でアメリカ青春映画を代表する名作となっています。

エデンの東(1955)エデンの東

キリスト教的生命観を理解する作品

サイモンとジョーの友情、そしてサイモンの生き方を通じて、神や生命に関する教えを説くというテーマが作品の根底に流れています。

ジョン・アーヴィング原作の「オウエンのために祈りを」の内容の一部がこの作品のベースになっていますので、そちらの書籍もチェックしておきたいですね。

サイモン・バーチ(1998)サイモン・バーチ

人工妊娠中絶とキリスト教の関係性を理解する作品

1940年代のアメリカを舞台に、主人公ホーマーの成長とともに人工妊娠中絶を巡る社会的状況が描かれています。人工妊娠中絶、キリスト教、社会の関係性を描いた作品でそれぞれの関わりを理解できます。

こちらの原作もジョン・アーヴィングとなっていますね。

サイダーハウス・ルール(1999)サイダーハウス・ルール

LGBTとキリスト教を理解する作品

ゲイであることを隠しながらも熱心な宗教者である司祭の青年が主人公。ローマ・カトリック協会が抗議運動を行い、ローマ教皇も声明を出すなど物議をかもした問題作です。同性愛、教会、キリスト教のあり方など、それぞれの関係性に触れられた作品になっています。

司祭(1994)

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