第2話 日曜劇場「小さな巨人」画像で見るダイジェスト。あらすじ。
この度、TBS系列で放送される4月期の日曜劇場で、警察内部の戦いをテーマにしたドラマ「小さな巨人」が放送初回を迎えましたね。主演を務めるのは長谷川博己さん、日曜劇場で初となります。
大ヒットとなった「半沢直樹」と似ているという点が多く言われていますが、むしろ日曜劇場の同枠なので特に問題は無いかなと思いますね。
二番煎じという印象を抱くかもしれませんが、おもしろかったもののバージョン違いだと思って見れば、それはそれで楽しめると思うんですけどね。
ということで、第2話のあらすじ、ダイジェストでまとめてみました。
スポンサーリンク第1話からの流れ
第1話で誘拐されたゴーンバンク社長、中田和正(桂文枝)は現場復帰し、記者会見と新事業発表会が大々的に行われた。
世間では中田社長は誘拐犯に屈しなかった英雄となっていた。
一方、服毒自殺を図り意識不明となった風見康夫(長江英和)は凶悪犯罪者として世間から非難の声を浴びることに。
署内では
誘拐事件を巡って捜査一課に反抗してしまった所轄メンバー。
渡部は「あの男が自殺を図ったのは罪の意識じゃない。失望ですよ!警察が奴に死を選ばせたんだ。罪があるのはむしろ我々の方なんだ。」そう言い放って香坂真一郎(長谷川博己)に辞職願を渡す。
香坂は署長室に呼び出され、重い処分が下ると覚悟するが、
言われた処分は「無断で承認試験を欠席した事への注意」のみ。これには肩透かしを食らって意外そうな表情を浮かべる香坂。
三笠洋平署長(春風亭昇太)が小野田義信一課長(香川照之)に頭を下げて事を治めたのだった。
つまりこれは「これ以上の反抗は許されない」という所轄の敗北宣言だった。
藤倉と柳沢
その頃、事の顛末について探る藤倉良一(駿河太郎)は柳沢肇監察官(手塚とおる)に嗅ぎ付けられる。
何も問題は無かったという報告を受けていた柳沢は不審に思っている様子。
なんとか誤魔化してその場を退散した藤倉は小野田が手を回した事を察する。
「所轄は余計な事をするな」という小野田からの指示を山田春彦(岡田将生)からも直接受け取る香坂。
香坂の戦い方
妻である香坂美沙(市川実日子)に言われた「やりたいことがあれば胸張って堂々と」というアドバイスを受けて何かすっきりした様子の香坂。
そこで香坂は捜査一課と対立関係にある捜査二課を動かすことを考える。三笠署長を頼ろうとするが、改めて「事を荒立てるな」と忠告されてしまったため、別の道を探す事に。
その頃一人で勝手に捜査しようとする渡部に香坂は「所轄には所轄なりの戦い方がある」と釘を刺し、一緒に捜査する事に。不敵な笑みを浮かべる香坂。
そこへお目付け役として山田の姿も。あくまで「個人的な興味」という山田は小野田にこの件について任せると言われたのだった。
「人をストーカーみたいに言わないでください」と言っていますがほぼストーカーのよう。
池沢菜穂登場
中田隆一が代表を務めるナカタエレクトロニクスのビル防犯管理担当、池沢菜穂(吉田羊)に話を聞く事に。
ここでオープニングタイトルへ。
このビルの防犯管理について聞くと風見京子が飛び降りたとされる屋上には限られた人物のみ使用出来る専用のエレベーターでのみ行き来ができるような構造となっているそうだ。
そのため専用エレベーターから屋上までの監視カメラの設置はエレベーター前のみとなっている。
そのエレベーター前の監視カメラの映像には風見京子1人の姿。証拠映像としては完璧のようだ。
念のため映像と出退勤記録のコピーをもらう事に。やや表情が曇る池沢
山田の協力を仰ぐ
署内に戻って資料に改めて目を通すが進展は無い。ここにも山田の姿が。一体彼は何をやっているのか?所轄の他の刑事より積極的に参加していますね。
「勘」を元に捜査する香坂を軽蔑する山田。
対する香坂は「夜遅くになってもここまで付きまとうのは何かが気になっているからじゃないのか?それはお前の「勘」ってやつじゃないのか?」と返す。
直後に香坂は「捜査二課を動かしたい。力を貸してくれないか。これはお前にしかできない仕事なんだ。頼む。山田この通りだ。」と頭を下げる。
山田には何やら最強の切り札だがあるようだが。
しかし山田はそれを無下に断り、その場を立ち去る。捜査一課の人間として当然の判断だ。
残業する香坂と渡部
香坂と渡部は夜が明けるまで調査を続けたがムダ骨だった。
香坂のタフさに感心する渡部。家庭のシーンでも妻の美沙から定時に帰ってくるのを珍しがるシーンがありましたので、香坂は捜査一課時代にも日常的にこういった事を続けていたんでしょう。
仮眠を取ろうとアラームを「27時」にセットしようとした時、香坂が何かに気付く。
池沢のデスクのカレンダーに書かれていた数字。その意味に。30時のことなのではないかと。
それに池沢のデスクの下には簡易ではあるが寝具があったため、頻繁に残業をしたり、会社に泊まったりという事を行っていたのではないかと推理する。
事件があった日には30の文字が。池沢はその日会社にいたのでは?
その頃、小野田一課長はナカタエレクトロニクスについて捜査二課が極秘で捜査を開始した事を記者から耳にする。
香坂と渡部が再度会社を訪ねるが、今回は中に入れてもくれない。急にガードが固くなったようだ。ますます怪しいとにらむ香坂。
労基の記録
署内では中村が労基(労働基準監督署)の捜査について愚痴っている。
話の流れからナカタエレクトロニクスにも労基の行政指導が入った事があることが分かる。
これは糸口になるかもと労基に保管されていた出退勤記録を取り寄せると、そこには滞在者として花沢の名前が。やはり池沢はあの日も残業していたのだった。
自殺ではなく他殺だったとの疑いを強める香坂達は立件に必要な決定的な証拠を探すが、途中、署長と副署長に捜査を止めるよう言われる。
するとそこに山田が現れる。何やら捜査二課から得た情報を持っており、香坂に対して正式に捜査協力をしに来たようだ。
捜査一課の依頼となっては三笠署長と言えども従わざるをえない。
情報ではインサイダー取引によって利益を上げた個人投資家に池沢の名前が。
再度、池沢への聴取
その頃、池沢は心臓病で入院している息子のお見舞いにやって来ていた。
彼女が帰ろうとする所に香坂達がやってきて、詳しい話を聞くためオフィスへと同行する。
香坂は出退勤記録や監視カメラ映像の改ざん、インサイダー取引の証拠を突きつけ、さらには捜査二課の情報から池沢が風見エレックの元社員であった経歴などを問い詰める。
監視カメラの映像を加工する行為はシステム開発者として大罪であると断罪する香坂。さらには殺人までも犯したのではないかと問い詰める。
なかなか口を割ろうとしない池沢に対して息子の事を引き合いに出し、脅迫まがいに机をバンバン叩きながら強行に迫る。
迫力に押されて「やめて!!」と絶叫する池沢。
うってかわって穏やかな口調で池沢の置かれた状況を思いながら自白を促す香坂。
観念したのか、涙を必死にこらえながら池沢は風見エレックから引き抜かれ、ナカタエレクトロニクスのためにデータを盗んだのは自分だった事を自白する。その際に息子の治療費が取引材料として使われたようだ。
そして、データを盗まれたことに気付いた風見京子を屋上へ呼び出し、説得を試みたことを話す。
そこで池沢は衝撃的な一言を。
「突き飛ばしたのは私じゃありません。殺したのは私じゃありません。」他殺であったことは認めたものの、やったのは自分ではないと主張。
衝撃的な証言に香坂はもう一人の人物について聞き出そうとしたまさにその時。
ゴーンバンクの顧問弁護士の五十嵐仁(堀尾正明)と中田隆一(加藤晴彦)がオフィスにやってくる。
これ以上の捜査は無理だと判断した香坂は改めて逮捕状を持って伺う事を告げる。
翌日、事件は急展開
翌日、池沢の逮捕令状請求の許可を得るため署長室へ。三笠署長はもちろんだと言うが、一歩遅かったとも。
逮捕令状は既に出されていると三笠に言われた香坂は急いでナカタエレクトロニクスへ向かう。
そこでは池沢が連行される場面に出くわす。
またしても山田が手柄横取りしたのであった。
山田は「敵は味方のフリをする。」という言葉を引き合いに出しながら、「これからも我々のために、そして一課長のために存分に働いてください。」と言い放つ。
渡部は真相が明らかになって風見康夫が救われるならそれでいいという思いで悔しさを押し殺す。
しかし、
取り調べで池沢は第三者の関与を全て否定し、全て自分がやったと証言を覆したのだった。
五十嵐弁護士が池沢に接見し、ゴーンバンクが5億円という多額の金額で息子さんの面倒を全て見るという取引を提示したのだった。
料亭ではゴーンバンク社長と小野田一課長が会食中。今回の件について便宜を図ったようだ。
何としてでも捜査一課長にならなきゃいけないという強い信念を持ち、その為には犬にでもなるという山田に対して、
香坂は「警察の組織体制を誰かが変えなければ。お前とは違ったやり方で私は捜査一課長になる。その為には我々所轄が真相を突き止める。」と宣言する。