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「乱丁・落丁本はお取替えいたします」はレシート無しでもOK?宝島社で試してみた


本を買ってきて読んでいると何だか気になるページに出くわす場合ってありませんか?印刷ミスや裁断ミスなどでページがおかしな事になっている場合それは乱丁本と呼ばれるものです。

厳密に言うとページの順番がデタラメに綴じられてしまっている場合を乱丁本と呼ぶそうですが、明らかに製本時に出来てしまった不具合は全て乱丁本の範疇に入ります。※落丁はページが抜け落ちている場合ですね。

実際にこういう乱丁・落丁に遭遇したときに皆さんはどのような対応をしているのでしょうか?

今回は実際に出版社に問い合わせて交換してもらった時のレポートです。

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乱丁だ!出版社に問い合わせよう!

本に乱丁や落丁などの不具合があった場合、購入した書店で交換してもらったり返金してもらったりが一般的かなと思いますが、本の最終ページ辺り(奥付といいます)をよく見てみるとこんな文章があるんですよね。

「乱丁・落丁本はお取替えいたします」

ということはつまり、出版社に問い合わせて交換してもらう事が出来るってことです。

具体的に今回交換してもらった本を一例として載せておきます。宝島社 鳥海浩輔・安元洋貴の禁断生ラジオ本1.5 乱丁本について 奥付 著者、発行人、発行所、印刷情報

こんな感じですね。
電話番号も記載されているのでとりあえず出版社に乱丁本について電話で問い合わせしてみることにしました。

編集と営業とありますが、迷った挙句、編集部宛の03-3239-0926に。

乱丁本についてという言葉ですぐに察してくれたようで、本のタイトルについて聞かれました。

答えると担当部署に回してくれました。

タイトルを言ってすぐ担当部署に回るってすごいなと思っているとすぐに担当者が電話口に。

実際の乱丁箇所

まずは乱丁箇所についての確認でした。

ご説明いただいた内容からすると出版社で各書籍の不具合情報は管理されているようで、今のところ報告があがってきている不具合箇所と照らし合わせるような感じでしたね。

これがその乱丁部。宝島社 鳥海浩輔・安元洋貴の禁断生ラジオ本1.5 本の乱丁部分 宝島社 鳥海浩輔・安元洋貴の禁断生ラジオ本1.5 本の乱丁部分02

折れた状態を戻してみると、こんな感じ。製本時に巻き込んでしまったように見えますね。宝島社 鳥海浩輔・安元洋貴の禁断生ラジオ本1.5 本の乱丁部分03

本の地部(底の部分)から見てみるとこんな感じ。5ページ程まとめて折れ曲がってしまっていますね。宝島社 鳥海浩輔・安元洋貴の禁断生ラジオ本1.5 本の乱丁部分を地部から見ると 複数ページがまとめて折れた状態

これを説明した所、シュリンクがついていない本なので書店の販売時についたものではないか?と聞かれてしまいましたが、画像を見ていただければ分かるとおり、製本時についたものなのは明らかなので何とか頑張って説明。

すると、「なるほど。そうなると乱丁本で間違いないようですので交換させていただきます。」というお返事。

この乱丁については報告が上がっていない感じで、ページが折れていると先に言っちゃったので誤解させてしまったようでしたね。どう説明すればいいか迷った挙句だったもんで。

次にどちらで購入したものかの質問が、この情報を元にこの書店に卸した出荷分(ロット分)で他にも同様の不具合が発生している可能性があるという商品管理の重要なデータなるのでという説明でしたね。

購入した店舗名を告げると、次に交換の案内についてご説明いただきました。

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あて先は「商品管理部」

奥付部分にある住所宛に着払いでお送りくださいとのことでした。

あて先は「商品管理部」という指定。

〒102-8388 東京都千代田区一番町25番地 (株)宝島社 商品管理部

このあて先ですね。

最後にご丁寧に「お手数おかけしまして申し訳ありません。」という言葉をいただいて、いえいえいこちらこそ的な返答で電話は締めました。

特に購入した際のレシートについては聞かれませんでしたので必要ないようですね。※今回に限った事かもしれませんので悪しからず。

というわけで着払いで指定通り発送する事にします。

何か通販で購入した際に送られてきたクッションつきの封筒に入れて送ります。宝島社 乱丁、落丁本の返品のため出版社に着払いで送る際に使用したクッション封筒

交換してもらう不具合品なので普通の封筒でもOKだと思います。むしろ普通の封筒が見当たらなかったのでこれで代用している節もありますが。

宝島社のページに商品管理部についての情報もありましたね。付属CDやDVDの不具合もこちらの窓口。

誠に恐れ入りますが、お求めの現品を下記宛にお送りください(送料は宝島社が負担)。
〒102-8388 東京都千代田区一番町25番地 (株)宝島社 商品管理部(TEL:03-3221-1994)
  ※営業時間:土曜・日曜・祝日を除く 10:00~18:00

不具合商品についての総合窓口のようですね。電話口でもそういう説明でした。

ちなみに付録に問題がある場合は以下のようになっていますのでご注意を。

各商品の「付録事務局」までお電話でお問い合わせください。
●雑誌の場合:付録が入った外袋に、各「付録事務局」の電話番号が印刷されています。
●ブランドムックの場合:冊子のなかに「付録事務局」の電話番号が印刷されています。
※「付録事務局」については、各本の詳細ページに記載しておりますので、そちらからもご確認いただけます。

発送方法は安い方法で着払いゆうメールというものが使えますね。

書籍やポスター、電子記録媒体を安い料金で送る発送方法ですね。

ちなみにCDや意外な所でUSBメモリなども発送可能です。一度郵便局の営業の方に言われて意外に思ったのがファミコンのカセット。

あと、ICカードも送れるみたいですね。全て電子記録媒体の範疇になるようです。

ということで出版社側の費用負担を考えるとゆうメールのほうが良いのかもしれませんが、集荷にも来てもらえて万が一の際の追跡サービスもついているのでゆうパックで送りました。

発送伝票を何枚かストックしてあるとこういう時便利ですよね。乱丁、落丁本の返品のため出版社に着払いで送る際に使用したゆうパック発送伝票

04/27に発送。さて代替品が送られてくるのはいつになるか?

交換品の到着

そして05/06にゆうメールで交換品が送られてきました。厚紙の封筒。宝島社の乱丁本による交換品

ゴールデンウィークの大型連休を挟んだタイミングというのもありましたが、一般的に1週間ほどかかるようですね。

消印を見ると05/02に差出のようですので本来なら05/04辺りには着いていたのかもしれません(ゆうメールは普通郵便扱いなので休日・祝日の配達がありません)。やっぱり交換品到着まで1週間ほどですね。

封筒を開けるとエアーパッキン(プチプチ)にしっかり包まれた書籍とさらに封筒。宝島社の乱丁による交換品 エアーパッキン(プチプチシート)と封筒

封筒の中身はお詫び状でした。宝島社 鳥海浩輔・安元洋貴の禁断生ラジオ本1.5 の乱丁 宝島社の乱丁による交換品とお詫び状

このたびは弊社商品に不備があり、大変ご迷惑おかけいたしました。ここにお詫びを申し上げ、新品と交換させて頂きます。どうかご査収下さい。今後とも、弊社出版物に格別のお引き立てを賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

こんな感じで乱丁本の交換は特に問題なく完了です。

レシートは必要ありませんでしたのでレシートを紛失した場合に不具合商品の交換はこのような方法で行う事が出来るかもしれませんね。あくまで今回に限ったことかもしれませんが。

以上、ご参考に。

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