BNLイタリア国際準々決勝 R・ナダル vs D・ティエム戦を含む全4試合をネットのライブストリーミングで無料で観るには

ATPマスターズ1000大会としてイタリアはローマで開催されるBNLイタリア国際男子シングルス(ダブルス)がスタートします。ATPツアーの本格的なクレーコートシーズンはモンテカルロ・マスターズから数えて4戦目(ATP250大会は除く)。

既に報道されているとおり、全仏オープンも欠場する事が発表されているR・フェデラーは今年のクレーコートを完全スキップするスケジュールのようですので、当然ながら今大会BNLイタリア国際も欠場となっていますね。

しかしながら、トップ選手は軒並み出場する大会となっていますので注目度が高いのは変わらずですね。

テニスシーズンスタートから5番目のATPマスターズ1000大会は一体どのような展開になるのでしょうか？

そこで、BNLイタリア国際男子シングルス準々決勝全4試合をネットのライブストリーミングで無料で観る方法についてご紹介します。

試合開始時間については日本時間5月19日(金)19:00以降から第1試合が始まり全4試合がプレー予定となっています。

ラスト1試合のN・ジョコビッチ vs J・M・デルポトロ戦は日付が変わって日本時間5月20日(土)04:00以降開始予定となっていますので、ほぼ早朝の時間帯ですね。

トップシード紹介
大会5日目のハイライト
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試合開始時間に関しての補足

トップシード紹介

シードNo	選手	2017年勝敗
1	アンディ・マレー	16勝6敗
2	ノバク・ジョコビッチ	16勝5敗
3	スタン・ワウリンカ	15勝7敗
4	ラファエル・ナダル	34勝5敗
5	ミロシュ・ラオニッチ	15勝4敗
6	マリン・チリッチ	11勝9敗
7	錦織圭	17勝6敗
8	ドミニク・ティエム	26勝11敗
9	ダビド・ゴフィン	27勝10敗
10	グリゴール・ディミトロフ	19勝7敗
11	リュカ・プイユ	17勝9敗
12	トマーシュ・ベルディヒ	17勝8敗
13	ジャック・ソック	20勝7敗
14	アルベルト・ラモス＝ビノラス	21勝15敗
15	パブロ・カレノ＝ブスタ	22勝12敗
16	アレクサンダー・ズベレフ	21勝9敗

大会5日目のハイライト

以下の動画は大会5日目のハイライト動画です。

まずはR・ナダル vs J・ソック戦のハイライトから。

今シーズンは着々と勝利数を重ねて好調を維持していたJ・ソックでしたが、King of Clayには跳ね返されてしまいましたね。

Elevation sensation from @JackSock 😵👊#ibi17 pic.twitter.com/8tRBqao5qi
— Tennis TV (@TennisTV) 2017年5月18日

こんなエアーKならぬ、「エアーJ(ジャック)」も披露していたんですけどね。

会場にはJ・ソックとダブルスを組んでいるN・キリオスも応援に。

直前のムチュア・マドリード・オープンのダブルスではこんなカウンターショットを豪快に決めていたN・キリオス。ベースラインでジャンプするのが好きな二人のダブルスコンビはなんかピッタリな感じですね。

続いてはN・ジョコビッチ vs R・バウティスタ＝アグ戦のハイライト。

N・ジョコビッチは徐々にディフェンス力が上がってきて、ショットの精度も調子のよさを取り戻しつつある印象ですね。どちらも怪我からの復帰ですが、苦悩が続くA・マレーとは対照的です。

これでBNLイタリア国際で過去4度の優勝を誇るN・ジョコビッチの11年連続の準々決勝進出となりました。

お次はS・ワウリンカ vs J・イスナー戦のハイライト。

試合中にコートの状態についてのクレームをアンパイアに訴えていたS・ワウリンカですが、やはりというか敗れてしまいました。

これで、J・イスナーにとってはクレーにおいて対トップ10プレイヤーからの勝利数が3になりました。

そしてアメリカ出身選手では2008年のA・ロディック、J・ブレイク以来のBNLイタリア国際準々決勝進出となっています。

J・ソックも大金星を挙げていれば同時に2名のアメリカ出身選手の準々決勝進出となっていたところでしたが、流石にR・ナダルの壁は分厚かったですね。

肝心の錦織圭 vs J・M・デルポトロ戦のハイライトは見事にカット。ということでこちらを。

うーん。試合が行われたコートは直前にS・ワウリンカがクレームをつけていたコートだったんですが、錦織圭にとってはストロークに不利に働いたのかもしれません。サービスの威力が高いJ・M・デルポトロからすればメリット尽くしなんですけどね。

また、J・M・デルポトロは左手首の怪我からの復帰後にバックハンド側をスライスで対処する場面が非常に目立っており、明らかにバックハンド側の攻撃力がなくなっているのですが、これが逆に錦織圭のプレーに縛りを生んでしまった印象もありますね。

とりあえず困ったらバック側に打っておけというのは割とテニスの定石だったりするのですが、J・M・デルポトロのバック側に多く配球するというのは逆にプレーの幅が狭まってしまう事も意味していますよね。

さらにちょっとでもぬるいボールをフォア側に打ってしまうと、強烈なカウンターで一発で沈められてしまうという危険性も余計な緊張感を生みます。それにしてもアンフォーストエラーをあまり記録していなかったJ・M・デルポトロのフォアハンドは脅威的ですね。

錦織圭はまだまだ本調子とは言えない状況ですが、着実に上向きになっているように感じますので、全仏オープンに向けて急ピッチで仕上げてもらいたいところです。

※錦織圭についてですが、21日からスイスのジュネーブで開催されるクレーのATP250 バンク・エリック・ストゥルザ・ジュネーブ・オープンにワイルドカード(主催者推薦枠)で出場して全仏前の最終仕上げにするようですね。これは楽しみです。

４大大会の前週は試合を行わない方針で調整を行うことを基本としている錦織圭ですが、今回は怪我明けということもあって試合勘を磨いておきたいということでしょうね。

ちなみにグランドスラム直前の公式戦に出場したのは2011年のUSオープン前週のATP250大会であるウィンストン・セーラム・オープンに予選から出場したのが最後のようですね。

その時は3回戦でフアン・モナコと戦って敗れていますね。

そのフアン・モナコは5月15日に現役引退を発表しています。

アルゼンチン出身で自己最高世界ランキング10位(2012年7月23日)。ヨネックスユーザーだったので気になる選手だったんですよね。非常にアスレチックな動きが特徴で身体能力の高さを感じさせるプレースタイルが印象的でした。

以下の動画は現役最後のタイトル獲得となった2016年全米クレーコート選手権決勝対J・ソック戦です。このときは4人のシード選手を倒しての優勝。通算で9つのタイトルを獲得していますがそのうち8つがクレーコートでの大会でした。

R・ナダルとダブルスを組んでいたこともありました。

最後にフアン・モナコのネット際のボール処理と見事なロブのコンビネーションを2つご堪能ください。Tennis TVの映像と共にお疲れ様でした。

Happy retirement to @picomonaco 🙌🇦🇷
Reaching a career high of world No.10, the Argentinian produced some magic over the years… pic.twitter.com/atKG0YOKQM
— Tennis TV (@TennisTV) 2017年5月15日