斎藤佑樹の特殊ゴーグルはキワモノ?実はあの有名選手も使っているんです
プロ野球、北海道日本ハムファイターズに所属する斎藤佑樹投手の2018年自主トレの様子がメディアに公開され、そこで斉藤投手がかけていた「特殊ゴーグル」が話題となっていましたね。近年ではあまり目立った成績が残せず、不振続きなため斉藤投手の使用するこの特殊ゴーグルについてもキワモノのように感じてしまうのですが、実はあの有名選手もトレーニングに取り入れているという器具なんですね。
スポンサーリンクVIMA REV(ヴィーマ・レヴ)
日刊スポーツ – 斎藤佑樹「結果出す」脳を刺激する特殊ゴーグル導入
日刊スポーツの上記記事によると斉藤投手が使っている特殊ゴーグルは「VIMA REV(ヴィーマ・レヴ)」という代物のようです。
製品ラインナップのうちのREV TACTICALは射撃用・軍事用のゴーグルという位置づけのようですので、使用しているのはVIMA REV SPORTSでしょうか。
有名選手とは?
ジャンルは違いますが、同様のトレーニング器具を使っていることで有名なのはNBA選手のステフィン・カリー選手です。
NBA史上屈指のシューターで、その卓越したシュート力からNBA史上最高のスコアラー(点取り屋)との呼び声も高い選手でバスケットボール好きからすれば知らない人はいないぐらいの超有名選手ですね。
そんな彼はブランドン・ペイン氏のトレーニング指導を受けており、ペイン氏が導入したトレーニング器具の一つがいわゆる「特殊ゴーグル」だったんですね。
アメリカでは「strobe goggles (glasses)」=ストロボ・ゴーグル(グラス)という呼び名で呼ばれる事が多いこの器具を使ってトレーニングするカリー選手の様子はこんな感じです。
点滅する視界の中で片手でドリブルを行いながらトスされるテニスボールをキャッチしてトスし返すというまるで大道芸のジャグリングのようなトレーニングを行っているのが見て取れますね。
実際にカリー選手が使用しているのは「VIMA REV」ではなくSensory Performance Technology社製の「the Eclipse」という製品のようです。
このようなトレーニングを行うことで目を通して得られた視覚情報から必要な情報を迅速に処理して体を動かすという「認知機能の効率化」を図るのが狙いだそうです。結果として「ゲームスピードが遅く感じられるようになる」という効果もあるそうです。
斎藤佑樹投手に関する日本の記事には「前頭葉を刺激して集中力を増す」という記述が見られますが、私が個人的に調べた限りでは、ストロボ・ゴーグルに関する海外の記事に前頭葉なんてキーワードは出てきませんでした。
広い意味で捉えれば「脳を刺激して脳の認知機能をアップさせる」ということでしょうからあながち間違っているわけではないようですが。
どのような見え方をするのか?
同じコンセプトの製品がNIKEから発売されていたことがあり、その商品名は「NIKE SPARQ Vapor Strobe」(現在では販売停止)
その商品紹介の動画では実際にどのような見え方をするのかが例として登場していました。動画0:42ごろから。