安藤美姫のフィギュア解説は本当に「変」だったのか?ネット記事に踊らされていませんか?
羽生結弦選手について
注目ポイントはジャンプから助走がなくスピンに入る点。ジャンプの流れがないとスピンへの勢いがなくなってしまう。
ラスト50秒、表情が変わる。太鼓の音に合わせて強くまっすぐ見ているという点。
怪我から戻ってきた強さがプログラム「SEIMEI」の中に入ってくるはずだと。
スポンサーリンク人が観ていて何かを感じる、心に届くというのがフィギュアスケートの魅力。
以下の動画は2017年10月GPシリーズ、ロシア杯(ロステレコム杯)から羽生結弦選手のフリーの演技。
宇野昌磨選手について
バックアウト、フォアアウトターンからの4回転。
まっすぐ準備をすることでラインがとれる所をバックアウトからバックアウトでカーブをつけてまっすぐ跳ぶというのはすごく難しくて、正確なテクニックがないときちんと跳ぶ前の姿勢、空中姿勢がバラバラになってしまう。そうなると空中崩壊やパンク(回転が始まらずに終わってしまう事)が起こってしまう。
スポンサーリンク以下の動画は2017年9月ロンバルディア杯から宇野昌磨選手のフリーの演技。
坂本花織選手について
LOTTEからLOTTEのTくらいと語る安藤美姫さん。専門用語ではなくてスケートリンクの看板広告について。これにはスタジオも笑いに。
テレビ中継だと選手の動きをカメラが追うため、どれだけの距離をジャンプしているのかが分かりづらいのですが、約6mはジャンプしているそうです。
以下の動画は2017年日本選手権から坂本花織選手のショートプログラムの演技。LOTTEからLOTTEに注目です。2:12頃から。
スポンサーリンク当然、それだけのジャンプをするためには完璧な技術力、筋力が必要で、見映えもするため加点の対象になるとのこと。
以下の動画は伊藤みどりさんの3Aをメインにジャンプ映像を集めたもの。あまりに高く跳ぶために画面から顔が消えてしまうことも。
MC役の古舘伊知郎さんが「緩急とか、メリハリとか激しい所ばっかりじゃダメだし、緩やかな所ばかりでもダメなんだと、人生訓みたいな所になってきたんだけど。やっぱり安藤さんの解説は噛みしめて噛みしめなきゃダメですね。」とコメントしたことに対する反応でしたね。
一つ気になるのが、番組冒頭で「大技なのに点数が低い疑問に答える」というコメントがあったんですが、その疑問に関しては特に番組では触れられなかった点。
単にカットされたか、何なのかは分かりませんが、安藤美姫さん自身もなかなか評価がもらえない4回転サルコウに関して色々思う所があったはずなんですけどね。ここは制作者サイドの編集のミスのような気もしないでもないですが。
というわけで、独特の表現もしつつ、技術的な解説、フィギュアスケートの魅力などもしっかりと伝わってきたと個人的には思うんですが、それでもこの解説って「変」なのでしょうか?