新番組「弁護士といっしょです」怪しい求人情報の正体と謎のスパムLINEに返信してみた結果は?
4月22日にテレビ朝日系で放送が開始された深夜の新番組「弁護士といっしょです」では、今田耕司さんと指原莉乃さんが弁護士さんといっしょに世の中の怪しげな謎情報を解き明かすというちょっと刺激的な内容。
記念すべき初回放送ではネット上で募集されている怪しい求人情報の正体や謎のスパムLINEの正体を暴くというもので、徐々に核心に迫っていくにつれてメインMCの今田耕司さん、指原莉乃さんもドン引きするという結果に。
実際に指原莉乃さんも体験した事があるということで、興味津々の様子。
というわけで、そんな気になる番組の内容について詳細をまとめてご紹介します。
スポンサーリンク目次
出演者
【MC】今田耕司、指原莉乃
【進行】井澤健太朗(テレビ朝日アナウンサー)
【出演者】田上嘉一(弁護士ドットコム)
オープニング
テレビ朝日の会議室での収録ということで深夜っぽい殺風景な収録現場のよう。
今田「懐かしいなぁ。この感じ!」
指原「色んな局で会議室で撮る番組あるじゃないですか?そういう番組って面白いですよね?」
今田「それはいいプラスの意見ですね~。」
ここからは調査報告についてのVTR。特にVTR振りもなく唐突にスタートですね。
超高額アルバイト情報を調査せよ!
今やアルバイト探しはネット検索で探すのが当たり前の時代。
しかし「高額バイト」というキーワードで検索して目につくのは信じられないような好条件のバイト情報も。
例えば、
「スマホだけで簡単に稼げる!」と謳っている求人では給与について月給80万という表示や、
「カバンを相手に届けるだけで!」給与は10万円/回(即日即金)や、
「自宅で可能!PCデータ入力作業」給与はやる気次第で100万円などなど。
そんなにおいしいバイトが本当にあるのか?そんな非常に怪しい求人情報について徹底調査してみようというのが主旨。
というわけでテーマは、
「弁護士といっしょにネット上の怪しい超高額アルバイト情報を調査せよ!」
指原さんも気になるご様子。
「年齢性別不問 月200万円 日払いのお仕事」
まず調査してみるのは「高額バイト」のキーワードでアルバイト検索をしてみた結果に表示された、
「年齢性別不問 月200万円 日払いのお仕事」
一番怪しそうというスタッフの印象から調査してみる事に。
まずは「こちらはもう募集はしていないでしょうか?」という探りのメールを入れてみる事に。
すると僅か3分後には早速返信が、
返信「まだございます。キャッチのお仕事なのですが、お住まいと年齢はどちらになりますか?」
キャッチと言えば客引きとも呼ばれるもので路上で声をかけてお客をお店に誘い入れる行為を指しますね。
現在では風営法や迷惑防止条例で厳しく制限されている地域も多く、本当にキャッチの仕事なのか疑わしい所。
とりあえず住所と年齢を返信し、
「キャッチというと呼び込み的なことでしょうか。」という質問も送信。
返信「こちらは敬語ができればどなたでもできます」
敬語が出来るだけで月200万円とは一体?
今田「いいですね。条件はいいですよ。」指原「おいしいですよ。」
しかし、返信の続きには明らかにヤバい内容が。
返信「対象の家にいきカードを貰ってくる仕事です」「報酬が1日に下ろした金額の20%なのでおよそ7.5万です。」
カードというのはキャッシュカードのことを指しているのでしょうか?
どうやら誰かの家からキャッシュカードをもらってきて、そこから下ろしたお金の20%を報酬として貰える仕事ということのよう。犯罪の臭いがプンプンしますね。
元々は「キャッチ」という説明でしたが、どんどんヤバい方向に行っていますね。
この時点で田上弁護士の見解では、
田上弁護士「やっぱり一番に思いつくのは特殊詐欺の“受け子”か“出し子”の役割ですかね。」
受け子とは詐欺のターゲットに実際に会ってお金などを受け取る役目。
出し子とはATMからお金を引き出す役目。
実際にオレオレ詐欺の受け子を捕まえてみたら、バイト感覚で集められた少年だったというケースも存在していますね。
低スキル高リスクな受け子はバイトとして毎回違う人間を雇う手口が横行しているようですね。
さらに求人元からは、
「明日からお願いしたいです。スーツなどはおもちですか?」
詐欺のストーリー上、スーツを着ている必要があるのではないかというのが田上弁護士の見解。
そこで「どういった内容で家に行くのでしょうか?」という質問を送ってみる事に。
返信は、
「基本、銀行員か、カードセンターの職員で行きます。こちらで偽造カードを用意してそれと交換と言う形です。」
これを見た指原さんは思わず「こわっ。」と漏らしてますね。
これは「キャッシュカード手交型詐欺」と呼ばれる手口。番組内で流れたのは以下の動画の抜粋です。
持っているキャッシュカードが悪用されている恐れがあるため、新しいカードをお渡しするので交換してくださいという名目で偽造カードと正規のカードを交換させてお金を騙し取るという詐欺ということですね。
これは詐欺罪に当たり、10年以下の懲役となりますね。
このような手法の詐欺は被害が急増中の最新詐欺の手口なのだそう。
警察が発表している資料にも平成28年から平成29年の間に被害件数が5倍以上にも跳ね上がっているというデータも存在していますね。
警察庁 – 平成29年における特殊詐欺認知・検挙状況等(暫定値)について(PDF)
実際に検挙された場合には主犯格だけは逃げ、受け子のバイトだけが捕まるケースが多く、バイトだとしてもほぼ詐欺罪で罪に問われることになります。
というわけで調査結果は、
月200万円稼げる超高額アルバイトは詐欺の受け子、出し子の求人だということが判明。
警察官や銀行員、カード会社の職員が直接家にカードを回収しに行くことがありませんので騙されないように注意が必要ですね。
「即日即金 高収入を約束 年齢性別一切不問」
続いて調査するのは同じく「高額バイト」
今回の問い合わせ先は携帯番号になっているようです。
実際に電話をかけてみると、
「今うちがメインで稼働している仕事なんですけど、受け子って経験ございますか?」
という単刀直入な返答が。
今田「こんなストレートなの!?」
またしても受け子の求人で、いきなり核心を突く内容を説明する電話相手に驚く今田さん。
「荷物を取りに行っていただく仕事なんですけど、その荷物っていうのが現金なんですね。」
先ほどのカードを騙し取る手口とはまた異なる手口のようですね。
報酬は受け取った金額の10%が給与となるそうです。
さらに「だいたいまぁ一現場、30万から50万が給料の目安だと思っといてください。一日に多くて3現場。平均的に一日1件2件ぐらいです。」とのこと。
これぐらいのペースで詐欺被害に遭っている人がいるという事実には驚きますね。
「都内の路地裏とかで、こっちが指定した場所で取引してもらうんですけど。受け取ったらこっちの指示で本部まで届けてもらうっていう。」
ここで「ヤバいって言うかどういうお金なんですか?」とズバリ聞いてみる事に。
「まあその真っ白って言ったら嘘になっちゃうんで。ある程度のリスクはあるんですよ。ネットで調べてもらえば(受け子に関して)リスクがあるだとか危険だとか危ないだとか結構書いてありますけど、ただうちはやり方が全然違うんで。」
さらに詳しく内容を聞こうとすると、突然電話が切られてしまいました。
この詐欺の場合だと、
会社に損失を出してしまった為に今から会社の人間を向かわせるから、まとまった金額を渡してくれという指示を与えて騙し取るという手口のよう。
というわけで調査結果は、
即日即金&年齢性別不問の高収入保証バイトはまたも犯罪の“受け子”の求人であることが判明。
ということで調査終了。
3ショットトーク
VTRがあけると指原さんが「怖っ!」と一言。
今田さんは電話で堂々とやり取りしているということに驚いているようです。
割とあっさりと犯罪であること認めて求人をしているんですね。
潜入調査をすれば簡単に捕まえられるのでは?と聞く今田さんですが、
田上弁護士の話では、警察の関係者が応募して本元を叩くという捜査をしようにも、詐欺グループ側も簡単には捕まえられないように二重三重の工夫をこらしているそうです。
スパムLINE 通称「激安贅沢コピー品」
あなたはこんなLINE画面を見たことはありませんか?
知らない人から突然、数十人のグループに招待されて、気持ち悪がった人々がブロックして退出しまくっている画面。
そして画面を一番上までスクロールしてみるとそこには「激安贅沢品」「コピー商品を販売致します。」という文字と共に怪しいURLが。
何度ブロックしてもアカウント名を変えて次々に送ってくる迷惑行為。
それが、
スパムLINE 通称「激安贅沢コピー品」
指原さんも何度も目にした経験があるようで「もうめちゃめちゃあります!毎週ある!知らないグループで。100人ぐらいのグループですよ。私も退出していきます。」とその経験を語っていますね。
今回はこの「激安贅沢コピー品」にメッセージを送って正体を確認してみることに。
超人気ブランドのバッグの在庫を確認するためのメッセージを14:40に送った所、わずか1分で返信が。
「はいありますが、○○ですか」という返信。※番組ではブランド名やバッグ名は伏せてある状態ですね。
やり取りを続けると、
送られてくるのは中国語と変なURL。
「此方にご覧ください」と日本語がややおかしなメッセージがあるため恐らく外国人?
今回は調査の為、送られてきたURLをクリックしてみます。※絶対にマネしないでください。
指原「ドキドキドキ。」自分では絶対試さないでしょうけど、やっぱりちょっと気になりますよね。
表示されたのは中国語のサイトでブランドバッグの写真がズラリと並ぶ光景。
100万円以上で販売されているのバッグは32500円という値札がついています。
返信内容には、
「ミニー系ですね」
「ドンナサイズがよろしいでしょうか?」
というメッセージも。不自然に変換された文章もありますね。
念のために「これってコピー品ですよね?」と聞いてみる事に。
返信は「すーぱーこぴー品ですね。」と平仮名で返信。
スーパーコピー品とは素材などにもこだわった本物に近い高品質なコピー品の事ですね。
コピー品の製造・販売でブランドロゴなどを無断使用すれば商標権の侵害に当たり、10年以下の懲役または1000万円以下の罰金になるとのこと。
田上弁護士によるとこういったコピー品は無視することで偽物業者を撲滅することが大事だとのこと。
さらに支払方法について確認してみると、
振込先の名義人には「カ)○○○○」という日本人のフルネームらしき名前。
さらにやり取りを続け、最終的に「なんか日本語が変ですけど、日本の方ですか?」と質問すると、
これを境に連絡が途絶えることになってしまいました。
そこでネットを使って「カ)○○○○」という株式会社名を検索してみることに。
するとある相談サイトに、
「LINEで見たブランドコピー品の詐欺サイトに振りこんでしまいました。」
「数万円を振り込んだ後に連絡がつかなくなりました。」
という詐欺被害を相談する内容があることが判明。
どうやら複数の銀行口座を持って活動しているようですね。
ということで調査結果は、
スパムLINE「激安贅沢コピー品」はコピー品の販売を謳いつつ、代金だけを騙し取る詐欺の可能性が非常に高いというもの。
ちなみに、このような詐欺LINEにお困りの方は、
LINEの設定画面から
友だちを選択し、
友だちへの追加を許可のチェックを外す(オフにする)ことで防げます。
ここで調査終了。
3ショットトーク
今回のケースではコピー品を実際に扱う業者はまた別にいて、スパムLINEを送ってくる業者はコピー品とは無関係で、コピー品の販売をエサにお金を振り込ませて騙し取るという手口のようですね。
どこかの中国のサイトをダシに使っているだけということですね。
また、今回の「激安コピー」LINEの調査については進展があったそうなので、今後の放送で追加報告される予定のようですね。
指原「やーもう、危ないですね。」
今田「色んな人の疑問も募集したいですね。」
ということで番組では弁護士さんに相談したい事、調べて欲しい怪しい情報を募集中とのこと。
「弁護士といっしょです」公式のLINEアカウントに相談内容を送信する形のようですね。
LINE IDは「@tok8807g」
現状では番組公式HPにLINEについての情報が掲載されていないので実際にLINE IDを検索してみると、こんな感じでした。
ここまで全く顔が出てこなかった進行役のテレビ朝日アナウンサー、井澤健太朗さん。
入社2年目の新米アナということですが、
ドッキリでレギュラー加入を告知するというプチ企画。
何か取って付けた感が凄いですねw
普通に収録現場に井澤健太朗アナを呼んで、
その場で告知するというめちゃくちゃシンプルなドッキリ企画ですね。
何も知らされていない井澤アナはドアを開けた瞬間に今田さんと指原さんが収録している様子を見て、
「ごめんなさい。すみません。」と一言。
ドアを閉めて立ち去ろうとしますが、指原さんが「どうぞ。」と言った為、
恐る恐るドアを開けて再度入室。
指原「どうぞ!」「お疲れ様です。」
井澤「お疲れ様です。」ほとんど聞こえないような消え入るような挨拶。
今田「やってもうたーみたいな。本番中にいらんことしたーみたいな。」
ここで改めて指原さんから「テレビ朝日入社2年目の井澤アナウンサーです!」と紹介。
まだ状況が呑み込めていない様子ですが、次回の第2回放送から進行役とのことです。
次回予告は今田さんが「今日の方が怖いね。」というほどの案件とのこと。
一体どのような調査内容になるんでしょうか?