うちはサスケの「ウスラトンカチ」は原作漫画で何回登場した?最後に言ったのは?
漫画「NARUTO」の主要登場人物であるうちはサスケの口癖と言えば「ウスラトンカチ」で、主人公のうずまきナルトに対して度々言っていたセリフなのは有名ですよね。ではこのウスラトンカチは漫画原作で何回登場するのでしょうか?その全てのシーンについてご紹介します。
スポンサーリンク第1巻
第7班に配属されたうずまきナルト、うちはサスケ、春野サクラの3名ははたけカカシのサバイバル演習に挑戦。
サスケとサクラが身を隠して様子を窺う中でナルトだけは正面突破を図るというシーン。それを遠目に見ながらサスケが「あのウスラトンカチ・・・」とボソリ。
ウスラトンカチというセリフが初めて出てきたのがこれ。
ウスラトンカチ初登場シーンとほぼ同じようなアングルのコマですが、攻撃してきたナルトに対して「木ノ葉隠れ秘伝体術奥義 千年殺し(サクラ曰く“モノスゴイカンチョウ”)」で反撃するカカシを遠目に見ながらのサスケ。
ナルトとカカシの2人に対してサスケは「ウスラトンカチが2人・・・フン!」というセリフ。
第3巻
チャクラの修業のために木登りを行うことになったナルト、サスケ、サクラの3人でしたが、一番出来が悪かったナルトはみんなの目を盗んで夜通し自主練に励みます。
修行の成果を見せようとするもののヘトヘトになっていたために木から落ちそうになった所をサスケが間一髪助けに入るというシーン。
「このウスラトンカチが・・・」
木登りの修業を続けててっぺんまで登れるようになった2人でしたが、ナルトは“ドロドロ”の状態。
ナルトに肩を貸すサスケですが、「動けなくなるまでやるなってーの このウスラトンカチ」のセリフ。
スポンサーリンク白(ハク)の忍術「秘術 魔境氷晶」に閉じ込められたサスケですが、助けようと自らも術の中に入ってきたナルトに対してこのセリフ。
実はかなりピンチな場面なんですが二人のこの軽妙なやり取り。
「こっ・・・このウスラトンカチ!」
ナルトを集中的に攻撃しようとする白ですが、サスケが体を張ってナルトをかばい、逆に深手を負う羽目に。自分を助けてくれたサスケの姿に衝撃を受けるナルトですが、そんなナルトにサスケが言い放ったのがこのセリフ。
「な・・・何て顔してやがんだ・・・よ・・・この・・・ウスラ・・・トンカチ・・・」
強がりを言いながらも瀕死の重傷を負ってしまったサスケの姿に我を忘れて怒り狂い、九尾の力が暴走するシーンがこの後に続きます。
第4巻
初任務でいきなり難易度の高い任務にぶつかった第7班でしたが、その後はかんたんな任務をこなす日々。サスケのミスをかっこよくカバーする自分の姿を思い描きながらも空回りが続いて足を引っ張ってしまうナルト。
そこで微妙なチームワークの乱れを感じ取ったカカシでしたが、それでも「チームワークの乱してんのはテメーだよサスケ!!」と憎まれ口を叩くナルトに対してこのセリフ。
「そりゃ お前だ ウスラトンカチ」
第6巻
中忍選抜試験、第二の試験会場「死の森」で巻物争奪戦に挑む第7班の3人ですが、敵チームに急襲されるピンチに。
敵の罠にかかって縛り上げられていたナルトを助けようとサスケのセリフ。
悪態をつきながら「ったく ウスラトンカチが・・・!!」
中忍選抜試験に潜り込んだ大蛇丸に狙われることになってしまったサスケとサクラ。
あまりの力の差に巻物を交換条件に見逃してもらおうと交渉するサスケでしたが、はぐれていたナルトが合流した際に、そんな弱気な“らしくない”サスケに対して偽物呼ばわり。
強がるようなサスケのセリフがコチラ。
「このウスラトンカチが・・・」「・・・オレは本物だ・・・!」
スポンサーリンク第7巻
第二の試験中に食料を確保するためにナルトに体力仕事をやらせるサスケ。※ナルトが影分身で川の中に飛び込んで魚を驚かせて川から跳ばせ、そこをサスケがクナイで仕留めるという漁。
完全に上から目線で命令するサスケがこのセリフ
「あと3回だ ウスラトンカチ」
第8巻
第三の試験予選に挑むサスケ。大蛇丸に刻まれた呪印に苦しみながらも何とか一回戦に勝利して予選通過を果たしたサスケに「ボロボロじゃねーか バーカ!!」と声をかけるナルト。
それに対してつぶやくようなサスケのセリフ。
「ったく ウスラトンカチが・・・」
8番目のウスラトンカチとほぼセリフ回しが一緒ですね。
第13巻
第三の予選を突破して本戦に進んだナルトとサスケ。一カ月の準備期間中に自来也と出会い九尾のチャクラを引き出す術を学んだナルトは日向ネジとの戦いに勝利。一方のサスケはカカシとの修行を終えて我愛羅戦の直前に試験会場に到着。
久しぶりにサスケの姿を見たナルトは「もう来ねーと思ってたのによ!」と挑発しますが、
余裕の表情のサスケはこのセリフで応酬。
「フ・・・あんまりはしゃぐんじゃねーよ ウスラトンカチ・・・」
ちょっと悪そうな表情が印象的。
第15巻
サスケ vs 我愛羅戦の最中、風影に化けた大蛇丸が”木ノ葉崩し”の計画を実行。その場を離れるように指示を受けた我愛羅、カンクロウ、テマリだったがその後を追うサスケ。
さらにそんなサスケを追いかけるようにカカシから命令を受けたナルトたちでしたが、守鶴化しつつある我愛羅を敵に回してサスケとナルトは共闘することに。
呪印の影響もあってあまり力が出せないサスケは苦戦しますが、一方のナルトは善戦。
そんな時に憎まれ口を叩きながらも励ましのセリフを口にするサスケ。
「・・・しっかりやれよ・・・今回ばかりは・・・波の国の時みてーには・・・助けてやれねーぞ・・・ウスラトンカチ」
左側にナルト、右側にサスケが位置していて、2人の頭のてっぺんだけが描かれているコマは5番目のウスラトンカチ登場シーンを彷彿とさせますよね?
あの時が波の国の任務時のものでしたから、恐らく狙ってこういう構図にしているのはないかと思いますがどうなんでしょうか?
スポンサーリンク第20巻
うちはイタチと遭遇した事で強い憎悪と共に挑みかかるサスケでしたが、イタチの憧術にかかってなす術なく敗れる。
病院のベッドで目を覚ましたサスケでしたが、自分の力不足と着実に力をつけているナルトに対する焦りからナルトに戦いを挑むサスケ。
戦いを前にナルトから挑発されてこのセリフ。
「てめぇ・・・このウスラトンカチが 何 図に乗ってんだァ!」
結局2人の戦いは、
ナルトの螺旋丸とサスケの千鳥がぶつかり合うその直前でカカシが止めに入って決着はつかずでしたね。
第25巻
力を手に入れるために木ノ葉を抜けたサスケでしたが、サスケ奪還のために派遣された木ノ葉の忍たちと我愛羅を中心とした砂の忍たち。
最終的には終末の谷でナルトが1対1でサスケと相対しますが、生まれ変わったような表情でサスケが言い放ったのがこのシーン。
「よう ウスラトンカチ」
コミックの1ページ全てを使ったコマになっていますね。
第26巻
終末の谷でのナルト vs サスケ戦の最中にサスケの事を兄弟のように感じている事を告げるナルト。
第7班で行動を共にしていた過去の思い出を回想しているシーンに登場したのが、
「何だと! このウスラトンカチ」
というセリフ。
2人の関係性に対して「やっとできた繋がりなんだ」と言うナルトでしたが、「だったらその繋がりをオレは断ち切るまでだ!」とサスケは言い放ちます。
第57巻
第26巻ナンバー229(第229話)以降は完全に袂を分かつことになったナルトとサスケ。
2人が顔を合わせることすら無くなってしまったためにサスケのウスラトンカチは長い期間お休みに入ってしまいました。
スポンサーリンクそして迎えた忍連合と暁の間に勃発した第四次忍界大戦。
その真っ只中にナルトは九喇嘛(くらま)との対話中に幼少期の回想シーンが差し込まれます。
時系列で並べると最も幼い頃を描いたシーン。
忍者学校の忍組手の授業中に向かい合ったナルトとサスケ2人ですが、「対立の印」を結ぶ作法を無視してウスラトンカチのセリフを口にしているのは何とナルトの方。
「来やがれ ウスラトンカチ!!」
実はウスラトンカチの元祖はナルトだったんですね。
この後は利き手で対立の印をするようにイルカにたしなめられます。
ネット情報(ピクシブ百科事典)に「対立の印」を結んだ“後に”ウスラトンカチのセリフをナルトが言うと説明されていますが、これは誤りです。
直前に印を結ぶシーンが差し込まれているので勘違いしやすいですが、それはシカマルとチョウジが「和解の印」を結んだシーンなんですね。
さて、忍組手の結果は最終的にサスケの勝利で終了しますが、
和解の印を結ぶ直前にナルトとサスケはお互いの胸ぐらを掴み、印を結ぶことなく別れるというシーンで回想は終了します。
第72巻
そして迎えた最終巻。
あの週末の谷でナルト vs サスケの最後の戦いが繰り広げられますが、戦いの始まりにはあの幼少期の対立の印を結ぶ2人の回想シーンが短く差し込まれます。
終末の谷に建てられた千手柱間とうちはマダラの像も対立の印を結んでいます。
そして迎えた戦いの決着。
最後は片目に涙を流しながらこのセリフ。
「・・・うっせーよ・・・ウスラトンカチ」
互いに失った腕で結んだ和解の印でした。
2人が倒れていたのは崩れた千手柱間とうちはマダラの像の指の部分。崩れた手も和解の印を結んでいるんですよね。
ということで「ウスラトンカチ」の登場回数は合計18回でした。そして時系列で並べると初めてウスラトンカチを口にしたのはナルトだということも意外な事実ですね。