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映画「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督と女優しゅはまはるみが生放送でネタバレOK?のトーク連発 その内容は?


SNSなどを中心に口コミで話題沸騰の映画「カメラを止めるな!」。上映数2館の小規模から累計190館に拡大公開される異例のヒットを飛ばしていますよね。その作品のメガホンをとった上田慎一郎監督と女優しゅはまはるみさんが8月21日にTOKYO MXの生放送番組「5時に夢中!」にゲストコメンテーターとして生出演。

話題の二人はどんなコメント、エピソードを語ったんでしょうか?というわけでその内容について詳しくご紹介します。

映画はネタバレ厳禁となっているわけですが、生放送トークはネタバレOKですよね。

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プロフィール

上田慎一郎

1984年滋賀県生まれ、中学・高校時代から自主制作で脚本・監督として映画作りにいそしみ、その傍らで演劇にも携わって数編の戯曲も執筆。現在は東京を活動拠点に幅広い分野で活動中。

13歳 映画の素晴らしさに出会い映画少年に。「タイタニック」「アルマゲドン」「インデペンデンス・デイ」などのハリウッド作品を観て感銘を受けたそう。この当時、父親のハンディカムを使って友だちと映像作品を作って遊んだりしていたようですね。

14歳 お笑いと出会い「人を笑わせる事」が生きがいに。文化祭でクラスメイトと一緒にコントを披露したりしていたそう。

15歳 親友と自転車で琵琶湖一周の旅に出る。その他に自転車で大阪まで行く旅も。夜は近くの民家を訪ねて泊めてもらうというヒッチハイク的なノリだったそう。「何とかなるさ」精神は未だに生きているとのこと。

16歳 映画と笑いに青春をかける日々に突入。

17歳 手作りイカダで琵琶湖を横断。高校2年生の夏休みに「男子なら何か大きなことを成し遂げないと」という使命感から思い立ったそう。ただ、琵琶湖横断中に遭難してしまい、パトカーが琵琶湖全域に出動する大騒動に。NHKで行方不明と報じられる事件になってしまったそうです。

18歳 お笑いと映画どちらかを取るか悩んだ末に英語専門学校を選択。映画を撮ることで笑いを実現できるという思いがあり、映画を選択。英語学校を選んだ理由は「ハリウッドを目指したかったから」だそうです(でも2か月で中退)。

しゅはまはるみ

1974年東京都生まれ、1995年劇団乾電池研究生(既に退団)を経て1996年に入団。その後に女優デビュー。小劇場を中心とした舞台出演の他TVドラマ・映画・CM等でも活躍中。ただ、女優業だけで食べていけているわけではなく、現在デパ地下でアルバイトしながらの女優業だそうです。

10代の頃はひたすら悶々とした生活で、上記の上田監督とは真逆の生活。

しゅはまさん曰く「ハシャいでる人たちをうっせーなと思って。静かにしてくんないかなと思って。」

10代の頃の自分は漫画大好きで夢見がち、正義感の強い学級委員タイプという自己分析。インドア派で基本的に家の中でずっと漫画を読んでいたそう。勝手に漫画の主人公になりきっていたのが俳優の道を志すきっかけではないかと自己分析。

部活動の経験では新体操部に所属していたそう。

中学時代の電車通学中にはよく痴漢被害に遭っていて、人見知りするタイプで赤の他人に強く出るタイプでは無かったために泣き寝入りしていたそう。ちなみに、よく知っている人に対しては強く主張するタイプだそう。

高校時代、出席日数が足らずに流血しながら登校したというエピソードも。

出席日数が足らずに卒業が危ぶまれましたが、先生の温情で「これから無遅刻・無欠席で登校出来れば特別にOK」という条件をもらったにもかかわらず、その4日後に自転車通学中に車にひかれるというアクシデントに見舞われたそう。

事故で流血しつつも「どうしても学校に行かなくては」という思いから、事故の当事者である車のドライバーさんに学校まで連れて行ってもらうという強硬手段に出たとか。結構、破天荒なエピソードをお持ちのようですね。

オープニング

頭に斧が刺さっているパーティーグッズ(アマゾンの通販で購入したそう)を身に付けて登場した、しゅはまはるみさんと黄色い「カメラを止めるな!」特製Tシャツ姿の上田慎一郎監督。

開口一番、司会のふかわりょうさんは「天気図見ましたら、この真上に台風の目がありましたね。意外と台風の目って穏やかなんですよね。」と現在騒ぎになりつつある盗作問題をほんのりほのめかすようなコメント。

さらに「低予算」という共通点からTOKYO MXの局長が目をつけているというエピソードも。

コメンテーターの岩下尚史さんは一時期は朝の帯番組を担当する時期もあったにもかかわらず、3か月ほどでめっきり出番が無くなってしまったという自身の経験から、「あなた方も今のうちですよ。すぐ引きずりおろされるからね。」とアドバイス。

映画はネタバレ厳禁ですが、「イケメンがいない」と岩下さん。

また、トークの流れから「フィーバー」について聞かれた上田監督は、

「毎日がフィーバーなところはありますけどね。今どういう気持ちなんや?みたいな事をすごく聞かれるんですけど、気持ちを確かめてる暇もないぐらい、こういった番組出させていただいたりとか、色んなニュースが、色んな意味で。毎日フィーバーしまくってます。」

フィーバーぶりを実感するシチュエーションとしては、映画Tシャツを着ている人を見かけた時や街で声をかけられる機会も増えているようで、収録前に電車内で顔をさして2人の人に話しかけられるという体験もあったそう。

上田監督「電車の中で2人行列が出来てたんです。」

しゅはまさんはフィーバーについて、収録前のスタジオ入りで人生初の入り待ちを経験したとのこと。街を歩いていても声をかけられることは今のところ無いそうです。

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低予算ヒット

上映館数がどんどん増えていったことについては、

上田監督「やっぱり自分はどっちかって言うと、ホントにエンターテイメントを作っていきたいと思っているので、より沢山の方に観ていただけてるっていうのはシンプルに嬉しいことではありますね。」

ちなみに「カメラを止めるな!」の上映館数の推移は、

  • 6月12日 2館
  • 6月23日 9館
  • 7月26日 86館
  • 7月27日 100館
  • 8月14日 184館
  • 8月21日現在 累計190館

この爆発的なヒットについて「1mmも想像していなかった。」というしゅはまさん。

上田監督「1mmはしてたよ。笑」

アメリカでは「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」など、限られたプロモーションや低予算制作から大ヒットを飛ばす作品が生まれるケースがありますが、日本ではなかなか珍しく、自身も他にあまり聞いたことが無いという上田監督のコメント。

ちなみにこのような作品の事を英語では”sleeper hit(スリーパー・ヒット)”という言葉で表現します。

前述の「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」は1999年公開の映画作品なのでほぼ20年前。その他には例えば、グリーン・デスティニー(2000年)、メメント(2000年)、リトル・ミス・サンシャイン(2006年)、パラノーマル・アクティビティ(2007)、スラムドッグ・ミリオネア(2008年)、第9地区(2009年)などがsleeper hitの範疇とされています。

低予算について上田監督は、

「今回の映画に関しては、ちょっと映画の中で語ってる事もそうなんですけど、予算が無かったことによる手作り感が映画にとってすごく良い方向に働いたので、予算が無くて良かったなと思っています。」

ここで映画「カメラを止めるな!」受賞歴を紹介。

  • 「ウディネ・ファーイースト映画祭 2018(イタリア)」 シルバーマルベリー(観客賞2位)
  • 「ファンタスポア2018(ブラジル)」 インターナショナルコンペ部門・最優秀作品賞
  • 「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018(日本)」ゆうばりファンタランド大賞(観客賞)
  • 「ゆうばり叛逆映画祭2018(日本)」 特殊効果賞優秀作品賞
  • 「第17回ニューヨーク・アジアン映画祭 英語版(アメリカ)」 観客賞2位
  • 「第22回富川国際ファンタスティック映画祭(韓国)」 ヨーロッパ審査員特別賞(EFFFF(英語版) Asian Award)
  • 「第22回ファンタジア国際映画祭(カナダ)」 審査員特別賞(Special Mention)
  • 日本映画祭(JFFLA)主催「第13回ロサンゼルス日本映画祭(アメリカ)」最高賞 Best Picture賞

やはり作品の評価や感想について上田監督は気にしているようで、

「エゴサーチめっちゃしますね。(公開)初週とかは一個も欠かさず見てたと思うんですけど、だんだんエゴサーチも追いつかなくなって、すごい嬉しいですね。昨日見て嬉しかったのは、9歳の女の子が夏休みの自由研究に「カメラを止めるな!」に決めたって書いてて。」

また、しゅはまさんもエゴサーチはかなりしていたとのこと。

タイトル、次回作について

「カメラを止めるな!」という映画タイトルについて上田監督は、

「ずっと俺、映画監督辞めれないなと思いました。どんな事があってもこの一作目のタイトルが「カメラを止めるな!」やから。もう何があってもカメラを止めれないなとは思いましたね。すいません。いいこと言って。」

次回作のアイディアについては、

「次の作品っていうのは、今まで貯めてたストックっていうのがいっぱいあるので、それは随時やっていきたいと。」

次回作は「カメラを止めろ!」にしませんか?というふかわさんに対しては、

「自分に便乗する形はちょっとやめたいですね。」

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 オーディション

しゅはまはるみさんと言えば、1997年に放送されていたTBC「ナオミよ?」のCMで、ナオミ・キャンベルに変身する「なおみ」役を演じていたんですね。

実はこれはオーディションで勝ち取った役だったそう。

こちらがその動画。アニマルプリント柄のジャケットを着る変身前のなおみ役がしゅはまはるみさん。

このCMが話題になった後に「あの人は今?」的な番組に何度が出演したというしゅはまさん。ただ、その頃はテレビ出演に対してあまり興味が無かったそうで、本人曰く「すごい汚い格好して行って、自前で(出演することを)知らなかったんで。衣装用意してくれるとかメイクさんいるとかって思ってたから。その2回で呼ばれなくなりました。笑」

「カメラを止めるな!」の出演に関してもオーディションだったそうで、上田監督に猛アピールしていたとか。

上田監督「僕が映画を作るという事で応募してきてくれた中から、自分が“不器用だな”って思う人たちを選んだんですよ。実際に人間として不出来な人(監督曰く“ポンコツ”)。笑。」「というのも、この映画はポンコツたちが力を合わせて一つの困難を乗り越えるという映画なので、器用な人がいちゃうと本当の熱量が出ないと思ったので。ホントのポンコツたちと一緒に映画を作るという事と、物語上語っていることが虚実ない混ぜになるようなライブ感っていうのが作りたくて。」

また、しゅはまさんの印象的な「ポンッ!」が静かな流行を見せているということで今やしゅはまさんは「ポンッの人」と呼ばれているとか。劇場前で「ポンッ!」という声がいっぱい聞こえるという上田監督。これは実際に映画を観てみて分かるポイントですね。

ヒットの影響

映画がヒットしたことで美味しいものも食べるように?という質問には、

上田監督「そうですね・・・。あの~結構そのまあ・・・あの~そうですね。笑」「ご飯をおごっていただいたりということは、前よりは増えましたけども。」「結局は、どん兵衛が一番美味しかったりするんですよね。まだ慣れないんで。舌が美味しいものに慣れてないんで。」

今後、DVD・BDリリースなどで潤うのでは?という質問には、

しゅはま「私たちには何にも入んないんじゃないですか?多分。」

上田監督「DVDは俺が入るかな。」

しゅはま「そうですよね。役者は別に何にも無いです。」

上田監督「でも(しゅはまさんには)色んなオファーが最近ね?」

しゅまは「まさにこういう番組に呼んでいただけたりとかっていう。」

あくまでDVDセールスなどは役者さんにはあまり関係がないということで、

上田監督「それは僕がだからカルビをおごりますけどね。」

ふかわ「カルビぐらいで手を打っちゃダメですよ!」

監督はYouTuber?

実は上田監督はYouTubeというサイトが有名になる前の時点で現在で言うYouTuber的な事を既にやっていたとのこと。

監督が20代前半の頃にブログで「バカチャレ」をするという企画を実施。当時はTwitterも無い時代。

挑んだ企画は例えば、

  • 町の人は、手作り張り紙アンケートに答えてくれるのか?
  • 何の努力もせずにギネス記録に挑む!
  • こんにゃくで100回キャッチボールできるか?
  • 色んなモノで洗顔してみよう!
  • 街角で梅干しスッパイ顔写真を100人集めよう!

など。

映像作品ではなく、画像中心で文章と共にブログにアップしていたそうです。

映画監督を目指している段階でこのような事をやっていたんですね。結局上記の5つのネタに挑戦したところで企画打ち止めになってしまったようですが。

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ホテルに連れ込まれた?

番組では、性暴力の被害者が告発する#MeToo運動の立役者として知られるイタリア人女優、アーシア・アルジェントさんが年下の俳優に性的暴行を加えていたとして訴えられたというニュースを取り上げましたが、これに関してコメントを求められたしゅはまさん。

しゅはま「難しい問題だなって思いますね。俳優をやっているとやっぱりこういう話はついて回るものなので。もちろん全然いい事ではいっこも無いんですけれども。俳優の立場としてはすごく難しいですよね。」

普通に俳優業界では日常茶飯事といったニュアンスで話しているしゅはまさんですね。

実体験について聞かれると、

しゅはま「あの~。一回だけ、ホテルに連れ込まれそうになって。笑」

ふかわ「監督~!」

上田監督「僕じゃないですっ!映さないで!」

ふかわ「カメラ止めて!カメラ!」

上田監督「僕じゃないですよ。パワーバランス的に僕が逆にレイプされるような感じ。」

しゅはま「なんでやねん!ちょっと~!」

ちなみにホテルに連れ込まれそうになったその時については、

しゅはま「大丈夫です。回避して、逃げようとしたら、逃げようとしたらっていうか『それはないです!』って断ったら、その場で『チッ!』みたいな感じになって。深夜だったから『私帰れないからタクシー代ください』つってタクシー代もらって。したらお釣りを事務所に送ってくれって名刺も一緒にもらったんですけど。ははははっ!」

ちなみにそのお相手の方は全く無名の方(おそらく俳優業界の関係者?)だそうです。

おすすめ映画

番組では10代におすすめしたい映画を上田監督としゅはまさんが発表するという企画が行われましたが、

上田監督のおすすめは映画「愛のむきだし」

この映画のおすすめポイントについて、

「勃起を止めるな!!」とのこと。

「これは何を言い出したんか?って思うかもしれませんけど、この映画が『勃起をするかどうか?』みたいなのを、これ4時間あるんですけど、勃起をするかどうか?ってのを4時間ずっとやってる映画なんですよ。それで最後はまさかの号泣できるっていう映画になってまして。」

「僕も最初観たとき、4時間あるんですけど、2日連続観てしまうぐらい喰らってしまいまして。映画ってこんなに自由でいいんだなって思った映画ですね。」

「勃起っていうのは色んなことに置き換えられると思うんですよね。自分の熱いものを止めるな!っていう。」

最後はちょっと取り繕うようなコメントでまとめようとした上田監督でしたw

しゅはまさんのおすすめは映画「ビフォア」三部作

おすすめポイントは「偶然が人生を変える!!やったかやらないかは男女差アリ」

「「カメラを止めるな!」の事になってしまうんですけど、上田監督とは偶然出会ったんですね。ホントに偶然出会って、そのご縁を信じてオーディションを受けてみたらこんな所まで走ってきちゃったっていう感じなんですよ。この映画(ビフォア三部作)も偶然出会った男女がそのあと結婚をして、離婚の危機を乗り越えたりとか、色んなことが19年に渡って3本の映画として同じ2人のキャストで撮ってるんですよ。それがホントすごい映画だなぁと思ってまして。」

上田監督「ドキュメンタリーですよね。半分ね。」

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監督の帽子の理由

上田監督はハットを被っている印象が強いですが、撮影時にも愛用しているそうで、

「僕すごい天パなので、朝セットするのが面倒臭くって帽子を被り始めたんですけど、それがトレードマークみたいになっちゃったんですけど。」「今は被らないと気持ち悪い所がありますね。スイッチのオンみたいな。朝の。」

持っている帽子は一つだけだそうで、その他にも服は全く持っていないそう。この日履いていたチノパンが唯一持っているパンツだそうです。

この日上田監督が来ていた黄色い特製Tシャツはお客さんがオリジナルで作って舞台挨拶の時にプレゼントしてくれたという代物。

監督は世界で一着とおっしゃっていましたが、こちらのツイートを見る限りは何枚かあるようですね。

クライングフリーセックス?

この日、一部で静かにヒットしているという「クライングフリーセックス」という映画作品も特集されていましたが、

映画「クライングフリーセックス」の監督である岩崎友彦監督(52歳)と上田慎一郎監督は親交があるそうで、

たまたま同じシナリオの先生の教室に通っていた時期があったそう。

ちなみに、上田監督絶賛!と番組内で謳われていたことに関しては、

上田監督「僕、絶賛はしてないですけどね!?笑える、くだらないあんな映画を52歳のあんなおっちゃんがキャッキャ撮ってるって所を考えたらすごい泣けてきたんですよね。この涙最高やなと思って。撮ってる岩崎さんの妄想込みで温かい涙が止まんなかったっていう。」

この日、KBS京都での放送時間の最後(KBS京都では17:00~17:45までの放送時間)に生「ポンッ!」を披露したしゅはまさんでしたが、この「クライングフリーセックス」のオーディションの話があったとしても「ちょっとこれは止めときます。」とのこと。


以上、お二人の10代の頃のお話など様々なエピソードが聞けた放送になりましたね。この社会現象がどこまで広がっていくのかも今後楽しみです。

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