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第18回 NHK「チコちゃんに叱られる!」1人で2問正解の快挙達成!さらに「チコってる」ってどういう意味?


8月31日の第18回放送では「うんち」という言葉の謎、大仏の「アレ」にまつわるお話、学校に夏休みがある理由など。今回は番組史上初となる1人で2問正解という快挙達成。さらに「チコってる」という新しい番組用語まで誕生する貴重な回となっていますね。

ということで、8月31日に放送された第18回「チコちゃんに叱られる!」の様子を詳しく見ていく事にしましょう。

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出演者

【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)

【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)

【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)

【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史

【ゲスト】関根麻里、八嶋智人

【VTR】尾木ママ(解説役)

チコちゃんの疑問その1

 大仏様のおデコから出ているアレって何?

冒頭のナレーションスタートではなく、岡村さんとチコちゃんが走って入場してくるパターンの始まり方。

画面に入って来るタイミングで慌ててチコちゃんの手を取りにいく岡村さんがちょっとかわいらしいですね。

チコちゃん「初登場はカムカムミニキーナでございます。」これはゲストの八嶋智人さんが主宰・所属する劇団名ですね。

八嶋「ありがとうございます!Y!、Y!Y!八嶋のY!」

のっけからテンションが高い八嶋さんですが、

トークもほぼナシでさっそく第一問目の指名。

どんな理不尽なことを言われても受け止める仏のような人ってだーれ?

自分ではないな・・・と言う岡村さんに代わって「僕でしょうね!」と自信満々に八嶋さんが立候補。

奈良県出身で大仏のような大きな心を自身では言っていますが、実は奈良市の特別観光大使という八嶋さん。

これにチコちゃんは「特に仕事無かったんでしょ?」とチクリ。

八嶋「んっふふ。無い!」「だからこういう所でそういうのいっぱい言っておかないと!」

岡村「あんまやる事無いんですよね。実は。」

チコちゃん「じゃあさ、ノリート(智人)はさ。奈良の大仏様とか鎌倉の大仏様って見たことある?」

続けて、どんな顔をしている?というチコちゃんの質問には、

目をうっすらと開けてアルカイックスマイルのような表情を作る八嶋さん。

チコちゃん「優しい感じのね。」

さらに「大仏様の眉間に何か付いているよね?」と聞くチコちゃん。

ここでチコちゃんの疑問、

大仏様のおデコのアレ、何?

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八嶋「あれは、みんなホクロだと思ってるでしょ?」

チコちゃん「あら!?知ってそうな雰囲気。」

八嶋「あれはホクロじゃなくて、」

そう言って説明する八嶋さんの声にはピヨピヨ音が!そして口元には「正解」の文字。

チコちゃん「つまんなー奴だな。」

八嶋さん「どういうこと?どういうこと?」正解を出すとチコちゃんが「つまんねー奴だな」と言うシステムを知らなかった様子の八嶋さんは戸惑っていますが、レギュラーの岡村さんだけは「当たってた・・・」とビックリ顔。

八嶋さんが説明した際にスタジオ内はちょっと笑いが起こっていたのでまさか正解とは思っていなかった様子ですね。

間違うわけにはいかないやつ。と豪語する八嶋さんですがお見事でした。

ここでVTR。

まずは大仏の紹介から。

世界遺産である「奈良の大仏」こと東大寺・廬舎那仏像。

そして世界最大のブロンズ立像、茨城県の牛久阿弥陀大仏。

八嶋「座りなさい。」

そして、東京日の出町に今年2018年4月に出来たばかりの鹿野大仏(ろくやだいぶつ)。

八嶋「なるほど。お家を作ってあげなさい。」

大仏殿が無い事をイジる八嶋さん。やめてくださいw

参拝者におデコのアレについて聞いてみても正解者はナシ。

ということでチコちゃんの答えは、

実家が大仏像のすぐそばで、大仏様がちょっと振り返るだけの所という説明の八嶋さん。

物心ついた時から年に一回は参拝に行き、八嶋さんのお母さんは大仏殿でパートのお仕事もしていたそう。

解説は駒澤大学で仏教の美術史を研究している村松哲文教授。

実は駒澤大学に入学した、欽ちゃんこと萩本欽一さんのゼミの先生なんです。

大仏様のおデコについているのはとぐろを巻いている“毛”。

神奈川県鎌倉市の高徳院にある通称「鎌倉の大仏」こと銅造阿弥陀如来坐像。

1252年に造られて以来、ほぼ造立当初の姿を保っている非常に貴重な仏像です。

そのおデコを確認すると、とぐろを巻いた毛のようなもの。

岡村「くるくる~ってなってる~!」

これは白い毛が巻き付いて出来ていて仏教用語では“白毫(びゃくごう)”と呼ばれるものです。

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仏様の白毫を伸ばすと1丈5尺、約4.5メートルあると言われています。

八嶋「自力では伸ばしきれない。」

大仏様のサイズであれば多分出来るように思いますが、人間サイズで4.5メートルだとムリですね。

この白毫には意味があって、

それは“世界をあまねく照らす幸せの光”をイメージしていると言われています。

そもそも仏像は仏様の姿を彫刻などで表現したもので、その種類は大きく4つに分かれます。

  • 如来
  • 菩薩
  • 明王

この中で白毫は悟りを開いた如来と、悟りを開こうとしている菩薩の一部にあります。

つまり白毫とは悟りの目印なんですね。

仏教発祥の地であるインドでは悟りを開いている人は普通の人とは違う身体表現(特徴)があるという風に考えられてきました。

駒澤大学所蔵の大智度論(だいちどろん)には三十二相(さんじゅうにそう)という言葉が載っていますが、

これは三十二個あるという身体表現(特徴)を表しています。

例えば、奈良県の法隆寺にある国宝、釈迦三尊像。

聖徳太子が無くなった時に極楽に行けるようと願いを込められて造られたと言われているこの像には、

手足指縵網相(しゅそくしまんもうそう)という指の間に水かきのような膜を作る表現が見て取れます。

これは人々を救うときに指の間から漏らす事無く救えますようにという意味が込められているそうです。

続いては、奈良県の薬師寺にある国宝、薬師如来坐像。

修学旅行で訪れるスポットとしても大人気のこの像には、

足下二輪相(そっかにりんそう)という足の裏に車輪のようなものがついているという表現が。

実は足の裏を見せている仏像は珍しく、薬師如来像は足を裏を見せてくれているので割と貴重。

岡村さんは「ローラースケートみたいなこと?」と言っていますが、

実際には足の裏に丸い車輪を模した形が描かれています。

お釈迦様は説法をすると淀みなくグルグル、まるで車輪のように説法をし続けたと言われている事から車輪は説法のシンボルとのこと。

つまり、「車輪=お釈迦様の説法」というシンボルなのだそう。

そして、奈良県の法華時にある国宝、十一面観音菩薩立像。

奈良時代の絶世の美女、光明皇后の姿をモデルにしたと言われるこの像には、

正立手摩膝相(しょうりつしゅましつそう)という伸ばすと実は膝まで手が届くという長い腕。

下に伸ばした右手が非常に長く、膝まで届いている様子が見て取れます。

長い腕は慈悲の働きが遠くまで及ぶ事を意味しているんですね。

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ちなみに三十二相全てについては、

  1. 足下安平立相(そくげあんぴょうりゅうそう) – 足の裏が平らな偏平足
  2. 足下二輪相(そくげにりんそう) – 足裏に車輪のマーク
  3. 長指相(ちょうしそう) – 指が長くて繊細
  4. 足跟広平相(そくげんこうびょうそう) – かかとが広く平ら
  5. 手足指縵網相(しゅそくしまんもうそう) – 指の間に水かきのような膜
  6. 手足柔軟相(しゅそくにゅうなんそう) – 手足が柔らかくて赤く染まっている
  7. 足趺高満相(そくふこうまんそう) – 足の甲が厚く盛り上がっている
  8. 伊泥延腨相(いでいえんせんそう) – ふくらはぎが丸い形
  9. 正立手摩膝相(しょうりゅうしゅましっそう) – 直立したとき両手が膝に届く長さの腕
  10. 馬陰蔵相(めおんぞうそう) – 男根が体内にある
  11. 身広長等相(しんこうじょうとうそう) – 身長と両手を広げた長さが等しい
  12. 毛上向相(もうじょうこうそう) – 直毛の毛で右に巻いている
  13. 一一孔一毛生相(いちいちくいちもうしょうそう) – 毛穴には一本の毛
  14. 金色相(こんじきそう) – 黄金色に輝く身体
  15. 丈光相(じょうこうそう) – 身体から光を放つ(後光)
  16. 細薄皮相(さいはくひそう) – 肌がなめらか
  17. 七処隆満相(しちしょりゅうまんそう) – 両掌、足裏、両肩、うなじの七か所がふっくらしている
  18. 両腋下隆満相(りょうやくげりゅうまんそう) – 腋の下にも肉が付いている
  19. 上身如獅子相(じょうしんにょししそう) – 上半身が大きい
  20. 大直身相(だいじきしんそう) – 身体が大きく整っている
  21. 肩円満相(けんえんまんそう) – 両肩が丸い
  22. 四十歯相(しじゅうしそう) – 40本の歯がある
  23. 歯斉相(しさいそう) – 美しい歯並び
  24. 牙白相(げびゃくそう) – 牙のような歯がある
  25. 獅子頬相(ししきょうそう) – 両頬がふっくらしている
  26. 味中得上味相(みちゅうとくじょうみそう) – 最上の味を味わえる味覚
  27. 大舌相(だいぜつそう) – 長い舌
  28. 梵声相(ぼんじょうそう) – 美しい声
  29. 真青眼相(しんしょうげんそう) – 紺青の眼
  30. 牛眼睫相(ぎゅうごんしょうそう) – まつ毛が長く整っている
  31. 頂髻相(ちょうけいそう) – 頭頂部が一段盛り上がっている
  32. 白毫相(びゃくごうそう) – 眉間に右巻きの白毛

というわけで、

大仏様のおデコから出ているアレは毛

人と違う特徴を聞かれたチコちゃんですが、

チコちゃん「しいて言うと『かさばる』」

こういった細かい仏様の特徴は事前の知識がないと気が付かないポイントですよね。

八嶋「30過ぎてから自分の実家の周りに、なんと国宝が多い事か!」

チコちゃん「ちなみに仏様は悟ってるって言いますけども、この番組で正解すると『チコってる』っていう言い方にしましょう。」「チコりを開いた。」

ということで番組の新たなルールが追加されましたね。

これからはチコちゃんの疑問に正解することを「チコってる」と表現するようにしましょう。

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オープニング

ここで改めてオープニング。

おなじみのカリキュラマシーンのテーマがオープニングテーマ。

オープニングテーマ後にはすぐさま第2問目へ。

チコちゃんの疑問その2

 なぜくしゃみをすると「誰かにうわさされている」と言う?

第2問は視聴者から寄せられた疑問に答えるという8月17日に放送された第16回夏休み拡大SP以来となる方式。

第16回 夏休み拡大SP NHK「チコちゃんに叱られる!」 チコの部屋復活に鶴見辰吾さんも登場!

質問してきた視聴者の方の名前が読み上げられていましたが、多くの『5歳らしき皆さん』から寄せられた疑問のようですね。

すると、突然くしゃみをするチコちゃん。

チコちゃん「何のせいだと思う?」

特に解答者の指名は無く、チコちゃんに話しかけられたので自動的に岡村さんが答えることに。

岡村「誰かがうわさしているって言う人おったよ。」

チコちゃん「なんで?」

ここでチコちゃんの疑問、

なんでくしゃみをすると「誰かにうわさされている」って言う?

「風のうわさ」という言葉から発展させていこうとする岡村さんですが、上手くまとまらず・・・。

岡村「ちょっと言い方が下手くそなだけ!」

チコちゃん「風が吹くと地面の塵が舞って?」

岡村「つまりは!・・・助けてくださいよ・・・」

結局助けを求める岡村さんでしたw

ここで八嶋さんが助け舟。

知らない事は一つもない!と高らかにカメラ目線で宣言する八嶋さんですが、

「風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉から、うわさとくしゃみの間を順を追っていけば答えになるという考えのよう。

前に出て芝居で実演してよというチコちゃんに、

言わんかったらよかった・・・と後悔しつつも、

麻里ちゃんの悪いうわさを流す→驚いた拍子に手がぶつかる→喧嘩に発展して地面に倒れる→他取れた拍子に砂ぼこりが舞い上がる→麻里ちゃんがくしゃみをする

というかなり強引な筋道を実演で説明する八嶋さん。

しかし結果は、

チコちゃん「全員まとめて、ボーっと生きてんじゃねーよ!」

一般の人のインタビュー映像で流れるBGMはくしゃみだけにハクション大魔王。

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チコちゃんの答えは、

くしゃみを誰か他の人のせいにするため

誰かのせいにしなくても、例えば「オカンがつまずきよったからや」と他の理由にすればいいという八嶋さん。

チコちゃん「あなた。フリーワードで漫談をするコーナーじゃないんだから。」

ということで解説は新谷尚紀教授。この番組ではお久しぶりというか何度も解説役をお願いしていますよね。

岡村「大先生やもんね。もう。」

くしゃみは古くから“誰かのせいで出るものだ”と考えられていたそう。

民俗学の考え方ではくしゃみの原因となった誰かには悪いものと良いものがあると捉えられていたとのこと。

昔はただの風邪で命を落としてしまう事も多かったので、風邪の前触れでもあるくしゃみは非常に不吉なものとされていました。

くしゃみをすると鼻から魂が抜け出てしまって、そこにもののけ(悪霊)が入り込んで死んでしまうと考えられていたんですね。

ここで流れるBGMはもののけ姫。

日本三大随筆の一つである「徒然草」第四十七段にはもののけから子どもを守る一説があり、それは、

「くさめくさめ」と唱えないとくしゃみをした子どもが死んでしまう

というお話。

これはくしゃみをしてしまった子どもが、もののけに命を取られてしまわないように「くさめ」というおまじないで追い払おうとしていた証拠。

このくさめという言葉の語源は諸説あるものの、有力なものの一つが、

「くそ食め。くそ喰らえ」

悪霊に汚い言葉を浴びせることで追い払うという意味が込められているのだそうです。

この「くさめ」が室町時代に「くしゃみ」と行為自体を表すようになったんですね。

実は沖縄地方には今でもおまじないの言葉を使っているそうで、スタッフさんは検証の為に早速沖縄へ。

と言いたい所ですが、向かったのは東京銀座にある沖縄県のアンテナショップ。

そこで、那覇出身の店員さんの前でくしゃみをしてみますが、特にリアクションなし。

ナレーション「あら?おまじないの言葉使ってませんよ?新谷先生?」

先生のうわさをしたという事で、くしゃみをする新谷先生のカットが差し込まれますw

その次に沖縄市出身の店員さんの前でくしゃみをしてみると、待望のおまじないの言葉が聞けました。

「クスクェ」

店員さんの説明ではくしゃみをすると魂が一緒に落ちてしまうから落とさないようにクスクェというおまじないを唱えるのだそう。

この言葉も語源は「くそ食らえ」と言われています。

ちなみに、くしゃみの後に言葉を唱える習慣は世界中にあると言われており、

  • アメリカ「(God)Bless you」意味:神のご加護を
  • フランス「À vos souhaits」意味:願いが叶うように
  • ブラジル「Saúde」意味:お大事に
  • マレーシア「Alhamdulillah」意味:神の祝福を
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そして改めて日本の場合に戻って、

くしゃみの原因を「良いもの」とするケースについて。

それが分かる記述が万葉集にあり、

うち鼻ひ 鼻をそひつる 剣太刀 身に添ふ妹し 思ひけらしも

この時代には、くしゃみ=鼻ひ(はなひ)と呼んでいたそうですが、この詩の意味は、

くしゃみが出て またくしゃみが出た いつも添い寝る妻が思っているらしい

くしゃみは愛する人が自分の事を思っているから出てしまうものと考えられていたんですね。

人の思いでくしゃみが出るという考え方がいつしか「誰かのうわさ話でくしゃみが出る」に変わっていたと考えられています。

くしゃみは自分でなかなか止められないものなので、うっかり出てしまうと気まずいということで誰かのせいにしてしまおうという、その場を収める優しさからくるものなのだそう。

というわけで、

くしゃみをすると「誰かにうわさされている」と言うのはくしゃみを誰か人のせいにするため

最近仕入れたうわさを聞かれたチコちゃんですが、

チコちゃん「今年の秋はピンクが流行るらしい。」

海外では誰かがくしゃみをすると心配する意味で声をかける事が多いですが、関根麻里さんはアメリカへの留学経験もあるということで、喧嘩しているカップルでもくしゃみをすると「Bless you.」と自然に出るとのこと。

岡村「うわ~アメリカやなぁ。ほんでキスするやろ?」

チコちゃん「くしゃみ一発キス三錠みたいなね。」

ちなみに街中でくしゃみをすると「Bless you.」と口々に周りの人から言われます。

赤の他人でもほぼ自動的に口をついて出る感じでガンガン言いますね。

そんな時の返答は「Thank you.」で大丈夫です。

最後に補足、

くしゃみ、くさめの語源には諸説あるそうです。

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チコちゃんの疑問その3

なぜ子どもは「うんち」が好き?

3問目は笑いからスタートするパターン。これは何を隠そう先ほどの新谷教授が元祖です。

3問目の指名は、子どもにも人気がある好感度の高いタレントってだーれ?

解答者は麻里さん。

麻里「私、外面がいいので。笑」「父からも外面良し子って言われて。」

チコちゃんの疑問は、

なんで子どもは「うんち」が好きなの?

とぐろ状のフォルムがかわいいという麻里さんですが、

岡村「でも実写でとぐろになった事は一度もないねんけどなぁ。」

八嶋「そう?僕一度奇跡の『クエスチョン』になった事あります!和式で。」

チコちゃん「ノリートのネタはいいとして。」

八嶋「ネタじゃない!」

最終的には言葉の響きが好きという麻里さんの答えですが、

「ボーっと生きてんじゃねーよ!」が炸裂。

砂場などで遊んでいると不意にうんちを掴んでしまって慌てる経験からというよく分からない説明を付け加える岡村さんですが、

チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ?」

いつもよりかなり優しい口調で叱るチコちゃん。初のパターンですね。メインの解答者ではないので大目に見られたんでしょうか?

岡村「全力で言うて。言うんやったら。笑」

去年2017年に発売されて大ヒットした「うんこ漢字ドリル」は有名ですが、このように子どもたちにはうんち(うんこ)がウケますよね。※NHKなので「子供向け漢字ドリル」という表現。

子どもたちが集まって「うんち!うんち!」とうんちコールをするという謎の映像もw

ついでに子どもたちが「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と声を揃えて言う映像まで。一般の出演者が言うのは珍しいパターン。

チコちゃんの答えは、

うんちを自分の子どもと思っているから

岡村「なんかちょっと面白いよ。」

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解説は岡山大学の金関猛教授。

テレビ初出演のテーマがよりによって「うんち」ですが、日本のフロイト研究の第一人者というビッグネームな先生なんですね。

子どもがうんちという言葉に親しみを持つということはオーストリアの精神分析学者のフロイトが提唱した、

Anale Phase(アナーレ ファーゼ)=肛門期

がポイントになるとのこと。

およそ100年前に活躍した有名なジークムント・フロイトが唱えた肛門期とは、

大体2~4歳ごろの時期で、排泄する(うんちをする)時の気持ちいいという感覚を覚える時期の事。

確かに排便はすっきりして気持ちがいいものですよね。

さらに、この2~4歳という時期はちょうどトイレトレーニングの時期とも重なります。

排便による快感と上手くうんちが出来ると褒めてもらえるという事で、子どもは2~4歳ごろの肛門期にうんちに対して好意的な印象を抱くとのこと。

さらにフロイトは友人の子どもとの対話を通して発表した論文「ある5歳男児の恐怖症分析(1909年)」の中でこんな事を発表しています。

「うんちが出てきたときに子どもだと思ったの?」という父親の問いかけに笑いながら「そうだよ。」と答える子どもの様子。

自分の体から出てくるものは自分の子どもと同然だという愛着のようなものを感じている事が見て取れます。

実験の為に幼稚園生の子どもたちにうんちの絵を描いてもらうと、

27人中7人がうんちに顔を描いて擬人化させているという結果に。

さらに顔を描いていない子でもうんちに名前や愛称を着けたり、「さん、くん」付けしたりしているようです。

このように、うんちは子どもの関心を強く惹く存在なんですが、お菓子の世界でもヒットコンテンツとして利用されており、

うんちキャンディー、うんちクッキー、うんちラムネ、うんちグミとバリエーションは様々。

さらに子どもとうんちの関係を探るべく、向かったのは雑誌「コロコロ」の編集部。

和田誠編集長によるとうんちを描くかどうかで漫画の人気が左右されるというほどだそう。

和田編集長「うんちで雑誌自体売れてるんじゃないかな?と思う時さえありますね。」

絶体絶命でんぢゃらすじーさん(なんと!でんぢゃらすじーさん)という漫画作品では全編通してセリフを「うんこ」に置き代えて1エピソードを描き切るという神回があったそう。

これが功を奏したかは分かりませんが2018年1月号は100万部の販売数。小学生男児の人口はおよそ326万人なので3人に1人は読んだ計算ですね。

今の子どもたちは学校が終わっても塾に行ったりと、ストレスの多い生活を送っている中でうんちは心のよりどころのような存在と説明する編集長。最後には「うんちは偉大」という言葉。

流れるBGMは小田和正さんの「言葉にできない」。

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ということで、

子どもが“うんち”を好きなのはうんちを自分の子どもと思っているから

最近すっきりした出来事を聞く金関先生ですが、

「お会計が小銭ピッタリだった時かな。」という答えのチコちゃん。

ここで解説してくれた金関先生のテレビ初登場のテーマが「うんち」ということにかなり葛藤があったというこぼれ話。

インタビュー中に何度も頭を抱えるシーンがあったそうですw

1問目の「とぐろ」

2問目の「くそ食らえ」

3問目は「うんち」

と何か共通点があるような3問ですが、

チコちゃん「あくまでも偶然の産物。うんちで神回を狙ってるわけではないということを。神回だったとしても違う“紙”っていう話です。」

八嶋「畳みかけてくるね!」

最後に補足、

心理学に基づく専門家の見解で、良い子の皆さんはうんちと言いすぎたり、触って遊んだりしないように。とのこと。

ここでミニコーナーのにらめっこ。

変顔はミラーボールにアフロ姿で星形のサングラスをしたディスコ的な衣装のチコちゃん。

流れるBGMはKC & The Sunshine Band – That’s The Way (I Like It)

こちらが視聴動画。

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チコちゃんの疑問その4

学校の夏休みは何のためにある?

第4問目の指名は、夏がにあう爽やかな大人ってだーれ?

岡村「今日、チコってるんでいきますか?」

郷ひろみさんのジャケットプレーのような動きをする八嶋さんが決めポーズ。

八嶋「やっぱり表現が昭和ですな。笑」

ということで解答者は八嶋(やっしー)さん。

ということでチコちゃんの疑問は、

学校の夏休みって何のためにあるの?

奈良女子大学文学部附属小学校(現:奈良女子大学附属小学校)出身という前提で解答する八嶋さんですが、

再びピヨピヨ音と共に「正解」の文字が登場。

チコちゃん「もう~。つまんねー奴だな!」

かなり悔しそうなチコちゃん。

チコちゃん「チコってんじゃねーよ!」

番組史上初の2問正解の快挙達成の瞬間です。

チコちゃんの答えは、

先生が勉強するため

拍手で八嶋さんの正解を祝うスタジオ。

チコちゃん「経験がものをいったわけだから、自慢してちょうだい。それは。」

八嶋「うん!」

カメラ目線で決める八嶋さん。

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解説は尾木ママこと教育評論家の尾木直樹さん。

普段は6時間授業があって時間が取れないということで、自分たちのスキルアップのための勉強がなかなか出来ないのに比べて、夏休みは授業が無いためにその時間を勉強時間に充てることが出来るという尾木ママ。

例えば夏休み中に先生たちは、

専門家を学校に招いて授業の進め方について先生たちが教わるという機会が設けられたり、

模範授業の実践的な勉強会に参加したりという事を行っているそう。

他にも授業で取り入れられるプログラミングの授業についての専門家による研修や、2018年4月から始まった英語授業のための研修などなど。

さらに二学期のスタートに向けて運動会で踊るダンスの振り付けを考えたり、他には、

  • 運動場の整備
  • 学芸会の台本作り
  • 修学旅行の下見
  • マラソン大会の場所探し

などなど。スキルアップの勉強以外にもやる事は盛りだくさん。

夏休みに先生たちがこんなに勉強しているその理由が、

2002年に導入された完全学校週5日制。

先生たちは夏休みの約40日に加えて土日も休みになったということで、世間から「先生は休めてずるい!」という社会的なバッシングがあったとのこと。

これに対抗するという事ではありませんが、先生たちは夏休み中も実は一般の会社と同じようなお休みのスケジュール(お盆休み)になっているんですね。※例えば8月13日から17日が夏季休暇で一週間程度。

また、夏休みの始まりについて、明治14年に欧米に倣って小学校教則綱領により始まったという説もあるそう。

流れるBGMは久石譲の「Summer」。

こちらが視聴動画。

2002年以前は先生たちのお休みは確かに大目だったそうなんですが、完全学校週5日制のスタートで勤務状況が見直されて夏休み期間中も出勤するようになったそう。

昔は40日をすべてお休みにすることも出来たと尾木ママ。

尾木ママ「いい時代よ~。僕いい時に辞めたよ~笑」

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ちなみに夏休み中の先生たちの楽しみについてインタビューしてみると、

  • プール掃除で空き時間に一人で貸し切りで泳げること
  • 給食が無いので先生同士でランチに外出

などのエピソードが。

ということで、

学校の夏休みがあるのは先生が勉強するため

夏休み中の愛とロマンについて聞かれたチコちゃんですが、

チコちゃん「私はセミの穴ばっかり探してた。」

いじめの問題や教師の不祥事がニュースを騒がせる事も多いですが、何も問題もなく仕事をされている先生たちが大半なので、VTRにあったように高い志で日々、子どもたちと接している先生たちの姿を改めて強調する八嶋さん。

チコちゃん「よく言ってくれましたそれを。」

塚原愛アナから補足情報。今日は第4問目だけの登場ですね。

ちなみに塚原愛アナの後ろにキョエちゃんの雑な落書きのような絵がw第18回 NHK「チコちゃんに叱られる!」1人2問正解の快挙達成!さらに「チコってる」ってどういう意味?キョエちゃんの絵

昔は学校にはクーラーが無く、暑さで子どもが体調を崩さないようにという配慮から夏休みが出来たという説や、6月~9月の農業の収穫時期の手伝いを子どもたちが出来るようにという説もあるそう。

これらについて文部科学省としては、

夏休みが出来た理由については資料や情報がなく、明確な起源や理由については不明とのこと。

最後に感想を述べる岡村さんは、

「今までで一番チコった回」

八嶋「逆に申し訳ない。」

そう言いつつもドヤ顔の八嶋さんのアップで本編は以上。

ただし、正解されて悔しいチコちゃんが漢字の書き取りクイズを出題して、というくだりが省略されていたのでパーフェクト解答とはならなかったのが残念でした。※過去にパーフェクト解答を出しているのは岡村さんのみ。

是非ともチコちゃんには正解された時用の反撃のミニクイズをこれからは用意しておいて欲しいものです。

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ひだまりの縁側で・・・コーナー

ここで視聴者からのお手紙を紹介するコーナー。

手紙を抜き取ると、

キョエちゃん「岡村~!岡村~!チコちゃん~!チコちゃん~!」「つまんねー奴だな」

岡村「名前だけ言うてそれ言うたらアカンやんか。」

チコちゃん「何やそれぇ・・・」

岡村さんは「覚えるね。どんどん。」と言っていますが、今回は特にキョエちゃんの新語はナシ。全て過去に口にしているワードばかりですね。

おたよりは数え年で92才という方から。

おやよりの内容は「花嫁の角隠しの理由」について。

本編で紹介されてもおかしくないような割としっかりとした疑問ですよね。

隠す理由について、「女の人は集まると悪口ばっかりを言う」という超個人的な見解を言う岡村さんw

ここで専門家からの受け売り情報。

武蔵野大学名誉教授 日本語教育学者の佐々木瑞枝先生によると、

「角」は女性の攻撃や怒りを象徴する言葉で、「角隠し」とは女性の嫉妬心をいさめて隠すという意味があるそう。

かつては男性を中心とした家制度だった日本ですが、嫁入りする女性は「角」を隠して従順な妻になるという誓いの意味があったそう。

芸能人という事でVTRでお祝いコメントを頼まれる事が多いという岡村さん。

毎回、定番のコメントがあるそうで、

「誰か、私独り者なので、ええ人いてましたらコチラまで。」

というものだそう。

これからはチコちゃんにひっかけたお祝いコメントを用意した方がいいというチコちゃんの提案には、

岡村「ボソッと結婚してんじゃねーよ!みたいな。」

チコちゃん「幸せにしてんじゃねーよ!みたいなね。逆に。私とセットでVTR作りましょう。」

宛先は、

〒150-8001 NHK 「チコちゃんに叱られる」係 宛て

※お名前/ご住所/ご連絡先(電話番号やメールアドレス)をご明記ください。名前のわきに「5さい」と書いてください。

番組公式ホームページ http://nhk.jp/chikochan

となっています。

※岡村さんのいい人はこちらの宛先では募集していません。

という但し書き付きw

キョエちゃん「おたより募集中~!」

チコちゃん「ありがと。キョエちゃん。」

翼をパタパタさせるキョエちゃん。

キョエちゃん「5才って書いて~!」

最後に昱子(いくこ)さん(数えの92さい)への回答。

角隠しには妻になる女性の角(嫉妬心)を隠すという意味があります。※諸説あります。

次回放送は

9月7日(金) 夜7:57スタート(一部地域を除く)

9月8日(土) 朝8:15スタート

になっていますね。

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから。

一覧:NHK「チコちゃんに叱られる!」

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