第27回 NHK「チコちゃんに叱られる!」サウスポーに続いてベースボールディクショナリーの悪夢が再び?
11月2日の第27回放送ではおぎやはぎの小木博明さんがゲスト初登場。かたせ梨乃さんは久しぶりの登場ですね。NHコスペシャルという謎のサイエンス系番組がスタートしたり、VTRに岡村隆史さんが久しぶりに登場したり、キョエちゃんがアカペラを披露したり。そして何と言ってもベースボールディクショナリーの悪夢が蘇ったりとチコちゃんマニアからすると濃度がめちゃくちゃ濃い放送回。
その他にも久しぶりに出張用チコちゃんが登場するシーンも。
ということで、11月2日に放送された第27回「チコちゃんに叱られる!」の様子を詳しく見ていく事にしましょう。
みなさんは目がいい(視力が良い)の言葉の意味って何を表しているのか本当に理解していますか?
スポンサーリンク目次
出演者
【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)
【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)
【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)
【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史
【ゲスト】かたせ梨乃、小木博明
【VTR】茂木健一郎、大谷亮平、池田鉄洋、岡村隆史、元大洋ホエールズ 齊藤明雄、三日市ディレクター、
チコちゃんの疑問その1
なぜ中高年男性は「おやじギャグ」を言う?
チコちゃん「まずはお久しぶりの、りの姉です!」特番回第3回(2017年12月27日放送)、レギュラー化以降は第6回(5月18日放送)、第12回(6月29日放送)以来とご出演。ちなみに第7回(5月25日放送)ではVTRゲストにご出演でしたね。
今日のかたせさんの服のアニマルプリントを褒めるチコちゃん。
チコちゃん「スカーフに穴空けたみたいな。」
岡村「着る人を選びますよ!これは。関西の方にはいますけどね。こういう。」
チコちゃん「そして初登場はおぎやはぎでございます!」
「注)チコちゃんはゲストをチーム名で呼びます」というテロップ表示。
第13回放送でこのチーム名呼びというルールはチコちゃんが自ら発言したんですよね。第13回(7月13日放送)では奇しくもおぎやはぎの矢作兼さんがゲストの回でしたね。
チコちゃん「おぎやはぎというコンビの先頭の方ですね。」
小木「縦に並んだことはないから分からないですけど。」
コンビ名の先頭の方という意味ですね。
オープニングトークはこの辺でチコちゃんから指名。
一番ユーモアのあるステキなおじさんってだーれ?いつもは「大人」という聞き方ですが「おじさん」と言う珍しいパターン。
今日は衣装が茶色で「おじさん色」という事で岡村さんは小木さんを指名。
自分ではおじさんという意識な無いようで、
小木「まだまだ若い子もイケるなって感じもしますしね。」
チコちゃんの質問は実際におじさん(おやじ)から聞いた「おやじギャグ」について。
小木「何だろう?お金が・・・おか・・・いやそんな事ねぇな。」
チコちゃん「おっかねぇ?」「何でもいいんだってさぁ!」
何でもいいという言葉で余計にテンパる小木さんw
しょうがないのでチコちゃんが助け舟。
チコちゃん「猫が風邪をひいて?」
小木「寝ころんじゃった。」
チコちゃん「そうそう。そういうの。」
「寝込む」の方が合ってるような気もしますが、まあとりあえずOK。
ここでチコちゃんから核心の疑問。
なんでおやじは「おやじギャグ」を言うの?
スポンサーリンク小木「ダジャレ以外出てこないんだよね。おじさんってね。」
悩んだ挙句に絞り出す小木さんですが、口元に正解マークとピヨピヨ音が発動!
表情が曇っていくチコちゃん。
チコちゃん「ほぼほぼ。つまんねーヤツだわ!」
かたせ梨乃さんも「えっ!!」と大きくリアクション。このセリフは正解の時の物である事をご存知ですね。
かたせ「当たり?」
岡村「ほぼほぼチコって(正解して)んのよ。これは。」
チコちゃん「全員ペン持って!じゃあ漢字問題です。」
「『あいさつ』漢字でお書きください。」
かたせ「書けない!」
正解を言われてちょっと悔しいチコちゃんから漢字の問題ですね。
何か「くくく」みたいなの無かったっけ?とかたせさんは言っていますが、
チコちゃん「あるけど。りの姉、言わないでね。」
岡村「相(手へんに弁)」
かたせ「相(手へんに「くくく」と又)」
小木「相(手へんに「くくく」と田)」
全員不正解。皆さん共通して「あいさつ」のあいは「相」と解答していますね。
チコちゃん「君たち。ボーっと生きてんじゃねーよ!」
答えは、
挨拶
ですね。
ここでチコちゃんから挨拶の文字のチコ流漢字の覚え方を伝授。
- 両方に「てへん」
- 矢沢永吉が「ム」と言う →「挨」が完成。
- タモリが「くくく」と笑う →「拶」が完成。
- 挨拶
小木「確かにくくくって笑い方しますもんね。」
さて、おやじギャグに話を戻すと、まずはおやじギャグの定義について。
広辞苑には「年配の男性が口にする、時代感覚からずれた冗談や洒落」という意味が掲載されているそう。
番組曰く「おやじギャグの聖地」新橋駅前ビル地下1階の居酒屋で観察。
囲碁の話題で「以後反省します。以後注意します。」というおやじギャグが炸裂。
また、お酒「一杯」とたくさんの意味の「いっぱい」をかけたり、「しまい(4枚)にします」「ざ、ぶっとん(座布団)」というおやじギャグや、剣道とかけて「面 胴くさい(面倒くさい)」なども。
小木「名人芸だよね。」
ナレーション「いい加減、洒落はやめなしゃれ。」
ということでチコちゃんの答えは、
脳のブレーキがきかなくなっているから
スポンサーリンク小木さんは見事に正解した模様。
チコちゃん「ズベズベっとスベっちゃったわよ~。」
開脚した時に足を滑らせた様子のチコちゃん。
おやじギャグを言う理由については科学に基づいて立証できるそうですが。
解説は脳科学者の茂木健一郎さん。記念すべき番組初回の特番第1回にスタジオの解答者で登場して以来のお久しぶりですね。
おやじギャグは中高年男性の脳の働きの特徴から生み出されるものなのですが、
「チコちゃんちこう寄れ」というおやじギャグを披露する茂木先生。すぐに暗転w
この脳のメカニズムについて女性スタッフたちのたっての要望でナビゲーター役が撮影に臨みます。
それが大谷亮平さん。
女性スタッフ3人が拍手でお出迎え。
チコちゃん「出迎えシスターズでございます。」
ここで始まったのが、
『NHコスペシャル シリーズ人体 第1集 脳と『おやじギャグ」 バナナから「そんなバナナ」が生まれるメカニズム』
チコちゃん「いいの森田(タモリ)さん」?
ストーリーテラー役はタモリさんではなく、大谷亮平さん。
ちなみにコチラが元ネタの「NHKスペシャル シリーズ人体 神秘の巨大ネットワーク」公式ページ
暗い照明の中ピンスポットライトで進行する大谷亮平さんですが、あくまで真面目。
大谷「お昼ご飯にバナナを食べればいいと言われた夫。その瞬間そんなバナナというおやじギャグが飛び出しました。」
この瞬間に脳の左脳にある「側頭連合野(そくとうれんごうや)」が活動。脳のこの部分がおやじギャグ誕生のカギを握ります。
側頭連合野は言葉について記憶や情報が保存されている部分でいわば「脳の国語辞典」のようなものと言われています。
バナナというキーワードを聞いた瞬間に側頭連合野ではバナナに似た響きの言葉についての検索が開始されます。
すると次々と浮かぶ言葉の中から「バカな」という言葉がピックアップされます。
「バナナ」と「バカな」から「そんなバナナ」というおやじギャグが誕生。サイエンス系の番組っぽくかなり仰々しく表現されていますが、ただのおやじギャグw
1000億と言われる脳の神経細胞からおやじギャグが生まれるんですね。
大谷「これこそおやじギャグを生み出す脳の力。実は年齢を重ねた中高年男性だからこそ得た能力だというのです。」
一つの記憶から他の記憶を思い出すことを「連想記憶」と呼びますが、この能力は年齢を重ねてボキャブラリーが増えれば増えるほど高まっていく能力。
しかも中高年男性は「連想記憶の達人」と説明する茂木先生。
ハーバード大学 マサチューセッツ総合病院での実験では連想記憶の能力は30代からどんどん伸びていき、50歳頃でピークに達するとの事。
でも30代のうちからおやじギャグを連発するという事はあまり無い事ですよね?
大谷「かくいう私も38歳。まだおやじギャグを言うのにためらいがあります。ではなぜ年齢を重ねるほどおやじギャグを言ってしまうのでしょうか?」
スポンサーリンク実は中高年男性の脳の中では連想記憶の能力が上がっていく一方で別の現象も起こっています。
ポイントは脳の前方に位置する「前頭葉(ぜんとうよう)」、理性をつかさどり感情をコントロールしている部分。
この前頭葉は20代で発達のピークを迎えて、50代を境にガクッとその働きが弱くなっていくと言われています。70代になるとピークの20代と比べて1/4にまで低下。60歳の時点で12歳と同程度に機能が低下するとも。
例えば30代の男性では「トイレ」というキーワードから「トイレに行っといれ」というおやじギャグが浮かんだとしても前頭葉の働きが活発なので「くだらないと思われたくない。恥をかきたくない。」という理性が働いてブレーキが効きます。
ところが加齢と共に機能が低下していく前頭葉がブレーキ役をおろそかにしてしまうと、口からつい飛び出るのが「トイレに行っといれ」というおやじギャグ。思いついたら言わずにはいられない。欲望に正直になってしまうんですね。
側頭連合野の発達によってどんどん浮かんできてしまうおやじギャグ。それに対して前頭葉の働きが弱くなってブレーキが効かないので口をついて出てしまう。
この側頭連合野の暴走を前頭葉が抑えられないという脳のメカニズムがおやじギャグの原因なんですね。
大谷「50代を過ぎると始まる脳の暴走。Oh~No~。」
拍手するスタッフ3人娘たちw
岡村「あの3人娘何なの?笑」
小木「あれ何だったんでしょうね?意味あるんですかね?」
NHチコスペシャルの最後に流れ出すスタッフロール(順不同)は、
- ソニーサイエンス研究所
- ハーバード大学
- マサチューセッツ総合病院
- 岩波書店
- 生理学研究所 柿木陵介教授
- 自宅を貸してくれた窪田さん
- みどりママ
- ゆうこママ
かたせ「自宅を貸してくれた。笑」
というわけで、
中高年男性が「おやじギャグ」を言ってしまうのは脳のブレーキがきかなくなっているから
茂木先生「5歳は脳の能力が一番伸びる時期だと言われています。チコちゃんはどんな能力を伸ばしたいかな?」
チコちゃん「MC力かな。」
岡村「末恐ろしいな。」
このような脳のメカニズムが頭の片隅にあるとおやじギャグにも温かく接する事が出来るかもと小木さん。
小木「この人はもう我慢が出来ないっちゅうか、理性が抑えられない人なんだなってのが分かった。」
ちなみに「おばさんギャグ」という言葉があまり聞かれない理由について塚原愛アナから補足情報。
女性の場合は、バナナというワードを聞くと、「バナナを食べたい。買って帰ろうかな。」と主に記憶やイメージを元に思考するという脳の使い方をするために「おばさんギャグ」は思いつきにくいのだそう。
男性が主に言語をつかさどる「左脳」を主に使うのに対して女性は記憶やイメージをつさどる「右脳」とプラスして「左脳」も使っているからとの事。
NHコスペシャルのストーリーテラー役を務めた大谷亮平さんは朝ドラ「まんぷく」の撮影の合間を縫って撮影に協力してくれたとの事。
撮影中は一つ一つのセリフで「僕、スベってませんか?これ、スタジオしらけてないですか?」と逐一気にされていたとチコちゃん談。
岡村「それを盛り上げるために喜び組がおったんやな?あそこに。笑」
チコちゃん「この3人はね。ウチの男前発注シスターズ。」
スタジオの隅にスタンバイ済みの男前発注シスターズは「心と目の栄養をいただきました。」と幸せそうなコメント。
チコちゃん「やかましいわ!」
スポンサーリンクオープニング
ここで改めてオープニング。
おなじみのカリキュラマシーンのテーマがオープニングテーマ。
オープニングテーマ後にはすぐさま第二問目へ。
チコちゃんの疑問その2
視力検査の数字ってなに?
指名は、一番じっと見つめられたらドキドキしちゃうキレイな瞳の大人ってだーれ?
岡村さんはかたせさんを指名。
カメラが寄るとウィンクを披露するかたせさん。ちょっと両目をつぶり気味ですけどw
視力についての質問からスタートしますが、若い頃は視力が2.0あったとかたせさん。
そのせいで早い時期から老眼になったとも。
チコちゃん「今いくつ?」
かたせ「今でも・・・歳じゃないよね?」
チコちゃん「違う。違う。笑」
岡村「多分視力やと思いますね。笑」
現在のかたせさんの視力は0.7ぐらいとの事。
ここでチコちゃんの疑問、
視力検査の数字ってなに?
数字の表すものは何?という疑問ですね。
かたせさんは見える文字のサイズや距離という答え。ただ、決められた距離から見えるかどうかを検査するので距離はちょっと違いますよね。
岡村「見えへんから前行って右とか左とか言わないですもんね。距離ではないっていう。」
最後は「文字のサイズ。0.7な感じの記号」というふわふわした答え。
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」とお叱り。
そんな答えだとそりゃそうですw
ということでチコちゃんの答えは、
1/記号のすき間と目を結んだ角度
スポンサーリンク小木「何その“目を結んだ”って?」
視力検査ではアルファベットの「C」のような文字を使って測定しますがこのすき間が重要との事。
解説は東京医科歯科大学 臨床教授で眼科医の梶田雅義先生。
まず視力検査で使われるあの記号はアルファベットのCではなく、ランドルト環という名前がついているんですね。※英語だと“Landolt C”=ランドルトCと呼ばれるので一応アルファベットのCというは間違いでないようですが。
これはフランス(正確にはスイス人だそう)の眼科医であるエドムンド・ランドルト氏が考案したのでその名前がついています。
このランドルト環が誕生する前はアルファベットを利用したスネレン視標が主流。
しかしスネレン視標では問題も。という事で再現VTRが始まりますが、現れたのは「視力を測られる人役」の池田鉄洋さん。
黒いスプーンというかしゃもじを手に視力検査に臨みます。ちなみにこの視力検査で使われる黒いスプーンの名前は「遮眼子(しゃがんし)」と言います。英語では“eye occluder”=アイ・オクルダーと表現。
アルファベットを使用するスネレン視標ではアルファベットが読めない人からすると何と書かれているのか口頭で説明しにくいという欠点があったんですね。
アルファベットが分からない昔の人を表現するために着物で登場の池田鉄洋さんでした。
一方でランドルト環ではすき間の向きを答えるだけなので文字が読めなくても検査可能。
実はこの「すき間」というのがミソ。このすき間が視力検査において重要な役割を担っています。
当然視力が良い人はすき間がしっかり見えるので答えられるのですが、目が悪い人はすき間が見えずにボヤけた輪っかに見えます。
実は視力とは見える見えないで判断するものではなく、2つの点を認識する力を表しているんですね。
例えば1つの黒い点を見た時に、目の良い人はくっきりと、目の悪い人はボヤけて見えたとします。それでも1つの点が見えるのは一緒ですよね?これでは視力の良し悪しは測れません。
しかし点を2つで検査してみると、しっかり見えていると2点に、ボヤけていると2点には見えずに1点に見えてしまうという明らかな違いが生まれます。これなら見えているか見えていないかが判断できるので測定可能。
この2つの点を認識するという事は、言い換えれば、点と点の間のすき間を認識するという意味になりますよね?
だからランドルト環のすき間が重要。
スポンサーリンクどこにすき間があるのか認識できていれば記号の向きが答えられるという明快な測定手法からランドルト環は1909年の国際学会で視力検査の世界共通の記号に認定。
それよりも遥か昔にはアラビアにも「すき間」を使った視力検査法がありました。
それが北斗七星。北斗七星にはミザールとアルコルという非常に近い距離に見える2つの星があり、これが一つ星に見えるのか二つ星に見えるかで視力を測定していたんですね。
動画で見るとこんな感じ。
では肝心の1.0や2.0という視力検査の数字の意味について、
視力の数字は、「1/ランドルト環(記号)のすき間と目を結んだ角度」とチコちゃんは答えていましたが、
ナレーション「何やら難しそうなお答えが。皆さん。もうチコっとだけお付き合いくださいね。」
おばさんギャグが炸裂w
例えばすき間が1.5mm、直径が7.5mmのランドルト環を5m離れた所から認識できると視力が1.0になるのですが、
この時ランドルト環と目を結んだ角度は1分となります。1分とは角度の1度の1/60という非常に小さな角度の事。
この1分を先ほどの計算式に当てはめると、1/1になって視力は1.0に。
このすき間が3mmになると角度も2倍になるので2分。計算式に当てはめた分数だと1/2になるので0.5になるんですね。
反対に隙間の大きさが0.75mmになると角度は0.5分に。計算式だと1/0.5なので2.0に。小数点が混ざった分数はしっかり分かりますよね?分母、分子に2をかけて1×2/0.5×2=2/1で2.0ですね。
これが「1/ランドルト環(記号)のすき間と目を結んだ角度」の意味。
視力検査では一般的に視力表に2.0までしか用意されていませんが、日常生活で視力1.0以上であれば問題なく生活できるので高い視力値については測定が省略されているんだそう。
ちなみに視力の限界は4.0ぐらいとの事。
ということで視力4.0の世界がどんなものかこの方が登場。
現れたのは岡村隆史さんその人。
岡村「変わった事する時、説明して欲しいんですけど。」
計算式では視力4.0ではすき間と目を結ぶ角度は0.25分。これは2km離れた所から15cmのすき間が認識できるという意味。
この2kmという距離はNHKがある渋谷から新宿までの距離に匹敵します。
流れるBGMはフジテレビのドラマ「ガリレオ」のオープニングテーマから。
コチラが視聴動画。
ということで渋谷のNHKの屋上からおよそ2km先の新宿のビルの屋上に設置された“あるもの”が何なのかを岡村さんに見てもらう事に。
特に何も伝えられることもなくNHKの屋上に呼び出された岡村さんは終始困惑気味w
スポンサーリンク岡村「いや~見えへんなぁ。」
スタッフ「使われますか?」
スタッフさんから手渡されたのは先ほど紹介した黒いスプーン、遮眼子(しゃがんし)。
両目で見えないのに遮眼子を使って片目で見えるわけがないw
岡村「これ使っても・・・見えんもんは見えないんですけど。笑」
スタッフ「分かりました。」
岡村「分かりました?」
スタッフ「大丈夫です。」
岡村「いや。大丈夫じゃないんですよ。僕が・・・これ何ですか・・・」「すいませんホントに。また声かけてください。失礼します!」
ずっとビビってる岡村さんw
スタジオでは「怖かった。このロケ。ホンマ。」と岡村さんw
では2km先にあった“あるもの”の種明かしですが、
そこにいたのは、
キョエちゃんが岡村さんのために心を込めて“拾ってきた”15cmの大きさの新米のおにぎりをくわえる姿。
キョエちゃんが解説VTRに登場するのは初でしょうね。
おにぎりを捨てるように落としたキョエちゃんは、
「オカムラーバカー」とパタパタ。いつものお姿でしたw
おにぎりは作り物でしょうけど。
というわけで、
視力検査の数字は1/ランドルト環(記号)のすき間と目を結んだ角度
どんなものが見えるようになりたい?と聞かれたチコちゃんは、
チコちゃん「大人たちが墓場まで持ち込もうとしてるもの全般。」
岡村「それはそっとしておいてあげようよ。笑」
2km先のキョエちゃんの映像は約2億5000万画素の超解像度カメラと約42倍の望遠レンズを使用して撮影したという手の込んだもの。
実際に視力4.0の人に見てみて欲しいという岡村さん。アフリカなどの大自然で暮らす人々は視力が高いなんて言われますが。
実は岡村さんは「何か赤いですか?チコちゃんですか?」と適当な事を言ってお茶を濁そうとしていたとチコちゃんに暴露されていますが、「何か言わないと」というプレッシャーからそうしたとの事。
岡村「あのロケ怖かったよぉ~。」
小木「最後謝ってましたもんね。」
岡村「ロケを一個台無しにした様な気持ちになって。」
チコちゃん「それはゴメンなさいね。笑」
スポンサーリンク最後に注釈。
現在では多くの学校で視力検査の結果を「A、B、C、Dの4段階」で評価していて、黒板の文字の見え方を基準にした測定法だそう。
- Aが1.0以上で1番後ろの席から見える。
- Bが0.9~0.7で後ろの方の席でもほとんど見える
- Cが0.6~0.3で後ろの方の席では見えにくい
- Dが0.3未満で前の方の席でも見えにくい
ここでミニコーナーのにらめっこ。
変顔では、金髪のリーゼントにとんがったサングラス姿で詰襟衣装のチコちゃん。
流れるBGMは嶋大輔さんの「男の勲章」ですね。
コチラが視聴動画
ガム風船を膨らませて顔にくっつけてサングラスがズレるチコちゃん。
チコちゃんの疑問その3
「エース」ってなに?
第三問目は冒頭から笑いで始まるチコちゃんお決まりのパターン。岡村さんとかたせさんも一緒にお付き合い。特番第3回の「おさい銭はどうして入れるの?」の疑問で登場した國學院大學文学部の新谷尚紀教授がその元祖。
チコちゃん「もう~岡村~。」
小木「何ですか?この始まりは?笑」
ゲスト初登場の人は大抵このパートで戸惑うというお決まりの洗礼ですねw
第三問目は運動神経バツグンのスポーツマンな大人ってだーれ?という指名。
岡村さんがすぐさま立候補。
サッカーや野球などのチームスポーツで一番活躍する選手を何と呼ぶ?という質問には「エース」と即答の岡村さん。
ここでチコちゃんの疑問は、
「エース」ってなに?
スポンサーリンク岡村「ACE(エース)のAがアルファベットで言うと1番。だから1番っていう意味での。」
チコちゃん「ものすごい簡単な事だったのね?」「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
岡村「たまに出るやん。簡単なやつ。」
ここでVTRはメジャーリーグで活躍する大谷翔平選手や本田圭佑選手の映像。本田圭佑選手はメキシコのCFパチューカ時代の映像ですね。現在はオーストリアのメルボルン・ヴィクトリーでプレー中。
エースストライカーやエースアタッカー、エースピッチャーなどなど。あらゆる分野でエースという言葉は使われますね。
会社などでもウチの営業のエースなんて使われ方もしますし。
という事で40歳以上で野球を楽しむ会「東京コメッツ野球クラブ」の皆さんにインタビュー。
エースと言ったらウルトラマンA(エース)という答えが出たり、みんながエースというちょっと的外れな答えも。
もっとエースっぽい人に聞いてみようということで取材に向かったのは、
元大洋ホエールズのエース、“ヒゲの齊藤”こと齊藤明雄さんの元へ。
大洋ホエールズのエースナンバー17番をつけて140km/hのストレートと80km/hのスローカーブを武器に活躍。
小木「大好きだった。」
チコちゃん「屋敷!センター屋敷!」
かねてより大洋ホエールズファンを公言しているチコちゃんなので大興奮。
齊藤明雄「私はエースって言葉は昔から言われてる言葉であって、由来って言うのはちょっと「?」分からないっていう状況かなっていう感じ思いますね。」
小木「何それ?笑」
解説者口調の齊藤明雄さんw
現役時代の練習には自信があったというお話や、手を抜いてるとだけは言われたくなったと熱く語る齊藤明雄さんですが、
ナレーション「そういう事を聞いているのではありません。」
ここで出張用チコちゃんから「ボーっと生きてんじゃねーよ!」が炸裂。
齊藤明雄「何で!?分かんない・・・笑」
岡村「出張用チコちゃんや。」
チコちゃん「すいません。」
9月14日に放送された第20回以来の出張用チコちゃんの登場。
そして気になるチコちゃんの答えは、
エースとは「エイサ」
スポンサーリンクチコちゃん「そうです。『エイサ』です。」
岡村「納得は出来へんな。エイサ?」
解説はアメリカの野球の歴史について研究する法政大学の鈴村裕輔講師。
岡村「サウスポー分からへんかな?この人。」
エイサとはアメリカの野球選手でアサヘル・ブレイナードの事。
およそ150年前に創立されたアメリカ発のプロ野球チームであるシンシナティ・レッド・ストッキングスでピッチャーとして活躍した選手。
エイサとはアサヘル(Asahel)の幼少期からの愛称。頭三文字のAsaからですね。
実はこのエイサは今の野球の基礎を作ったと言っても過言ではない偉大な選手。
エイサの時代の野球のルールは現在の物とは大きく違っていて、
当時の野球で重要だったのは「バッターに打たせる」という事。
その為に1860年代のルールではピッチャーは下手投げ。
急速も約50km/h前後と言われています。
バッターが絶対の主役だったのがこの当時の野球でした。
しかしエイサはこれまでの野球の慣例を破っておよそ98km/hと言われた剛速球と、さらにプロ野球史上初と言われる変化球(カーブボール)を駆使してバッターに打たせないピッチングを行いました。(※こう書いてしまうとカーブボールの考案者のように聞こえますが、カーブボールの考案者は別の選手でキャンディ・カミングスもしくはフレッド・ゴールドスミスとの事。)
その理由についてですが、
そもそも野球は生活にゆとりのある富裕層のためのレクリエーション的なもので、勝ち負けには余りこだわらないという風潮があったのですが、プロになったという事でこの状況が一変します。
エイサはプロ選手として勝ちにこだわるピッチングを行っただけなんですね。
遊びから真剣勝負のスポーツ競技に変えた変革者がエイサだったというわけ。
改めて齊藤明雄さんにエイサについて伝えると、
筋力とリスト(手首)の強さがないと投げられない。とまたしても解説者目線でのコメント。さらに、
最優秀救援投手賞の盾を指差しながらちょっとした自慢w
江夏豊元投手からボールを丁寧に扱うというアドバイスをもらった話や、ボール球を使った投球の組み立てについての話など。
ナレーション「大変申し訳ございません。そういう事を聞いているのではありません。」
チコちゃん「また切られた。笑」
スポンサーリンクかくしてエイサの忖度無しの勝ちにこだわったピッチングでチームは負けなし。レッド・ストッキングスの年間成績は全57試合中56勝0敗1分けという成績で優勝。ちなみに57戦のうち7割以上のイニングス数でエイサが登板したとの事。
エイサは一躍大スターに。さらに親しみを込めてエイサからエースと呼ばれるように。※正確には「(我々にとっての)エイサ、(奴らにとっての)エイサ」という意味で使われていたとの事。
この事から1870年代以降、次々に勝利を収めるピッチャーをエースと呼ぶようになります。これがエース誕生のきっかけ。
ナレーション「ということでエースとは・・・といきたい所ですが、我々には一つ乗り越えなければならない大きな壁があります。」
岡村「もしかして?」
チコちゃん「例のアレよ。」
ここで登場したのが野球界のバイブル「ベースボールディクショナリー」あらゆる野球用語を網羅する百科事典。
岡村「宿題ですよ。」
このベースボールディクショナリーにまつわる苦い記憶は「チコちゃんに叱られる!」の番組にとっては忌まわしいもの。
それが約1年前、2017年12月27日に放送された特番回第3弾での出来事。
それが先ほど岡村さんもチラッと言っていた「なぜサウスポーという?」というサウスポーの語源について迫った回。
サウスポーの語源がピッチャーの左腕が野球場の南を向くからサウス(南)ポー(手の平)という結論を導き出そうとしたところ、ベースボールディクショナリーには「幻想にすぎない」と一刀両断されたという出来事。
以来、サウスポーの語源は未解決のまま。先ほど紹介した当ページの記事でももう少し突っ込んで調査していますが由来は謎で結論付けています。海外の情報をあたっても出てこないんですよね。
では今回の「エースの語源はエイサである」という説明もベースボールディクショナリーに覆されたら・・・?
岡村「あっまさか!?」
ここで差し込まれるのはベースボールディクショナリーを開くのを躊躇する担当ディレクターさんの再現ドラマ風のVTR。
それでもベースボールディクショナリーの記述をあたってみると、
“The story that the term “ace” comes from the nickname of Asa Brainard is fanciful.”
「エースの語源がエイサのニックネームという説は幻想にすぎない。」
スポンサーリンク岡村「あっ!!」
するとベースボールディクショナリーを枕に目覚める担当ディレクターさんの姿。
担当D「夢かぁ~。」
岡村「何や!」
小木「いらないよこの演出!」
そしていよいよベースボールディクショナリーを開こうとすると後ろから肩に手をやる人物が登場。
かたせさんは急に出てきた手にビビってますけどw
そこに立っていたのは三日市ディレクター。あのサウスポーを調査した担当ディレクターさんですね。
三日市D「勇気をもって開けばいいんだよ。」
口調がちょっと怖いw
チコちゃん「何ちゅうTシャツ着てんねん!」
三日市ディレクターが着ていたTシャツは「鉄割アルバトロスケット」のTシャツですね。
「HODOCHICCHI」会場にて、お東陽片岡先生の書き下ろし鉄割ティシャツを特価にて販売中!SMLXLどの大きさも1500円でございます!夏のお供に、是非一枚! pic.twitter.com/ErD0YrkpfT
— 鉄割アルバトロスケット (@tetsuwari_a) 2015年8月9日
そしていよいよ開かれるベースボールディクショナリー。
小木「俺は別にどっちでもいいけども。別にさ無きゃ無いでさ。」
チコちゃん「小木くん!ドラマ仕立てなんだからね。」
そこには、
pitcher Asa Brainard won 56 out of 57 games
pitcher with a dazzling string of wins was called an “Asa.” which later became “ace.”
「エイサ・ブレイナード投手が57試合中56勝を収めた出来事以来」
「次々と勝利を収めた投手をエイサ、転じてエースと呼ぶようになった」
スポンサーリンク無事ベースボールディクショナリーのお墨付き。だったら初めからこのベースボールディクショナリーで調べたほうが早かったような?w
担当D「三日市さん!ありました!・・・!」
振り返るとそこには誰の姿もなく、床に四つ葉のクローバーが落ちているだけというオチ。
チコちゃん「帰っただけ!帰っただけやん!」
流れるBGMはフジテレビの「世にも奇妙な物語」のテーマソング。
コチラが視聴動画
ということで
エースとはエイサという名ピッチャーのこと
忘れられない野球の名シーンについて聞かれたチコちゃんは、
「江夏(阪神 江夏豊)のオールスターの9三振、江川(巨人 江川卓)の8三振、宇野(中日 宇野勝)のヘッド、王(巨人 王貞治)とハンク・アーロン(アトランタブレーブス)の・・・」
かたせ「チコちゃんいつ生まれたの?笑」
チコちゃん「ごめんなさい。記憶が行き来しちゃうの。」
最後に齊藤明雄さんに関しては「森田美由紀さんのほうがよっぽどクローザーだなっていう話なんだけど。」と齊藤明雄さんの話をピシャッと止めたナレーション担当の森田美由紀さんにお褒めの言葉のチコちゃん。
最後に補足。
エースの由来にはトランプで1番を意味するA(エース)が由来という説もあるそう。
ひだまりの縁側で・・・コーナー
ここで視聴者からのお手紙を紹介するコーナー。
岡村「早いもんでもう。11月です。」
チコちゃん「どう?実感ある?」
岡村「全然ない。」
チコちゃん「何を隠そう。収録している今日は8月2日でございます。」
ちょうど3か月前とはw
スポンサーリンクキョエちゃんの手紙を抜き取ると、
キョエちゃん「岡村のバカー!でも好きー!岡村が好きー!本当に好きー!」「嘘ー!」
岡村「何やねん!」
そして届いたおたよりは小川心暖(ここの)さん(5さい)
本当は7さいの小学二年生の子から。
質問はチコちゃんに兄弟はいますか?というもの。
また、心暖さんの妹さん(ななねちゃん)は8月3日が誕生日という事でチコちゃんに歌って踊ってお祝いしてというリクエストも。
妹さんが描いたチコちゃんの似顔絵つき。
チコちゃん「チコの兄弟はね。ちょっと今のところ未定です。」
岡村「妹や弟出来るかも。」
チコちゃん「それを言っちゃうとCGチームがうわぁぁぁ!ってなるから。そこはちょっと置いといて。」
3か月遅れですが、収録日は8月2日なのでしょうがないですよね。
岡村「キョエも歌えんのかな?歌。」
キョエちゃん「歌う。キョエも歌う~。」
まずはチコちゃんとキョエちゃんの発声練習から。
チコちゃん「付いてきてね~。」
キョエちゃん「うん!」
音程がずっと一定のキョエちゃんw
再挑戦するも今度は音程がグチャグチャ。
一音で合わせるとまずまずという事で「準備OK~!」とキョエちゃん。
そして3人でハッピーバースデーの曲を合唱。岡村さんはチコちゃんのダンスに振付を必死に合わせていますw
キョエちゃんは羽をパタパタしてお祝い。
ここでキョエちゃんがソロで歌ってみる事に。
ソロだと「ビブラートと高音がスゴイ!」とチコちゃんが大絶賛するほどの腕前。
スポンサーリンク岡村「クセはあるけど。上手やで。何なん・・・」「この人誰や!?」
チコちゃん「誰ってキョエちゃんはキョエちゃんよね。」
岡村「他にも歌えんの?何か。」
キョエちゃんが歌い出したのはH Jungle with tの「WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント~」
チコちゃん「H Jungle・・・笑」
思わず笑ってしまうチコちゃんw
岡村「うそやん!H Jungle with tやんか!!笑」
チコちゃんの中の人の木村祐一さん、岡村隆史さんの吉本興業の先輩に当たるダウンタウンの浜田雅功さんの小室哲哉プロデュースの楽曲ですよね。ミリオンヒットもした有名曲ですが、何というチョイスのキョエちゃんw
コチラが視聴動画
早口パートも歌いこなすキョエちゃんですが、自分で・・・の部分で止まるという謎のストップの仕方。
チコちゃん「面白い所で止まるわね。」
岡村「びっくりしたわ。八代亜紀さんやったら引くなぁ。」
チコちゃん「違います。八代さんではありません。」
ということでおたよりの宛先は、
〒150-8001 NHK 「チコちゃんに叱られる」係 宛て
※お名前/ご住所/ご連絡先(電話番号やメールアドレス)をご明記ください。名前のわきに「5さい」と書いてください。
番組公式ホームページ http://nhk.jp/chikochan
となっています。
最後のメッセージは、
チコちゃん&岡村「ななねちゃん誕生日おめでとう!」
キョエちゃん「ここのちゃんお返事遅くなってゴメンネ!」
次回放送は11月9日(金)夜7:57の時間帯がNHK杯フィギュア「男子シングル・ショートプログラム」の放送枠と被っているのでお休みになるようですね。
というわけで翌日11月10日(土) 朝8:15の時間帯が楽しみですね。
→翌11月10日(土)は第10回の再放送が予定されているために最新回の第28回放送のお披露目は次週(2018年11月16日)に持ち越しのようですね。
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