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ミヤネ屋出演の弁護士、三輪記子が外国人擁護発言連発で話がズレまくり。そのやり取りとは?


2018年11月22日放送の日本テレビ系『ミヤネ屋』では国保を悪用する外国人の問題について取り上げましたが、コメンテーターとして出演した弁護士の三輪記子さんが外国人擁護発言を連発。本筋の話とズレた主張を繰り返すために他の出演者たちがその都度、軌道修正を強いられるという事態が発生。これを見た視聴者からは大批判が巻き起こる事に。

というわけで、どんなやり取りがあったのか放送内容を元に詳しくご紹介します。

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出演者

  • 宮根誠司
  • 林マオ
  • 木下博勝
  • 三輪記子
  • 春川正明
  • 高橋誠司(スポーツ報知)

医療制度の悪用

2018年11月22日放送の「ミヤネ屋」では、番組の中盤辺りで医療制度を悪用(国保悪用)する外国人に関する特集を組みました。

外国人の国民健康保険加入要件は日本に3か月以上滞在すれば加入できるとしており、加入すれば日本人同様に医療費が3割負担となるわけで高額療養費制度ももちろん対象となります。

ただ、この制度を悪用して日本で治療を受ける事を目的として保険加入を狙う一部の外国人のケースがあり、中国では日本でタダで治療を受けられる方法として悪用を指南するホームページで拡散されていたり。紙の媒体で取り上げられたりといった事も。これは今に始まった事ではなくかなり前から言われている事。

これに関してジャーナリストの有本香さんは医療滞在ビザと就労・長期滞在ビザの扱いの違いについて説明。

医療滞在ビザでは当然ながら国保加入はできず、医療費は全額負担。

それに対して就労・長期滞在ビザでは国保加入が可能で医療費については1割~3割負担。

となれば本来なら治療目的で医療滞在ビザを適用すべきなのに、その真の目的を隠して就労・長期滞在ビザで国保加入の上で治療を受けようとするのは半ば自然ですよね。なんたって費用面で圧倒的にお得になるからです。そりゃ狙われるわけです。

実際に保険証取得から半年以内に80万円以上の治療を受けた外国人の数は分かっているだけで1年間でおよそ1600件。これはあくまで厚労省が把握出来ている数なので実際はこれよりももっと多いハズとの事。

これに対して弁護士の三輪記子(みわふさこ)さんは、

「1年間で1600件って見たら数字多そうに見えますけど、全体の分母が1500万件なんで実はコレ0.01%なんですよ。わずかなんですよ。だからそんなにことさら騒ぎ立てるほど外国人の不正自給って私は無いんじゃないかと思ってます。」

保険証に国籍の記載があるわけではないので実態は不明。1600件という数字についてもあくまで80万円以上の高額な治療に限った話ですし、国籍で分けて保険利用者の数なども調査されていないので実態は謎。しかもコレだけだと即不正とは言えず、ただ単に保険加入から半年以内に治療を受けている数というだけ。

さらに日本の医療制度の手厚いサポートについては、海外療養費制度、出産育児一時金などもあり、これらの制度は3か月だけ滞在して国保加入をした外国人であればもちろん対象。

この違和感についてMCの宮根誠司さんは「我々は日本人の立場で考えるので、これらいい制度だなと思うんですけど、3か月在留して外国に帰りました、保険証だけ持ってるっていう外国の人もこれ出来ちゃうんですか?」と違和感をコメント。

本来であれば日本から海外に行った時の医療費をサポートしようというのがこれらの制度のそもそもの役割ですが、それが帰国した外国人にまで対象になるのはお門違いなような。

さらに言うと日本に来ている外国人が本国に残してきた家族にまでその対象が広げられるという点もなかなかの問題。

これは会社員対象の社会保険では加入者だけの保険料で扶養される三親等内の親族(扶養家族の年収は130万円未満)にも適用されるというルールがあるからですね。曾祖父から孫、兄弟姉妹までその対象は広く、扶養家族となれば海外在住でもOKとなるとの事。

この辺から三輪記子さんの態度が徐々にエキサイト。

三輪記子の主張

三輪記子「だけど、国際結婚とかあるから、日本人だけにっていうのはそもそも制度設計として無理ないですか?出産一時金だって旦那さんが日本人で外国人の奥さんの場合に里帰り出産したら自動的に海外出産になるわけですから。それは制度上、医療をあまねく皆さんに医療を受けてもらおうっていう趣旨ですから。それは私はいいと思うんですよ。」

有本香「国際結婚の場合は日本人家庭でもあるわけですよね。そうでは無くて今言っているのはあくまでも外国人で日本に働きに来ている一時的に・・・」「来ている人。この人たちの日本で在住・・・。」

三輪記子「外国人であったとしても例えば、いや一時的に来たとしても日本で働いてるわけですから。日本で働いて日本にお金を納めている方には保険が同じく適用されるのは当然だと思いますよ。」

話がぶつかりあってクロストーク状態。

この日最初の火花が散る状態。

有本香「同じく適用されるのはいいんです。しかしその方が外国に残してきている家族にまで全部日本側も実態把握もしない、それから外国で外国人のお子さんを産むという事に対して日本から出産一時金を出すという事について、これはなかなか理解を得るのは難しいんじゃないかという事です。」

宮根誠司「美輪さんのおっしゃる事も分かるんですけど、ちゃんと働いてらっしゃったとしても、その人の保険で兄弟や子や孫だって・・・」

三輪記子「でも年収要件もありますからね!」

急に声量を大きくして割り込む三輪記子さん。

家族が一緒に日本に来ていて住んでいるという事情があれば理解出来る範囲ですが、さすがに扶養家族だからと言って日本の制度でサポートを受けるのは違和感。

三輪記子「保険証もずっと有効なわけじゃなくて当然期限切れますから。そんな永遠に負担するってわけじゃないですよ?」

宮根誠司「また来て、また取ったら。」

三輪記子「また来て、また取らはったらそれはその時に保険料も納めはりますから。その方が保険を使えるのはしょうがない。しょうがないというか当然だと思います。」

日本で普通に働いて保険を使うのは全く問題ないですが、あくまでここで議論しているのは悪用するケースがあるという事をここで出演者全員で改めて確認。

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具体的な保険証の入手法ですが、3か月以上のビザ取得では留学ビザを申請する方法や、経営・管理ビザで資本金500万円を「見せ金」として用意してペーパーカンパニーを設立するという方法などもあるそう。ニセ留学・ニセ会社設立を斡旋するブローカーも存在。

有本香「会社を作って他の人を呼び寄せるという事も出来てしまうわけですね。」

さらに国保について海外療養費制度を利用してどの位外国人が使っているかというと、国民健康保険の外国人の加入率は約2.8%。ところが海外療養費制度については28%(金額ベースだと35%)を外国人が使っているという数字が出ていると有本香さん。

春川正明さんは日本人は単にこの制度を知らないというパターンもあると指摘。つまり海外療養費について外国人の使用する割合が多いのは制度を熟知している外国人の方が上手く制度を利用しているというわけですね。確かに海外療養費制度についてどの位の日本人が制度自体知っているかどうかは疑問ではありますよね。

医療現場での実態について医師の木下博勝さんは顔写真も載っていないので保険証の使い回しをされてもまず気づくのは無理で、さらに犯罪のアリバイに利用されたという体験もあるそう。

木下博勝「その日に病院にいたと。後から警察から聴取を受けたこともあります。」

移民を多く受け入れている国との違いなどにも話題は及びますが、

春川正明「悪用するのは外国人だけじゃなしに、日本人も悪用するわけですよ。」

三輪記子「そうです。そうです。」

春川正明「外国人の悪用が非常に目立ってるというのはコレだけ外国人労働者も含めて外国人が来るっていう制度の設計になってないんですよ。だから入管難民法の改正案やってますよね?これからいっぱい入ってくる外国人をどうやって受け止めて制度はどうするんですか?っていう所をキッチリやらなきゃダメなんです。」

木下博勝「その通りです。」

また、医療費を未払いのままで帰国してしまうケースも多く、方に棄却や在留外国人を受け入れた1378の病院のうちで35%が未払いとなっているとの事。※2015年の厚労省の調査

ある病院では1年間に約9200万円も未収金となっているケースも。

これらは日本のシステムだけでは追跡できず、泣き寝入りになってしまうとの事。

三輪記子「それは病院がどうやったら医療費が回収できるかっていう問題で、一方でインバウンドですごく潤ってる所もあるわけじゃないですか?たまたま病気とか怪我とかされた方が医療費を踏み倒してるのは問題かもしれないですけど、それよりももっと外国の方が日本に根付いてるのに受けられるべき保険を受けられてないとかそっちの方が私は問題なんじゃないかなって。」

具体的には技能実習生の問題を話題に出す三輪記子さん。

政府としては外国人労働者の本国にいる家族は医療保険の適用対象から除外する方針をアナウンス済み。

三輪記子「国民健康保険っていう名前ですけど国民っていう意味じゃなくて、日本にいる人、日本に何らかの形でお金を納めてる人に対しては医療を受けさせてあげましょうっていう制度なんですよ。」

宮根誠司「だから。今回やってるのは“悪用する”やから。」

三輪記子「悪用する人は外国人であろうと日本人であろうといるんですよ。」

有本香「元々、これは国民向けの国民健康保険だったんですね。」

日本の医療制度も度々問題が指摘されている中でルーズな管理になっているのはやっぱり是正すべきだとは思いますが。

医療費の未払い問題については、

  • 旅行保険の加入促進
  • クレジットカード決済の普及
  • 外国人患者の受け入れマニュアル整備
  • 未払い歴のある訪日客の再入国拒否

なども議論中。

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春川正明「医療コンシェルジュでちゃんと通訳できる人も含めて外国人が診療に来たときに、支払いどうですか?パスポートはどうですか?日本の制度こうなってますよ。ってちゃんとやる人がいれば大分変わると思いますけどね。」

宮根誠司「先ほど美輪さんが言ったみたいにちゃんと日本で働いてはる人、悪用する人、そういう人をどうやって見分けるかです。」

三輪記子「そうですし。あと既に外国人の方いっぱいいるじゃないですか?そういう方に外国人だから医療を受けさせませんっていうような、私は不寛容な国になって欲しくないです。」

高橋誠司「そんな話全くしてないと思うんですよ!今回は。」

三輪記子「外国人が悪いみたいな事じゃなくて制度を変えて行きましょうっていう事だとは思いますよ。」

宮根誠司「外国人に受けさせないって言ってるわけじゃない。これは。」

三輪記子「適用範囲を決めましょうっていう事ですよね。ただ、そこで外国人性悪説みたいなのが出てきたらそれは私は違うと思いますっていう。」

宮根誠司「性悪説じゃない。悪用外国人。悪役。」

保険証の使い回しに関しては顔写真付きのIDを一緒に提出するように外国人・日本人関係なく求めていくようにする案も。

春川正明「いずれにしても日本で色んな所で顔写真が入ったIDって使わないじゃないですか?顔写真付きIDって考えた方がいいと思いますね。」

宮根誠司「ちゃんと使われる医療費42兆円だったらいいんだけど、悪用されないためには何を考えなきゃいけないかって。これもう迫って来てますよね?」

有本香「制度が悪いので悪用と言っても違法ではないっていう所なんです。」

三輪記子「そうですね。」

地元で入った国民健康保険で日本中どこの病院でも保険加入済みとして診療を受けられるのは日本が特殊で、こんな良い制度は他の国では考えられないと木下博勝医師。

例えばアメリカだと保険会社に事前に問い合わせて行く病院も決めるケースもと春川正明さん。

こんな感じで国保を悪用する外国人についての特集は以上。

事あるごとに大きな声で主張を繰り返す三輪記子さんには確かに「ウザったい」という印象。

ただ、結局言いたい事は「悪用を許してしまう制度が悪い」という事でまあ的外れではないんですが、外国人に焦点を絞り過ぎ特集だったという点が不満だったようですね。

三輪記子さんが口を開くたびに話が脱線するので視聴者的にはかなり不快に感じるのも事実。

やり取りを細かく見ていくと春川正明さんも同じ三輪記子さんと同様の発言をされてますし、まあ言い方とか声のトーンとか割り込み方とかそういう問題ですよね。喋りを武器にしている弁護士という職業で話し方でひんしゅくを買うっていうのはどうかと思いますけど。

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やり取りのその後

ちなみにその後に取り上げられた吉田輝星選手の背番号が岩本勉さんも着けていた18番に決まりそうだというニュースで、

岩本勉「またまた嬉しいニュースが飛び込んで来ましたねぇ~。そのチームの18番はマウンドが似合うんですよ~!」

宮根誠司「ガンちゃんバブルが止まらないね?」

岩本勉「強い星の下を感じております~。ありがとうございます~。毎度おおきに~。」

先ほどのスタジオの微妙な空気を一切分からない岩本勉さんが能天気コメントで綺麗サッパリにしてくれたのは何だか気分爽快でしたw

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