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冬の睡眠で役立つタオルを使った寒さ対策まとめ。タオル枕やペットボトル湯たんぽもご紹介。NHK「ごごナマ」より


体が冷えてなかなか眠れないのは冬の時期のよくあるお悩み。そんな冬の睡眠のお悩みは“タオル”を使うことでお手軽に解決できるんです。タオルを使って背中を温める方法、快眠タオルストレッチ、ペットボトル湯たんぽ、タオルで自分オリジナル枕作りなどなど、冬の快眠に役立つ寒さ対策や知識を総まとめ。

というわけで、18年11月27日にNHK総合で放送された『ごごナマ「冷え撃退!タオルで解消、冬の快眠術」』からまとめてご紹介します。

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タオル快眠術

アドバイスしてくださったのは快眠セラピストの三橋美穂さん。

冷えを予防する事がぐっすり眠るためのポイントとの事。

寒いままで眠ると眠りが浅くなって、しっかり寝たつもりでも実は隠れ睡眠不足。となると風邪をひきやすくなったり、体の不調がアチコチに現れるようになってしまいますよね。

となると寒さ対策は必須。

その為に用意するのはタオル(フェイスタオル・バスタオル)。

タオルの表面はループ状になっていて凹凸があり、そのスペースに空気を含む性質があるので保温・保湿性が高く、睡眠における様々なお悩みを解決してくれるんですね。

当然、高級タオルだと肌触りが良かったり、ふかふかでより保湿性が高かったりという事もありますが、とりあえず効果を確認するという意味では安価なタオルでもOK。素材は綿がおすすめ。※後述しますが薄いタオルを使う方が適している場合があるので安価なタオルの方が向いている場合もアリ。

ただし、手ぬぐいはNG。手ぬぐいだと薄すぎて効果が期待できないので不向きです。ちなみに長年使ってぺったんこなタオルも同じ理由で不向きですね。

では具体的なタオル快眠術について見て行きましょう。

タオルマフラー

まずはタオルでマフラーを作る方法から。

快眠のためには“3つの首”を冷やさない方がいいと言われる事がありますが、

  • 手首
  • 足首

この3つの首を温めるのがポイント。この中でも首そのものを温めるというのがタオルマフラーの目的。

太い血管が集まっていて頭に直結した位置にあるのでまずは押さえるべき場所なんですね。また、パジャマ・寝巻きから露出している部分なので意外と冷えやすかったりするのも首なんですね。

用意するのは中程度・薄目のフェイスタオル。

あまり厚いともこもこしてしまうので適していません。

まずタオルを縦に折って細長い状態を作ってマフラー状に。

それを首に巻いてパジャマの中にしまうだけという手軽さ。

巻くだけだと寝ている間にすぐにはだけてしまうのでしっかりとしまうのがポイント。

また、タオルは綺麗に畳むのもポイント。適当に丸めて筒状にすると首周りがゴロゴロする原因になるのであくまで綺麗に畳みましょう。タオルマフラー 綺麗に畳む

商品としてネックウォーマーも売られていますが、タオルであれば手軽に試せますね。

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背負いタオル

人間が一番冷えを感じやすいのは“背中”。

特に肩付近は一番温度に敏感な場所と言われていますので、肩から背中にかけてを温めるのが冷えを防止する最善策。

実はこの日、お越しいただいた快眠セラピストの三橋美穂さんは背中にタオルを背負った状態で番組収録に臨んでおられたようで、寝ているだけではなく普段外にお出かけする時も使える方法なんですね。

タオル一枚でも効果抜群と話す三橋さん。

背中は体の前側に比べて肉が薄いので、背中をタオルで保温してあげるだけでかなり効果が高いんですね。

では背負いタオルの方法ですが、

フェイスタオルを用意して首周りにちょっと長めに生地が余るようにして背中全体にマントのようにかけます。背負いタオル

その上からパジャマを着ます。

パジャマを着た後に長めに余ったタオルの生地を折り返して襟のような形に。背負いタオル 襟を折り返す

腰付近まで長く伸びたタオルはズボンの中に入れたりして固定。体に沿う形でタオルがくっついているのがポイント。

「温かい肌着でいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、体の背中側だけ温めるのがポイントなので肌着だけでは解決しないんですね。

実は体の前側を温めすぎるとのぼせやすいので体の前と後ろを同時に温める肌着はパジャマの下に1枚ぐらいに抑えるのが賢い方法。寒いからといって肌着を何枚も着込むのはNG。同じ理由で厚い掛布団をかけすぎるのも寝返りを妨げる事にもなるのでポイントは背中側だけを温める事。

パジャマの中に着る事で寝返りをうっても意外とズレないんですね。

冷たい空気は床の方にたまるので敷布団やベッドマットレス側からの冷気を遮断するのが快眠への近道。

タオルの厚さで保温力が変わりますので体感温度によって厚手タオル、薄手タオルと使い分けてみましょう。

また、仰向けの姿勢になった時に肩口が寒いという場合には、布団のすき間から冷気が入ってくるのが原因。

それを解決するのが肩かけタオル。

そこで用意するのはバスタオル1枚。

バスタオルを1枚を首元に沿わせるようにかけることで保温効果がアップ。肩掛けタオル

あまり厚手になるとごわつくので中程度から薄手のバスタオルを使用します。

タオル腹巻き

お腹の中の臓器を冷やさないという事でお腹部分を温めるのもおすすめ。

ここでお腹が冷えているかどうか簡単チェック。

  1. 両手をこすって温める
  2. その手をお腹に当てる
  3. お腹と手の平とどちらが温かいか比べる
  • 手の平が温かく感じる → お腹が冷えている人
  • お腹が温かく感じる → お腹は冷えておらずOK

さて、冷えチェックはどうでしたか?お腹が冷えている方はタオル腹巻きで対策していきましょう。

バスタオルを縦長になるように2つ折りにしてお腹周りに巻き、パジャマのズボンの中にしっかりしまうだけ。タオル腹巻き

すでに腹巻きを使っている方もいると思いますが、ゴムの締め付けが無いので意外とタオル腹巻きの方が快適だったりするんですね。

既に背負いタオルを着けている場合は腹巻きではなく、ハンドタオルを用意してお腹に置くだけでも効果アリ。

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タオルストレッチ

続いては快眠に誘うための睡眠導入タオルストレッチのご紹介。

ストレッチするのは肩周りの肩甲骨。

肩甲骨を開くようにするストレッチで胸を開いて呼吸が深くなる事で快眠に。

呼吸が深くなると筋肉の緊張がとれるので体のこわばり防止にもなるんですね。

用意するのはバスタオル。

バスタオルを4つ折りにして丸めて直径10cmほどの筒状に。

大柄な男性の場合はバスタオル2枚を巻いて大きな筒に。タオルで肩甲骨ストレッチ

そのタオル筒を背骨に沿って縦に置いて仰向けに寝ます。タオルで肩甲骨ストレッチ 背骨に沿って縦に

頭は枕を下に置くか何もない状態でリラックスさせます。

その状態で肘を曲げて肩周りをぐるぐる回すように20回。タオルで肩甲骨ストレッチ 肩を回す

次は手の平を天井に向けて体の横に。深呼吸の姿勢で10回ほど深く息を吸って吐くを繰り返します。タオルで肩甲骨ストレッチ 深呼吸

息を吐く時は体の力を抜いてダランと布団に沈み込んでいくイメージ。

終わると背中のタオルを取り外す。

すると普通に仰向けに寝た場合と感覚が違っているのが感じられますか?

これはヨガなどで使うストレッチポールと同じような効果。バスタオルでフォームローラー代わりに

ストレッチポールはどの家庭にもあるというわけではないのでバスタオルで代用という事ですね。

バスタオル枕

目が覚めた時に肩がこりがひどいというお悩みにはバスタオルを使ったオリジナル枕を作ってみるのがおすすめ。

寝起きの肩こりの原因のその多くは自分に合っていない枕を使っているため。

用意するのはバスタオル3枚~4枚。

大判のバスタオルを2回折り畳んで細長い状態を作ります。

手前を自身の首の長さに合わせて折り畳みます。

折った部分が内側に入るようにして重ねます。バスタオル枕の作り方 NHK「ごごナマ」

これが枕のベースになります。

さらに高さを調整していきますが体格に合わせてバスタオルを4つ折りにしたものを下に敷きます。※体格の小さな方は省略してもOK。バスタオル枕の作り方 高さ調整 NHK「ごごナマ」

高さ調整では枕に頭を預けた状態で首が真っすぐになるような高さを探っていきます。ちょうど立った時と同じような姿勢になるように意識しましょう。

さらにここにプラスして両側にバスタオルを筒状に作ったものを添えてやります。これが横を向いた時に頭を支える役割。バスタオル枕の作り方 両側に筒 NHK「ごごナマ」

そして全てをカバーするようにフェイスタオルを1枚上に敷きます。

実際に寝てみて、寝起きの肩こりをチェックしながら微調整を続けて理想に近い枕に徐々に近づけていきましょう。

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ペットボトル湯たんぽ

布団が冷たいと体が温まるまで時間がかかるもの。

という事で事前に布団を温めるために布団乾燥機などを利用してもいいのですが、いちいち購入するのは面倒という場合はペットボトル湯たんぽで代用可能。

使用するのは耐熱のペットボトル。オレンジのキャップになっているのがその目印。温かいお茶などを購入すると耐熱ペットボトルに入っていますよね。ペットボトル湯たんぽ オレンジのキャップ NHK「ごごナマ」

中にお湯を入れるのですが、お湯を沸騰させてから、同じ量の水を加えて50℃ほどに冷まします。

湯温を測れる温度計をお持ちの方は50℃を目安にお湯を作ります。※沸騰したお湯は絶対にそのまま入れないように。ボトルが変形したり、熱すぎてやけどの原因になるので要注意!!

蓋をしっかり締めたペットボトル湯たんぽを2つほど用意して寝る30分から1時間ほど前に布団の中に入れて温めます。温める場所は背中や腰辺りが来る位置を意識しながらですね。ペットボトル湯たんぽ NHK「ごごナマ」

そして実際に寝る時間になったら今度はペットボトル湯たんぽを足元に移動させます。

寒い時期の寝起きを良くするには?

なかなか寒い布団から抜け出せないで二度寝、三度寝の誘惑に負けがちな冬の睡眠ですが、寒い時期でもスッキリと起きたいという場合には、

タイマーで起きる1時間前から暖房をつけるのが単純ながら一番効果的な方法。

部屋が温まっていると起きやすいですし、明け方の時間帯が一番体温が下がっているタイミングなのでその時期に合わせて体を温める事で自然と起きやすい環境を作るわけですね。


以上、すぐに実践できそうなタオルを使った冬の睡眠の寒さ対策。是非参考にしてみてください。

 - 健康

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