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「セブンルール」よりフィギュアスケートの衣装デザイナー伊藤聡美に密着。羽生結弦の衣装の意味とは?


19年1月8日放送のフジテレビ系「セブンルール」では羽生結弦、宇野昌磨、宮原知子、紀平梨花、本田真凜などの日本のトップスケーターたちの衣装のデザインと製作を手掛ける衣装デザイナーの伊藤聡美に密着。番組中に彼女が語った羽生結弦の衣装に込められた意味とは一体何だったのでしょうか?そして彼女の衣装デザインの製作工程とは?

という事で19年1月8日放送のフジテレビ系「セブンルール」の内容についてまとめてみましたのでご紹介いたします。

※公式HPの無料動画の見逃し配信には視聴期限がありますのでアクセスはお早めに。

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出演者

【スタジオキャスト】  青木崇高、本谷有希子、YOU、若林正恭 (オードリー) 

【VTR出演者 (今週の主人公)】伊藤聡美 (いとうさとみ)/衣装デザイナー

【ナレーションの声担当】角舘健悟 (Yogee New Waves)

【エンディングテーマ曲】矢野顕子「ひとつだけ」

カンテレドーガ公式HPの動画見逃し配信はコチラ。

セブンルール#83 フィギュア羽生結弦の衣装を製作!トップ選手が惚れ込むデザイナー 2019/01/08放送分

配信期間は2019/01/22 22:30まで。

伊藤聡美プロフィール

 1988年千葉県生まれの30歳。日本人の父と仕立て屋で働くタイ人の母の元でファッションに興味を持つように。年に一度のペースで今も家族に会うためにタイに行っているそう。

高校卒業後に服飾専門学校に通い、在学中に神戸ファッションコンテストで特選を受賞。在学中は元々人付き合いは苦手なタイプだったこともあり、モヒカン頭も手伝って校内でも異色の存在。当時を回想して、みんなで流行りの音楽、服装に囲まれている事が理解できなかったそう。

その後、イギリスの芸術大学への留学。高校生の時から大好きだったのが浅田真央。「いつか真央さんのような選手の衣装に携わりたい。」という思いからフィギュアスケート衣装デザインの世界へ。22歳で大手衣装会社へ就職するも「デザインがを描くだけで自分で全て仕上げられないのが嫌」という理由で退職。

その後、26歳の時に独立。独特の色使いと装飾が評判を呼び独立から2年後にはトップスケーター達からも支持される存在に。

コチラが独立当時に営業に使っていたデザイン画集。本人は「今見るとめっちゃ恥ずい。」との事。セブンルール 伊藤聡美 独立当時に営業で使用した昔のデザイン画02セブンルール 伊藤聡美 独立当時に営業で使用した昔のデザイン画

そして現在では羽生結弦、宇野昌磨、宮原知子、紀平梨花、本田真凜など、日本を代表するトップフィギュアスケーターの衣装作りを担う。

紹介されたセブンルール

  1. デザイン画の顔は本人に似せる
  2. 冷蔵庫にガリを切らさない
  3. 嫌なことは「嫌」と言う
  4. 男子選手の衣装は850g以内
  5. 年に一度家族で寺を参拝する
  6. 日没後 1時間徘徊する
  7. 選手にデザインの意味は伝えない

オープニング

トップスケーターたちからの衣装製作の依頼が次々と舞い込み、その数はワンシーズン40着。

選手を飾るきらびやかな衣装にはスパンコールやラインストーンが無数に付けられていますが、

伊藤「最低でも3000粒ぐらいは。付いてると思います。」

との事。丁寧に接着剤で一つ一つ付けている作業風景。

美しく、きめ細やかな装飾に選手も惚れこむ出来栄えで衣装製作を依頼した松田悠良は「すごく本当に『世界観が素敵』って言ってくださる方が増えたなって自分でも感じるので、衣装の力もすごく大きいと思います。」

同じく衣装製作を依頼した三原舞依は「すごいとしか言葉が出ないです。絶妙な感じの染め具合というか、染めてる部分でもちょっとずつコントラストがついていたりとか。マジシャンじゃないですけど、マジックが使える人みたいな感じです。」

そう語る三原舞依の衣装がコチラ。セブンルール フィギュアスケート衣装デザイナー 伊藤聡美 三原舞依の衣装

コチラが実際のスケーティング動画。フリーで着用している衣装のようですね。

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こんな華やかな衣装を作る伊藤聡美ですが、自身の服装は黒が基本。

伊藤「いっつも黒ですね。しかもこれZARAで1500円とかでセールだったんですよ。」

人付き合いについては、

「基本友だちいないので、あんまり人間が好きじゃないんで。マジで孤独死だと思いますよ。私みたいな人間。」と語る伊藤聡美のセブンルールとは?

スタジオトークでは、

YOU「面白い~。こんな若い子がやってたんだねぇ~。」

若林「30歳なんだ~。」

手掛けた選手のそうそうたるリストに感心する様子の一同。

YOUさんは前々からフィギュアスケートがお好きで衣装についても気になっていたとの事。

伊藤聡美の高校時代のハードなモヒカン、黒の革ジャン姿に流石に面食らった様子の若林さんは「学校が相当自由な校風の高校じゃないと。笑。ラメと一緒で革ジャンにも大分鋲が打ってありました。笑」とコメント。

現役復帰を果たして全日本フィギュアを滑った髙橋大輔は革ジャンの衣装でしたけどね。

流石にスタッズいっぱいなデザインではありませんが。コチラが視聴動画。

2013年のショートプログラムで「キル・ビル」を披露した鈴木明子の衣装は割とスタッズっぽいデザインを想起させるものでしたよね。

1. デザイン画の顔は本人に似せる

羽生結弦が2018年-2019年シーズンで着用した衣装の製作現場にカメラが密着。

エアブラシを使って背中部分を塗る様子。

伊藤「やっぱグラデーションとか入ってた方が氷の上で映えるっていうのと、結構人の印象に残りやすいので。」

遠い距離の審査員席のジャッジたちにアピールできるようにエアブラシを使ってグラデーションに仕上げていく工程。グラデーションによって立体感を際立たせるそうです。

伊藤「フリルみたいなのつけよっかなぁ~。」「羽生さんだと首がすごくシュッと綺麗で長いので。多分他の選手だとここまでの長さまで持ってくると、ちょっと邪魔だったり逆に首が詰まって見えちゃったりするんですけど。」セブンルール フィギュアスケート衣装デザイナー 伊藤聡美 羽生結弦の衣装 首のフリル

選手の個性に合わせて、その魅力を引き立てるような衣装作り。

依頼が殺到するあまりに、常に複数選手の10着ほどを並行して作業。

壁には並行作業中のデザイン画が貼られていますね。セブンルール フィギュアスケート衣装デザイナー 伊藤聡美 デザインスケッチ

本田真凛から送られてきた次の衣装イメージ写真はこんな雰囲気。ドレスというよりはレザー調のイメージのようですね。セブンルール フィギュアスケート衣装デザイナー 伊藤聡美 本田真凛 衣装製作のイメージ写真

伊藤「曲が決まって振り付けが決まった時点で依頼が来ますね。」

選手のリクエストに合わせてイメージをデザイン画にスケッチしていく伊藤聡美。

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彼女のデザイン画の特徴は、

伊藤「なるべく本人の顔に似せて描くのが。彼女の顔に合うのかな~?とか何となく自分で考えながら。」

これが伊藤聡美のルール1:「デザイン画の顔は本人に似せる」

その他には樋口新葉、エレーナ・ラジオノワ、羽生結弦などの衣装デザインのスケッチも。デザイン画の顔は羽生結弦自身に寄せているのが分かりますね。セブンルール フィギュアスケート衣装デザイナー 伊藤聡美 羽生結弦 衣装のデザイン画

デザイン画には、袖はひじ下あたりからボリューム出す、生地の流れでそのまま後ろに持っていくイメージです。という表記も確認できますね。

上記の羽生結弦のデザイン画はファンタジーオンアイスでの衣装。コチラが視聴動画。曲はシェネル(Che’ Nelle)「Believe」ですね。

伊藤聡美が提案する衣装は万人が着る衣装ではなく、その選手にしか着こなせないオンリーワン。

伊藤「フィギュアスケートってリンクに1人で立って、自分が主役になれるじゃないですか?そうなってくるとやっぱり衣装も特別なものを着たいっていう気持ちに選手がなると思うのでそれに応えてあげれるように。」

2. 冷蔵庫にガリを切らさない

羽生結弦が2018-2019年シーズンでフリーで着用する衣装はデザインから装飾まで伊藤聡美がほぼ一人で作業を行います。

伊藤「着る方が着る方なので。」「いやもう大体お腹痛いですよ。試合の日とか。笑。ホントです。装飾落ちたらどうしようかなとか。すごい酷評されたらどうしよう・・・とか。」※フィギュアスケートでは衣装の装飾がリンクに落ちると1点の減点となるルールがありますよね。

3000個に及ぶラインストーン一つ一つに神経をすり減らすキツイ作業。

作業の合間にキッチンに向かった伊藤聡美。立ったままガリを食べている模様。

伊藤「ガリめっちゃ好きなんすよ。」

冷蔵庫の中にはガリ4パックに自家製のガリも準備。まとめ買いしているのは遠藤食品の「国産 新がり」みたいですね。

コチラが公式HP

伊藤「酸っぱい感じと、なんか体が熱くなる感じも。やるぞ!ってなる」「ガリが無いともうシーズン乗り越えられない。常に食べてます。」

自分なりのパワーフードって大事ですよね。実際にしょうがには体を温める効果もあるそうですし。

これが伊藤聡美のルール2:「冷蔵庫にガリを切らさない」

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スタジオトークでは

YOU「Diorとかそういうオートクチュールぐらいなことをやられてて、マンションの一室でガリを食いながらやってるっていうのがスゴイもうアゲですね。」

フィギュアスケートファンとして衣装は当然チェックしているというYOUさんですが「変なの着てる人いるんですよ~。」

具体的に誰とは言っていませんがw

自分が着るとしたらという話題では、

青木「ちょっとイロモノっぽい衣装を着てる人とかいるんじゃないですか?カウボーイとか。ああいうの着たいですかね。」

若林「露出多めでいきたいですよね。神輿担ぐ人みたいな。ふんどしみたいな感じと法被みたいなイメージで一回送ってみますね。とりあえず。怖いのがどっちみち出オチですからね。笑」

3. 嫌なことは「嫌」と言う

周囲に流される事が学生時代から嫌だったという伊藤聡美。

取材中には、

伊藤「あんまり料理撮って欲しくないんすけど。笑」「結構嫌ですね。すごい嫌。」

自炊する様子を映すスタッフに拒否のセリフ。

その他にも衣装の裏地を見せて欲しいと頼むスタッフに「嫌です。笑」と拒否。

「まぁしょうがないか。」と流されるのではなく、ハッキリと意思表示をする伊藤聡美。

伊藤「嫌なものは嫌って言いますね。そのせいもあって友達が少ないのかなとは思うんですけど。笑。」

そう笑って話す伊藤聡美は「無理して受け入れるのはやっぱストレスになるので。」

会社に就職していた時代は相当嫌なものを頑張って受け入れていたんでしょうね。それは独立して全て一人でこなしたいと思うようになりますよね。

これが伊藤聡美のルール3:「嫌なことは「嫌」と言う」

ちなみに学生時代から浅田真央の事が大好きだったことからフィギュアスケートの衣装作りの世界に飛び込んだという彼女ですが、浅田真央の写真集を取り出すシーンでは本棚に有名ファッションデザイナーのジョン・ガリアーノ(John・Galliano)やアレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)の本も並んでいましたね。

4. 男子選手の衣装は850g以内

2018年-2019年シーズンで羽生結弦がショートで着用する衣装が完成。

デザイン画には水のイメージ(水色~青・白)、飾り白メイン、フリルのえり、うしろにもひらひらという文字の書き込み。セブンルール フィギュアスケート衣装デザイナー 伊藤聡美 羽生結弦 ショートプログラム用衣装のデザイン画

“氷の結晶”や滑った時の“エッジの跡”をイメージした装飾が施されているとの事。セブンルール フィギュアスケート衣装デザイナー 伊藤聡美 羽生結弦 208-19年シーズン ショート衣装

羽生結弦の衣装をキッチンスケールで測定すると668gという重量。

伊藤「668g・・・イイ感じです。」

伊藤聡美自身が独自に設けた基準が大体850gなので基準からはかなり軽い衣装に仕上がって満足そう。

これが伊藤聡美のルール4:「男子選手の衣装は850g以内」

ちなにに女子選手の衣装は350g以内に収めるのが伊藤の独自ルール。

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伊藤「女子だと350gぐらいかなと。」「最初はもう本当に『重い。』って言われる事がすごく多くて。『これ何gぐらいあんのかな?』ってのが気になって、毎回測るようになったんですけど。でやっていくうちに一応自分の中での基準で、その数字を出したっていう感じです。」

羽生結弦のフリーの衣装は667gとこちらも850gからは大幅に軽い仕上がりに。ショートの衣装とは1gの差。セブンルール フィギュアスケート衣装デザイナー 伊藤聡美 羽生結弦 フリー用衣装の重量

ただ、腕の部分に重さが集中していたり、胸や胴回りなどの重量の配分などを細かく気にすると、着て感じる分には大きな違いになってくるので総重量だけでは語れない部分もあるかと思いますが。

当然ながら動きやすさなども重要ですしね。

羽生結弦のフリー用の衣装につけられている羽根を形どった布地は薄くて伸縮性に優れた生地をチョイス。

見た目の美しさと機能面のこだわりが選手たちの最高の演技を引き出す要因にも。

YOU「あー勉強になる。」「あの黒いの好きだったなぁ。羽生さんの。」

羽生結弦のフリー演技の衣装をそう語るYOUさん。

YOUさんは左右のバランスも加味して作られているハズと鋭い指摘ですね。

コチラの記事で紀平梨花のエキシビション用衣装の製作工程について触れていますので、その中にも左右のバランスのお話が出てきます。ご興味のある方は是非。

5. 年に一度家族で寺を参拝する

タイ人であるお母様はタイのバンコクにお住まいの様子。今でも年に一度はタイに会いに行くという伊藤聡美。

母「(娘が活躍して)すごく嬉しい。誇りに思います。どこに行っても自慢したくなる娘です。」

お母様は日本語はお話にならないご様子ですね。

タイでは必ず向かうのが地元の寺院。お姉さんと一緒に手を合わせる伊藤聡美。

幼いころから欠かさない家族の恒例行事。

これが伊藤聡美のルール5:「年に一度家族で寺を参拝する」

金箔を仏像に貼り付ける風習。

お寺では縁起担ぎの習わしが多くあって、「物事がスルスルと上手く行くように」という願いを込めてロウソク台のようなものに油を回しかけたり、不幸を流すためにうなぎの稚魚を放流したり。

伊藤「選手の衣装をずーーっと作って、作り終わってようやくひと息出来る時間。基本友達いないんで、話し相手もお姉ちゃんぐらいしかいないですし・・・。あんまり人間が好きじゃないので。笑。家族とかだったら愛想笑いとかしなくていいし。笑」

姉「普通の子よりはちょっと変わってましたよね。小さい頃から。」

伊藤「顔作りすぎだろ。もっと普通に喋ろよ。笑」

仲良さそうな姉妹のやり取りw

ナマズに餌をあげるとこの先も食い扶持に困らないというおまじない。

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6. 日没後 1時間徘徊する

この日、伊藤聡美が向かったのはスケートリンク。

伊藤「最初のリアクションが一番緊張する。」

出来上がった衣装を女子選手が試着する日。

ボタンの付け方などの簡単な説明を済ませると選手が衣装を持って着替えの為にトイレへ。

伊藤「めっちゃ心配。すごい無表情でしたね。笑。完全なるノーリアクション。笑」

静かに衣装を見つめた選手のリアクションが気になるようですね。

そわそわが高まりすぎてトイレの周りをウロウロする伊藤聡美w

心配しすぎてトイレに入る伊藤聡美ですが、我慢しきれずにトイレに様子を見に入った瞬間に入れ替わるように違う方向から選手が登場。これはコントでしょうか?w

少し離れた別のトイレで着替えていたようです。慌てて戻ってくる伊藤聡美。

ちょっとしたハプニングもありましたが、

伊藤「パッと見、サイズとかは大丈夫そうなんですけど。」

選手「ちょっとここが大きい。」

そう示したのは背中の部分。

さらに実際に演技をしてもらって動きやすさをチェック。選手が納得いくまで手直しは怠りません。

滑ってみると「すごい。着やすい。」と肩周りを回しながらの感想を口にする選手。

伊藤聡美が2018年-2019年シーズンで手掛けた衣装は約40着。

その中にはこんなデザインも。セブンルール 伊藤聡美が2018年-2019年シーズンで手掛けた衣装は約40着 スタッズ革ジャン風

一日の終わりに伊藤聡美は、

伊藤「大体週に2・3回ぐらい徘徊してます。自然の色がすごく好きなので、デザインのインスピレーションにもなる。」「空の色味とか、あっち側はまだちょっと明るい。こっちに向かってグレーっぽくなってるとかすごい素敵だと思います。」

こうやって自然の中にあるグラデーションがデザインに生かされているんですね。

あえて「徘徊」という言葉を使うのが伊藤聡美の流儀。

これが伊藤聡美のルール6:「日没後 1時間徘徊する」

気分転換で女子会とかは?というスタッフの質問には、

伊藤「はっは!ないっすねー。逆にストレスですねそれ。人に会うのが。犬見てる方がよっぽど癒されますよ。」

ちょうど通りすがった散歩中の犬に「かわいい犬。」と言葉を漏らしつつ。

伊藤「いや多分マジで孤独死だと思いますよ。私みたいな人間は。それでウジ虫に食べられて誰かに発見されるっていう所まで考えてます。笑」

自虐的に、それでいて明るく孤独死を語る伊藤聡美にスタジオでは笑いが起きていますねw

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7. 選手にデザインの意味は伝えない

氷の結晶や花の写真などを参考にしながらデザインのイメージを膨らませていく様子の伊藤聡美。

ここで羽生結弦の衣装に込められた想いを口にします。

伊藤「羽生さんの名前の『羽から生まれる』って書いて羽生さんなんで、一応、羽がテーマなんですけど。」

その他に松田悠良の衣装については、

水が枯れてひび割れが出来た土地に花が咲く写真を取り出して説明する伊藤聡美。

伊藤「荒地でもこういう綺麗な花たちが咲くんだなっていう、そういう生命のエネルギーを感じて、これを作品に落とし込みたいなと思って。松田さんは去年怪我で結構大変なシーズンだったので、今シーズンはまた新しい気持ちで臨んでほしいなっていう個人的な気持ちもすごく入っている。」

荒地に咲く花の力強さ、復活への願いを込めた衣装。

松田悠良に直接衣装を届ける日。

衣装を見せると「わぁ。すごい。」と好感触。

実際に衣装を着用してデザインや着心地を確認する間、伊藤聡美は一切衣装に込められた想いを一言も口にしようとはしません。

伊藤「おそらく振付師さんには振付師さんの中で、こういうイメージっていうコンセプトがあるので、そこで私がこう『衣装はこういうコンセプトなんです。』って自分だけの解釈で言ってしまうと、恐らく選手自身も混乱してしまうのかなと思って。スッと終わらす感じです。」

あくまで主役はリンクに舞う選手。

というよりも、振付師と一緒に作り上げた演技の解釈を邪魔してはいけないというプロフェッショナルな考え方ですね。

これが伊藤聡美のルール7:「選手にデザインの意味は伝えない」

そんな伊藤聡美自身のファッションは、

伊藤「いつも黒ですね。衣装を邪魔しないように。笑。」

人間嫌いを公言して、選手とも一定の距離を取る伊藤聡美。

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YOU「気持ちいい人ですね。」

若林「伊藤さんいいですねぇ。俺見てて考えてたんですけど、俺、セブンルール、夜徘徊する人好きかもしれないです。」

本谷「空のグラデーションなんか見た事無いもん。」

YOU「嘘でしょ!?超見ますよ。」

若林「たまにどえらいグラデーションの日とかありますよね?紫からオレンジになってくみたいな。」

本谷「嘘でしょ・・・?」

YOU「何で若林くんが無いハズだみたいな。笑」

さらに改めて「人間嫌い」というワードに話題は及び、

若林「女の子は30歳から変わったりするんですかね?俺2、3年前に急に子供が好きになっちゃって、自分でもロケしてて戸惑ってた事あるんですよね。『あっヤバい。話しかけたい。』と思って。子供に。笑」

本谷「でも私明確に33歳で変わりました。32まで子供嫌いだったんです。」

YOU「私も30。」

本谷「(伊藤聡美も)人間を好きになっていく可能性が。」

青木「デザインめっちゃ変わったりするんすかね?」

YOU「どうしよう・・・。」

YOUさんが言っていた“変なの”になりませんようにw

という事で番組は以上。

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