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第60回 NHK「チコちゃんに叱られる!ロストサマー拡大SP」単1、単2の「単」ってなに?TKGに塚原愛アナが初登場!


19年8月23日放送の第60回 NHK「チコちゃんに叱られる!」はロストサマー拡大SP!拡大スペシャル恒例のチコの部屋ではちょっとトリッキーな出題「名言の続きを教えて!」でゲストの松重豊さんはタジタジ。その他に紹介された疑問は、単1、単2の「単」ってなに?というもの。さらにTKGこと「NHKたぶんこうだったんじゃないか劇場」には何と鶴見辰吾さんの相手役として塚原愛アナが出演というサプライズも。

ということで、19年8月23日に放送された第60回 NHK「チコちゃんに叱られる! ロストサマー!二度と帰れないあの夏の日何してたっけSP」の様子をまとめてご紹介します。

※本記事では松重豊さんのチコの部屋と3問目をまとめておりますので残りの疑問は別記事でフォローします。

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出演者

【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)

【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)

【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)

【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史

【ゲスト】草刈民代、松重豊、指原莉乃

【VTR】橋本さとし、熊澤美麗ディレクター、鶴見辰吾、清水ミチコ

チコの部屋その1

名言の続きを教えて!

冒頭の2問に続いてはチコの部屋のコーナー。

狭い部屋にチコちゃんと1対1でゲスト解答者がチコちゃんの出題に答える拡大版恒例のやつ。

岡村さんはアシスタント役ですね。

ロストサマーSPなので部屋は浮き輪やかき氷の旗で飾りつけ。

まずはゲストの松重豊さんがチコの部屋に入室。

チコちゃん「チコう寄ってください。」「まっちげぐらいの名優になるときっと色んな人の名言を知ってるわよね?」

という事でチコちゃんからの出題は、

「名言の続きを教えて!」

ミスタージャイアンツ、長嶋茂雄さんの名言から、

「今年、○○○○還暦を迎えまして」

宮崎キャンプ中にインタビューに答えた内容からですね。

続きを答えるというか空欄を埋めるという方式の聞き方ですけどね。

松重豊さんの答えは「やっとこさ、恥ずかしながら」ですが、

チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

正解は、

「今年、初めて還暦を迎えまして」

でしたw

流石のミスターですね。

続いても長嶋茂雄さんの名言。

「いいかお前たち!絶対に諦めるな!人生は○○○○だ!」

松重「人生は二回あるんだ!とか?」

正解は、

「いいかお前たち!絶対に諦めるな!人生はギブアップだ!」

岡村「アカンのんちゃいますの?ネバーギブアップでないと。」

松重「これ宮藤官九郎くんでも書けないですね。笑。こんな名ゼリフは。」

お次は元ボクシング世界チャンピオンのガッツ石松さんの名言。

「ボクシングに出会ってから人生が○○○○変わったんです。」

松重「人に殴られたくらい変わったんです?」

岡村さんにも聞いてみると、180度と言う所を間違って360度と言ってしまったという答えですが、正解は、

「ボクシングに出会ってから人生が380度変わったんです。」

岡村&松重「(爆笑)」

チコちゃん「結果20度進んだって事ね。」

斜め上の答えw

岡村「これは出ないですよ!」

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チコちゃんの疑問その3

単1、単2の「単」ってなに?

3問目は笑いから入るパターン。

チコちゃん「いだてん~!」

さり気なく番宣w

3問目の指名は、

この中で一番電化製品を使いこなしているハイテクな大人ってだーれ?

少なくとも岡村さんは大の苦手なので何となく草刈民代さんが解答者に。

乾電池のサイズを聞くチコちゃんですが、

ここでチコちゃんの疑問、

単1、単2の「単」ってなに?

思わず息が漏れる草刈民代さんw

乾電池の構造が複雑なので実は単純なんですという意味での「単」という答えですが、

チコちゃん「単純に考えてんじゃねーよ!」

変則パターンでお叱りw 初登場のお叱りですよねw

電化製品といえばという事で秋葉原でインタビューするも答えは出ず。

ということでチコちゃんの答えは、

1つで済む電池という意味

解説は東京理科大学の駒場慎一教授。

駒場教授「将来の夢は世界的な科学者かな?」

チコちゃん「ううん。お嫁さん。」

一般的に単1電池、単2電池と呼ばれている電池の事は「単位電池」というのが正式な呼び名。

これは一つで済む電池という意味になります。

1934年ごろまで使用されていた電池は「積層電池」と呼ばれるもので複数の乾電池を直列にして一つにまとめて高い電圧にした電池でした。

40代以上の方は見覚えのある形ですが、最近はあまり見かけなくなったタイプ。

当時の乾電池を使用した電化製品は消費電力が大きく、1本の乾電池ではまかないきれないという事情からこのような積層電池が多く使われていたんですね。

しかしその後に電化製品の省エネ化や乾電池の性能がアップした事で乾電池1本でも十分に作動するように。

複数を積み重ねる積層電池に対する呼び方として1つで済む電池という意味で単位電池、これを略して単1電池、単2電池と呼んでいるというわけ。

このように今では広く普及している乾電池ですが、実はこの乾電池を世界で初めて発明したのは日本人だったのはご存知ですか?

その人物の名前は屋井先蔵(やいさきぞう)。

正直、知名度はあまり高くないのですが、それは彼の不遇の人生が大きく関係しているそう。

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という事で始まったのは「NHK たぶんこうだったんじゃないか劇場」

タイトルは「電と池と ~乾電池誕生物語~」

大河ドラマ「天と地と」のパロディでTKGスタートですねw

発明家を志して技術指導者の養成機関、東京職工学校に合格するために勉強にいそしむ屋井先蔵。当時は21歳。

試験会場に急ぐのは鶴見辰吾さん演じる屋井先蔵。

締め切り時間ギリギリに会場にやってきた屋井先蔵でしたが、当時の時計は精度が低く、個体差によって時間にバラツキがあった為に、時間切れ扱いで試験会場に入れてもらえないという憂き目に。

この悔しい思いをきっかけに屋井先蔵は精度の高い時計の開発に取り組むようになります。

そして全財産を開発に注いだ結果、3年後ついに時計(連続電気時計)は完成。

日本初の電気分野での特許取得も成し遂げます。

そこにやって来たのは屋井先蔵の妻。

演じるのは何と塚原愛アナ。

スタジオでは恐縮して下を向く塚原愛アナの姿w

指原「お芝居してる。」

イジられる塚原愛アナは余所に、この発明で暮らしが楽になったかといえば決してそんな事は無く、売れ行きはさっぱり。

その原因は時計を動かす動力源となる電池でした。

当時の電池は湿式電池と呼ばれるタイプの電池が一般的で、電解液と呼ばれる液体を使用した電池でした。

液漏れや気温が低くなると凍結してしまうなどの欠点があったために広く普及はしませんでした。

しかし、ここでへこたれる屋井先蔵ではなく新しい電池の研究に着手。

難航する開発でしたが、ある日ろうそくの火を見つめて屋井先蔵は何かをひらめきます。

屋井先蔵(鶴見辰吾)「ろうそくは燃える時は液体だが燃える前は固体だ!そうか!?電解液を液体じゃなくて固体にすればいいんだ!」

屋井先蔵はろうそくのロウからヒントを得て、電解液に石膏などを混ぜてペースト状にする事を思いつきます。これで液漏れと凍結を防ごうという狙いですね。

さらに電池の容器を亜鉛にして容器自体を電極にするという画期的な構造も開発。

妻(塚原愛アナ)「あなた、その電池の名前はどうなさるんですか?」

屋井先蔵(鶴見辰吾)「決まってるだろう!乾電池よ!」

いつものカメラ目線での決めw

奥で拍手する塚原愛アナw

ホントにこんなやり取りがあったかどうかはあくまで「たぶんこうだったんじゃないか」なので。

そして1887年に屋井乾電池というネーミングで発表すると、大学教授たちからも高評価を受けて、シカゴ万国博覧会にも出展する事に。

屋井先蔵(鶴見辰吾)「今度こそ苦労をかけたお前に楽させてあげられそうだ。」

妻(塚原愛アナ)「私の事なんていいんですよ。」

妻を抱き寄せる屋井先蔵と肩にもたれかかる妻。

岡村「あららら。笑。塚原さん。」

スタジオで大照れの塚原愛アナw

ところが・・・

シカゴ万博に出展された乾電池を見た外国の企業がいち早く模倣品を作って売り出すという事態に。

屋井先蔵は乾電池の開発に全財産を投入していたので特許取得が遅れてしまったために起きた悲劇でした。

しかし神は屋井先蔵を見放したわけでは無く、

日清戦争を機に陸軍から大量の注文が入るという好機に恵まれます。

それまで陸軍では情報戦を左右する電信機などに湿式電池を使用していましたが、極寒の地でも電信機が使用可能になる屋井乾電池の新採用を決定。

これによって情報戦を有利に進めて戦争に勝利するという出来事も屋井乾電池の知名度アップに貢献します。

屋井先蔵は会社を設立して本格的な乾電池の量産にこぎつけ事業を拡大、乾電池王の名を欲しいままに。

妻(塚原愛アナ)「色々ありましたけど、ようやく・・・」

目頭を押さえる妻。

屋井先蔵(鶴見辰吾)「本当に長い間苦労をかけた。しかしもう心配ない。これからさらに乾電池に改良を・・・」

妻(塚原愛アナ)「あなた!あな・・・あなた!」

突然胸を押さえて苦しみ出す屋井先蔵。

これからという時に屋井先蔵は63歳という年齢で胃がんの為に死去。

その後、会社は軍からの需要が途絶えた事もあって倒産。

屋井先蔵の偉大な功績はあまり知られてはいませんが、この乾電池の技術は他の日本企業にも改良を重ねて受け継がれ、現在の暮らしでも必要不可欠な存在に。

という事で、

単1、単2の「単」は1つで済む電池という意味

でした。

一生貫き通したいものは?という質問には「3歳の時の気持ちかな。」という答えのチコちゃん。2年前の記憶w

草刈民代さんと松重豊さんに塚原愛アナの演技について聞いてみると、

「すごい良かった!」と拍手の草刈民代さん。

松重「鶴見さんの芝居がいいのよ。でそれにちゃんと塚原さんが応えてるからアンサンブルになってた感じ。」

べた褒めコメント。

松重「いだてんでお待ちしております。」

ここでミニコーナーのにらめっこコーナー。

下から懐中電灯で照らされて額に三角巾(天冠)をつけて舌を伸ばすオバケスタイルのチコちゃん。

からかさ小僧、提灯お化けをサイドに従えてお化け屋敷のような。

第60回放送の全記事はコチラで

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