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第64回 NHK「チコちゃんに叱られる!」なぜラジオ体操には第1と第2がある?ボタンを見ると押すものだと思うのはなぜ?


19年9月20日放送の第64回 NHK「チコちゃんに叱られる!」で紹介された疑問は、なぜラジオ体操には第1と第2がある?ボタンを見ると押すものだと思うのはなぜ?というもの。そしてエンディングのひだまりの縁側で・・・コーナーでは文化庁長官からキョエちゃん宛てに1日文化庁長官オファーが届くという衝撃のニュースも。

ということで、19年9月20日に放送された第64回 NHK「チコちゃんに叱られる!」の様子をまとめてご紹介します。

※本記事では番組後半に紹介された2問をまとめておりますので前半の2問は別記事でフォロー。

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出演者

【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)

【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)

【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)

【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史

【ゲスト】宮沢りえ、小栗旬

【VTR】観月ありさ、TOKIO 城島茂、小野田浩二、ACE

チコちゃんの疑問その3

なぜラジオ体操には第1と第2がある?

冒頭、笑いながら入るパターンで始まるのはいつもの事ですが、

チコちゃん「映画観たい。作家さんが主人公の映画が観たい。」

指名は、この中で一番朝から体を動かすことが好きな健康的な大人ってだ~れ?

ジムに行き始めたという岡村さんが自ら立候補して解答者に。

岡村「先々週ぐらいから始めたんで。笑」

チコちゃんはラジオ体操を話題にしますが、

出された疑問は、

なんでラジオ体操には第1と第2があるの?

すぐに答え始める岡村さんですが、口元に正解マークとピヨピヨ音。これはチコった!?

チコちゃん「つまんねーヤツだな~。」

岡村「チコりました!?」

漢字問題は省略という憂き目。疑問と漢字問題両方解答のパーフェクト解答のチャンスは訪れず・・・。

公園でインタビューする答えは出ず。

流れるBGMは「夏をあきらめて」ですね。サザンオールスターズの曲ですが確か研ナオコさんもカバーしていますね。

コチラが参考のYouTube視聴動画。

夏休み=ラジオ体操だったあの頃。

そしてチコちゃんの答えは、

第1は子どもからお年寄り向け、第2は大人向け

第1はヤング向けと答えていた岡村ですが、おまけしてチコりという判定。

解説は「大層(体操)立派な大人になっちゃうね。」とギャグ付きで登場の全国ラジオ体操連盟の青山敏彦理事長。

チコちゃん「うん、どうかな?(運動かな?)」

1971年から28年間に渡ってNHKでラジオ体操の指導者を務めていた方。

ラジオ体操第1は子どもからお年寄りまで誰でも簡単に出来るように作ってありますが、それに対してラジオ体操第2は大人用に作られていて、少しテンポが速く、力強い動きが多いという特徴。

実は現在のラジオ体操に至るまでにはこれまで3度の変更を経ているという歴史があり、

1928年11月1日にラジオ体操は昭和天皇即位を記念して国民保健体操としてスタート。

その後、1946年4月にGHQから号令に合わせて全員で一斉に体操する姿をして「軍国主義的だ!」とダメ出しが入って、1946年4月13日には初代ラジオ体操の放送は終了の憂き目に。

しかし、その直後には復活を望む国民の声の高まりを受けて、1946年4月末に2代目ラジオ体操として放送再開。

ただし、この2代目はあまり定着しないまま、幻のラジオ体操に。

その後に休止期間を経て1951年に現在のラジオ体操第1が誕生。

さらに翌年の1952年には現在のラジオ体操第2が誕生。

そもそも大人向けのラジオ体操第2は戦前の初代ラジオ体操の時代から存在していたそうが、大人向けの第2が存在する理由について青山さんに聞いてみると、

「初代のラジオ体操第1が作られた時に全国ラジオ調査が行われました。そこで足の部分の運動が少ない!今の体操と物足りない!もっと強い運動がしたい!という声が多く挙がったので大人向けのラジオ体操第2を作ったのです。」

との事。

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実際に、

ラジオ体操第1のカロリー消費は12kcalの消費。

ラジオ体操第2のカロリー消費は15kcalの消費。

腕に付けたスマートウォッチの計測のようなので信ぴょう性はほぼゼロのような気もしますがw

そして青山さんからは続けて衝撃の事実も。

何と戦後すぐに作られて廃止となった幻のラジオ体操には筋力強化を目的とした「ラジオ体操第3」という存在も。

追跡調査によってラジオ体操第3を指導されていたという御年96歳の上貞良江さんを取材。

高度な大ジャンプなどの動きも取り入れられてダイナミックな所が良かったと上貞さん。受け答えもしっかりしていらっしゃって、流石はラジオ体操の指導者といった所でしょうか。ラジオ体操第3は運動量も多かったのも特徴。

ラジオ体操50周年を記念して作られた書籍「新しい朝が来た―ラジオ体操50年の歩み」にはその詳しい手順が記されているそうで、さらに番組では当時使用されていた音源も入手。※書籍は絶版なので全国の図書館に所蔵されているものを利用すると読む事が出来ますね。

ここまで来たら再現するしかないという事でせっかくだからとNHK「テレビ体操」の皆さんに実演してもらう事に。

ちなみにコチラは参考のYouTube動画。

ラジオ体操第3についてはDVD付きの書籍も発売されていますのでご興味ある方はチェックしてみてください。

DVD付き 幻のラジオ体操第3 – 角川

そして、チコちゃんに叱られる!内ではNHK「テレビ体操」風に再現w さらにスタジオでも岡村さん、宮沢りえさん、小栗旬さんも一緒に体操w

その場足踏み、腕と足の運動、腕と足の運動(深く屈伸)、跳躍(大跳躍)、腕の曲げ伸ばし運動と様々な要素が取り入れられたなかなか複雑な体操。

逐一、チコちゃんがダメ出しをして宮沢りえさんや小栗旬さんはてんやわんやw

という事でコチラが結論。

ラジオ体操に第1と第2があるのは第1は子どもからお年寄り向け、第2は大人向け

でした。

チコちゃんにラジオ体操の思い出を聞くと「近所の駐車場だったからね、車の止まっている位置によって体操する場所が全然違うのよ。」という答え。

続いてチコちゃんは小栗旬さんに「ラジオ体操どころか現場で重い物を振り回してるんでしょ?」という意味深発言。

宮沢りえ「5kgの縄跳び。」

チェーンで出来ている重量級の縄跳びをしていたという小栗旬さん。

足に当たるとむちゃくちゃ痛いとの事w

チコちゃん「そんなんで『♪お入んなさい~』って言われても嫌だ~!って。」

コチラは6ポンド (約2.7kg)の鎖の縄跳び動画。

さらにコチラが20ポンド (約13kg)の鎖の縄跳び動画。

3問目の後はにらめっこコーナーへ。

公家仕様のチコちゃんのにらめっこは18年10月5日に放送された第23回の再利用ですね。

おちょぼ口のキスマークがどアップになる演出付き。

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チコちゃんの疑問その4

ボタンを見ると押すものだと思うのはなぜ?

4問目の指名は、この中で一番手が早そうなやんちゃな大人ってだーれ?

岡村「やんちゃでしたよね?昔。小栗くん?」

チコちゃん「手が早いの?」

小栗旬「早くないです。全然。」

ここで塚原愛アナから何かボタンが運び込まれてきて「どうする?」と聞くチコちゃんに「押す。」と即答の小栗旬さん。

ボタンを押すとファンファーレのような効果音。

ここでチコちゃんの疑問は、

なんでボタンを見ると押すものだと思うの?

答える前に何度もボタンを押す小栗旬さんw

子どもはエレベーターのボタンを押したがるというエピソードを話題に出す小栗旬さんですが、宮沢りえさんからは「母乳!」という横槍。

宮沢りえ「母乳とか関係ないよね?あっなんでもないです・・・。」

最終的には押せるものなのかどうかが気になるから押してみたくなるという答えの小栗旬さん。

チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

小栗旬「あぁ~!もう熱いー!」

東京・新橋のSL広場でボタンを差し出しつつインタビューしてみると、ワクワクしながら押す妙齢の人たちが続出。

お年を召してもボタンはやっぱり押したいw

そして、チコちゃんの答えは、

ボタンは押せと誘っているから

小栗旬「誘われた。」

何度も誘われていましたよねw

解説は高千穂大学の染谷昌義教授。

目の前にボタンがあるとどうしても押したくなるという心理には、人間は物が持つ特徴を見るだけで意識しないでも動作する事が出来るとう事が根底にあるとの事。

これを学術的にはアフォーダンス理論といいます。

英語だとaffordance。

affordは提供するという意味ですね。

我々の身の周りにはこのアフォーダンスが溢れているのですが、例えばシンプルなグラスを例にとると、人間はある程度の年齢になると手の開き方や力の入れ具合を特に意識せずとも掴むことが出来ますよね。

その他にもティッシュペーパーを指でつまんで引き抜いたり、ドアノブは形状に合わせてひねったり、レバーを掴んだり、シンプルに押したりしますね。

このアフォーダンス理論をボタンに当てはめてみると、ボタン自体が私たちを押すように誘っていると言えると染谷教授。

理性が発達途中の赤ちゃんの場合でもガラガラを持てば自然と振って遊ぶようになり、ボタンは繰り返し手で叩いて押しますね。

赤ちゃんは周囲に溢れるアフォーダンスに試行錯誤して自分でどう動くとより良いのかを学習していきます。

色んなギミックが搭載されたおもちゃなどはこのアフォーダンスの塊。アフォーダンスによって学習が高まって行くわけですね。

ですからボタンがいっぱいのエレベーターはアフォーダンスの塊。

その他にアフォーダンスを上手く利用する形で私たちの生活にあるものとしては、公共のゴミ箱。

ゴミ箱の受け口をよく見てみると、新聞・雑誌は細い長方形の受け口でビン・缶は円形の受け口。

この形状からごみを自然と分別しやすいように誘っているんですね。

さらに染谷教授が考案して、

最も押したくなるボタン vs 押したくならないボタン

の対決企画を実施。

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理論上、その願望を高める(弱める)ボタンを制作して検証。

最も押したくなるボタンの特徴は、

  • ボタンが土台から盛り出している
  • 土台とボタンは対比した色
  • 対象者の腰ほどの高さに設置して気軽に押せるように

実際に制作したのは、青色の土台に黄色いボタン。高さは1mほどに設置。

さらに工夫として対象者に向けて少し傾斜した台座に置くという仕様。

比較として1色のみで構成した盛り出しのないタイプのボタンを押したくならないボタンとして用意。ボタンの色は全体が青。

この2タイプのボタンをNHKスタジオパークの入り口に設置してより多く押されるボタンはどちらかを集計。

押したくなるボタンを押すと設置されたモニター内のチコちゃんが「普通~でもありがとう。」とお礼を言ってくれます。

押したくならないボタンを押す人が現れるとチコちゃんが「変わってる~でもありがとう。」とお礼。

いかにも押せという感じのボタンをあえて避けて押したという答え。やはり押したくなる誘いは強烈だったことが窺えます。

その後に実験を続けると意外と押したくならないボタンもなかなか健闘。青色が好きだから、近かったから、右利きなんでなんて答えの人も。

3時間の実験では45人中アフォーダンスボタンを押したのは26人で、19人とはそこそこの差。

先生に聞いてみると、押したくなるボタンを設置した側を気にする先生は右利きが多いので右側に置いた方が押しやすくなるという点を指摘。

これはインタビューでも語っていた人がいた通りですね。

逆に左側に置いてもそれだけ押してくれたので実験結果としては悪くないとの事。

理想的にはもう一度位置を右側にして行いたい所ですが、担当Dはあからさまにめんどくさそうw

結局、やらず仕舞いで結論へw

ということでコチラが結論。

ボタンを見れば押すものだと思うのはボタンが押せと誘っているから

でした。

見るとつい触りたくなるものは?と聞かれると「鶴瓶の頭。または浜田の唇。」とチコちゃん。

岡村「触ったら怖いんちゃいますか?」

チコちゃん「今度会ったら岡村、触ってみて?」

岡村「いやいや!そんなんよう触りませんよ!」

恐らく鶴瓶師匠の頭だったら簡単に触るハズw

最後に小栗旬さんに感想を聞くとガッツリと腑に落ちる感じは無かったと辛口評価。

ちなみに再実験をしなかったのには理由があり、塚原愛アナから補足。

今回担当の三宅Dは働いている時間がギリギリで、再実験については働き方改革に反するからというものだそうw

岡村「どういう志よ~?そら分かるけど、ちょっとぐらい・・・サービス残業。笑」

首を横に振ってサービス残業は拒否の三宅D。

チコちゃん「パーマをあてる時間はあっても。」

岡村「そんなにいいパーマとも思えない。」

コッチも辛口評価w

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ひだまりの縁側で・・・コーナー

エンディングはいつもの視聴者からのおたより紹介。

令和元年ももう残り3か月ですが、

キョエちゃん「岡村~?芸術の秋だね。芸術家クイズ~!誰でしょう?ぼ・ぼくはおむすびが大好きなんだな~。シンキングタ~イム~!♪野に咲く花のように~。」

岡村「知ってる知ってる!え~なんとか清。山下清!」

キョエちゃん「ブブー!正解は芦屋雁之助さんでした~。」

岡村「ちゃうやん!それはやって(演じて)はる人やん。」

山下清さんがモデルのドラマ「裸の大将」を演じていたのはそうですけどw リニューアルしたバージョンではドランクドラゴンの塚地武雅さんが演じていましたよね。

キョエちゃん「ハァ~ときめかんわ~。」

岡村「何やそれ!流行ってんのかいな?」

さて、紹介されたおたよりは“凄い所”から来ているそうですが、

文化庁長官 宮田亮平 5歳から。

丁寧にお辞儀のチコちゃん&岡村さんw

東京駅の「銀の鈴」の作者という宮田亮平長官。

そしてキョエちゃんに対して「一日文化庁長官になってもらえないでしょうか?」という衝撃のオファー。

キョエちゃん「やるやる~!鳥類だけに長官~!」

岡村「いや。そんなん言うたらアカンよ!」

チコちゃんに叱られる!は文化庁メディア芸術祭で賞をもらったという間柄なのでこんなオファーが?と思いきや、

授賞式の場では既に宮田長官はおたよりを送ってた後だったそうで、文化庁長官から手紙が行きませんでした?と聞かれて番組側がザワついたとか。

文化庁のロゴ付きの手紙をまさかスルーしていたという落ち度w

番組側の言い分では、お子さんたちから沢山おたよりが来ていたのでそちらを優先していたとの事。

それなら納得。小さな視聴者たちも大切ですしね。

それはいいとしてキョエちゃんは、

キョエちゃん「行く行く~!やるやる~!」「身軽身軽~!体一つ~!」「うん!」

やる気十分。短い返答のキレの良さw

体一つ~!って面白いw

キョエちゃん「次回はキョエちゃんのおしごと『文化庁の中心でバカーと叫ぶ』2時間SP!」

岡村「ウソですよ~!通常放送でお願いいたします。」

文化庁ではあんまり叫ばないようにというチコちゃんの忠告に、

キョエちゃん「(小声で)バカー!」

おたよりのあて先は、

〒150-8001 NHK 「チコちゃんに叱られる」係 宛て

※お名前/ご住所/ご連絡先(電話番号やメールアドレス)をご明記ください。名前のわきに「5さい」と書いてください。

番組公式ホームページ http://nhk.jp/chikochan

ですね。

最後のメッセージは、

キョエちゃん「次回は出張!キョエちゃんのお仕事~1日文化庁長官編~」

締めの言葉は、

キョエちゃん「キョエ、楽しみ~!」

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次回放送予定の疑問は?

来週の金曜日の時間帯は「NHKスペシャル ラグビーワールドカップ2019」の放送枠になっていますので、チコちゃんに叱られる!の放送はお休みとなりますね。

という事で次回が待ち遠しいですね。

前半の第1問、第2問はコチラの記事で。

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから

一覧:NHK「チコちゃんに叱られる!」

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