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第72回 NHK「チコちゃんに叱られる!」クリスマスプレゼントを靴下に入れる理由?なぜピアノの鍵盤は白黒?


1週のお休みを挟んで19年11月29日放送の第72回 NHK「チコちゃんに叱られる!」はゲストに松坂桃李さん(初登場)と横山裕さん(初登場)を迎えて取り上げられた疑問は、クリスマスプレゼントを靴下に入れる理由?なぜピアノの鍵盤は白黒?というもの。

ということで、19年11月29日に放送された第72回 NHK「チコちゃんに叱られる!」の様子をまとめてご紹介します。

※本記事では番組前半に紹介された2問をまとめておりますので後半の疑問は別記事でフォロー。

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出演者

【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)

【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)

【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)

【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史

【ゲスト】松坂桃李、横山裕(関ジャニ∞)

【VTR】つぶやきシロー(ナレーション)、清塚信也

チコちゃんの疑問その1

クリスマスプレゼントを靴下に入れるのはなぜ?

ゲスト紹介では松坂桃李さんの事はいたって普通に紹介するチコちゃんでしたが、横山裕さんのことは「関ジャニの横山~」呼び。2人とも初登場ですね。

今日は男ばっかりの解答席ですがせめて見た目だけでもと赤いリボンつきのカチューシャを取り出して岡村さんに着けさせるチコちゃんw

岡村「アイツ何してんねん?ってなりません?笑。アイツなんかちょけとんなぁ~みたいな。笑」

“ちょける”は「ふざける」とかって意味ですねw

さらっと大河ドラマ「いだてん」の番宣も挟みつつオープニングはこの辺で早速1問目。

時期的にもクリスマスを意識し出すシーズンですが、

指名は、この中で一番サンタさんが来てくれそうな心のキレイな大人ってだーれ?

横山裕「これ選ばれないとキツイですね。笑」

そこまで言うので横山裕さんが解答者に。

サンタさん来たことある?という質問のチコちゃんには、幼稚園時代にうっすらと記憶があるそうですが、

横山裕「ゲームのカセットくれ言うたんすけど、ちょっと安めのトランプが入ってたんですよ。笑」

欲しいものがもらえないという悲しい思い出披露w

ここでチコちゃんの疑問は、

なんでクリスマスプレゼントを靴下に入れるの?

横山裕「なんでって言われても!?笑」

そういうクイズ番組なので頑張って答えてもらうと、クリスマスプレゼントの入れ物が無かったのでとりあえずそこにあったのが靴下だったものがそのうちに慣習になったという答え。

チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

続けて松坂桃李さんにも聞いてみると、

靴下を目印代わりに使っているという答え。ではなぜ靴下を目印にするの?という新たな疑問も浮かんできそうですが、コチラの答えもちょっと的外れ。

さらに岡村さんに聞いてみますが、やっぱり気になる頭のリボンw

塚原愛アナから笑いが漏れちゃっていますので、

岡村「ちょっと僕これやっぱおかしない?・・・笑」

塚原愛アナ「すいません。笑」

リボン付きだと説得力が無いという事でチコちゃんから外してOKの指令。

都内の靴下屋さんでインタビューするも、中身が見えないようにサンタさんの遊び心、入れ物がたまたま靴下だったという答えが出ますが残念ながら不正解。

ということでチコちゃんの答えは、

金貨が干してある靴下に入ったから

チコちゃん「部屋干しの。」

松坂桃李「部屋干しの!?」

解説は専修大学の道家英穂教授。

そもそもサンタクロースのモデルになったのは“聖・ニコラウス”という人物で今から1700年前の4世紀の小アジアでキリスト教の司教をしていた人。サンタクロースという名称の由来もオランダのシントゥ・ニコラース(Sinterklaas)が変化したもの。

割と強引にシントゥ・ニコラース→サンタクロースの言葉の変化を表現する道家英穂教授w

そして聖・ニコラウスと靴下の関係性についてはちょっと感動的な物語があるとの事ですが、

その説明はささやくような声が印象的なあの人の声で。

「聖・ニコラウス物語」

声の主はつぶやきシローさんw

昔々、小アジアの古代都市ミュラ(現在のトルコ・デムレ)にニコラウスという司教がいましたが、ニコラウスは人々にキリスト教の教えを説いた優しい人物として知られていました。

そしてニコラウスの住んでいた近くにはある貧しい生活を送る家族がおり、その父親は3人の娘に嫁入り道具を用意してあげる事も出来ず、悩んだ父親は娘を人買いに売りに出そうとします。

これを聞いたニコラウスは心を痛め、何とかせねばと真夜中にその家の窓にそっと近づいてコッソリと金貨を中に投げ入れる事に。

するとその金貨が暖炉の前で乾かしていた洗濯物の靴下の中に見事にイン。

そして翌朝になって靴下の中に入っていた金貨を見つけた家族は大喜び。その金貨のおかげもあって長女は無事に嫁入りする事に。

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さらにニコラウスは次女や三女の時も金貨を投げ入れて家族は救われたのでした。めでたしめでたし。

ちょくちょくネタを挟んでくるつぶやきシローさんですが、最後もネタ中にフェードアウトw

とはいえ、こんな聖・ニコラウス伝説を元にしてサンタクロースが靴下にプレゼントを入れるようになったわけですね。

ちなみに日本の文献に初めて登場するサンタクロースは明治33年の事。

その名も「北国の親爺 三太九郎(ほっこくのオヤジ さんたくろう)」

チコちゃん「北島三郎やがな。笑」

さらに挿絵に描かれたのはトナカイではなくロバを連れた姿、そしてクリスマスプレゼントを白い袋ではなくカゴに。

ただその後、明治39年頃~明治末~大正初期と時代が経て行くと徐々にサンタクロースの姿は今のような形に。

大正3年にはクリスマスプレゼントを靴下に入れようとしている姿も描かれるようになっていきました。

そして日本中にクリスマスの文化を一気に広めるきっかけになったのが、

昭和41年から放送された海外ドラマ「奥様は魔女」。

当時はアメリカのホームドラマをお手本にして日本でもクリスマスツリーを飾りつけたり、クリスマスプレゼントを贈ったりとクリスマスを祝うように。

また、昭和30年代にはクリスマスケーキもシーズンになると大量生産されるようになって現代につながるクリスマスのイメージが定着し、クリスマスプレゼントを靴下に入れるという習慣もこの時期から始まったとか。

最後にクリスマスの予定を聞かれた道家英穂教授は少し高いワインを買ってきて家で奥様と乾杯するというステキなエピソード。

普段は430円のワインが1500円に少し奮発すると恥ずかしそうに語る道家英穂教授w なんか慎ましくて微笑ましいですね。

松坂桃李「ステキじゃないですか~。」

ちなみにクリスマスプレゼントの入れ物として「靴下」というワードが頻出しますが、英語だとソックス(socks)ではなく、ストッキングス(stockings)なのでお間違えなく。

ということでコチラが結論。

クリスマスプレゼントを靴下に入れるのは金貨が干してある靴下に入ったから

でした。

岡村さんにクリスマスプレゼントをねだるとしたら?という質問には、

チコちゃん「一緒に温泉行きたい。」

横山裕「エラい大人のデートですね。笑」

岡村「内風呂ある所にしようね。そしたら。」

チコちゃん「一緒に入らないもんね。笑」

つぶやきシローさんのナレーションについては森本レオさんのような優しさと松坂桃李さん。どちらもこの番組には関わり合いが深いですしねw

最後に塚原愛アナから補足。

窓からではなく、煙突から金貨を落としたという説もあるので諸説あるとの事。

窓に鍵がかかっていたので煙突からなんて記述される古い物語もあるみたいですね。

また、聖・ニコラウスが金貨を投げ入れている様子を父親が偶然見てしまって金貨の主の正体がバレるというくだりもあるんだそう。サンタクロースの正体バレを示唆しているようでどこか感慨深いお話ですねw

カリキュラマシーンのオープニング。

チコちゃんの疑問その2

なぜピアノの鍵盤は白と黒?

2問目の指名は、

この中で一番、 小さい頃に習い事をやっていた育ちのいい大人ってだーれ?

関西は習い事がない。とものすごい偏見を言う岡村さんですが、

解答者は松坂桃李さんに。

そんな松坂桃李さんは水泳と合気道を習っていたそうですが、ついこの間まで映画(「蜜蜂と遠雷」)でピアニスト役を演じていたということで、

ここでチコちゃんの疑問は、

ピアノの鍵盤はなんで白と黒なの?

色がはっきりと分かれていた方が弾きやすいという答えですが、だとすると赤白でもいいのでは?と追い込むチコちゃん。

松坂桃李「まぁ~そのぉ~・・・笑」

えっ!?田中角栄さん?w

結局、黒い方が上品だからという答えに落ち着きますが、

チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

ピアノ教室の生徒に聞いてみると、色合い的に合う、弾きやすいからと松坂桃李さんと大体同じような答えで不正解。

また、ピアニストの清塚信也さんの元に突撃して聞いてみると、口元に正解のマークとピヨピヨ音。

すると出張用チコちゃんが登場して「つまんねーヤツだな~。」と一言。

清塚信也「しょうがないじゃん。ピアニストなんだから知ってますよ。それぐらい~。」

正解を言われてちょっと悔しいチコちゃんから漢字の問題を出題してみると、

「けんばん」もあっさりと「鍵盤」と書いちゃってコチラもチコっちゃう清塚信也さん。

出張用チコちゃん「つまんねーヤツだな~。」

2連発は初の出来事ですね。さらに疑問と漢字の両方に正解するパーフェクト解答は岡村さん以来の快挙。といっても出張ロケでさらに専門家なので・・・。でも快挙は快挙ですね。

ということでチコちゃんの答えは、

お金持ちの見栄のせい

解説は国際音楽交流協会理事長の指宿修子さん。

驚きがフォルテッシモですよ。と言われてHOUND DOG大友康平さんのモノマネをするチコちゃんw

14世紀ごろに生まれたピアノの前身は元々が白く塗られた薄い板と黒檀で作られたクラヴィコードという楽器でした。

しかしその白い板が弾いている間に黄ばんでいって見栄えが悪いので材質に象牙を使うようになっていきます。

バッハやヘンデルが活躍した1700年頃のバロック時代には象牙で出来た白い鍵盤と黒檀で出来た黒い鍵盤のピアノが誕生。

しかし象牙は高い・重い・量産が出来ないという難点を持っており、そのせいで象牙のピアノは今の価格で一台数千万円もしたそう。という事は超富裕層の一部の人だけが手にできる贅沢品。

そこであるピアノが製作されるのですが、それが安い黒檀を多く使用する為に白と黒の鍵盤を逆にしたピアノ。

このように1800年代に入ると白黒ではなく“黒白ピアノ”が主流に。

ではなぜ現代のピアノは白黒に戻っているのでしょうか?

指宿修子さん「そこで上流のお金持ちたちの見栄が炸裂したんです。」

岡村「炸裂した!?」

象牙をふんだんに使ったピアノの事を知っていたお金持ちたちは黒白ピアノを見て「安っぽく見える。」と不満を漏らし、超高価な白黒ピアノを買い求めるように。

一方で象牙ピアノに手が届かない庶民のために白いアクリル樹脂などを使った鍵盤が1900年代に誕生。さらに1975年にワシントン条約によって象牙の国際取引が禁止になった影響で象牙ピアノは幻の存在に。

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ここで本編の疑問は以上ですが、最後に清塚信也さんからピアノにまつわる問題を出題。

名づけて、

「キヨちゃんに叱られる!」

チコちゃん「エライ勝手な事して。」

勝手にVTRでどんどん進めちゃう清塚信也さんですが、

出された疑問は、

ピアノはトータルで88鍵あるのですがそれはなぜ?

というもの。

指名は岡村さん。VTRから出題されるというのは初の試みですね。

岡村「音が末広がりという意味で八八。」

清塚信也「岡村さん、ボーっと生きてんじゃねーよ!」

正解は、

鍵盤の高い方も低い方も人間の耳で心地よく聴き取れる音程として限界だから

ピアノの一番下の音はラの音で27.5Hz、一番高い音はドの音で4186Hz。

これ以上でもこれ以下でも人間の耳には心地よく聴こえないので音楽的に意味が無く省かれているのだそう。

清塚信也「チコちゃん、まだまだ僕には勝てませんよ。」

勝ち誇る清塚信也さんでVTRは終了w

という事で、

ピアノの鍵盤が白と黒なのはお金持ちの見栄のせい

でした。

白黒つけたい相手は誰?という質問には、

チコちゃん「さっきのつまんないヤツ(=清塚信也さん)。」

象牙を使ったピアノについて「極端。」という言葉を漏らした松坂桃李さんですが、

チコちゃん「岡村気付いた?今。桃李くんが極端って言ったでしょ?あれピアノの黒檀とかかってたのよ?お見事よ!」

岡村「桃李くん、ごめん!気付かんかった!」

横山裕「拍手の一つや二つするべきやったんですね!」

松坂桃李「いやいやいや!笑。キツイ!キツイ!笑」

略さないで言ってみよう!

本来ならここで終わりのハズですが、久しぶりに復活したコチラ、

「略さないで言ってみよう!のコーナー」

出題は、電車を略さないで言うと?というもの。

いつの間にか岡村さんの赤いリボンが復活していますが、この出題に戸惑う解答者の3人。

岡村「電気自動車」不正解。

松坂桃李「電動自動車」不正解。

横山裕「電車車車」不正解。

電車にはタイヤがいっぱいあると言っている横山裕さんですが、タイヤではなく車輪ですねw

チコちゃん「全員!ボーっと生きてんじゃねーよ!」

正解は、

電動客車

でした。

電動客車(電車)は電動機(モーター)のついた客車の事で、厳密にはモーターの付いていない客車もあるものの、乗客・貨物を乗せる設備を持つ車両の総称として電動客車(電車)と呼ぶそう。

ちなみにアナウンサー的な目線から言葉の使い方について聞いてみると、

塚原愛アナ「一度たりとも電動客車とは・・・笑」

普通使わないですよねw

後半の疑問はコチラの記事で。

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから

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