ケンタッキーのカーネルおじさん人形はなぜあの手のポーズ?その理由はハグ?握手?
ケンタッキーフライドチキン(KFC)の店頭に立っているトレードマークといえばカーネルおじさん人形なのは誰でも知っていると思いますが、そんなカーネル・サンダース像はよく見てみると謎の手の形をしていますよね?まるで握手やハグを求めているような、またはウェルカム!と言っているような。実はあの手の形には割と“実用的な意味”があったりするのはご存知でしょうか?
というわけで20年4月29日放送のフジテレビ系「林修のニッポンドリルSP」から「みやぞんナゾ調査24時 カーネル・サンダース編」の詳細をまとめてご紹介します。
あの手の形の裏にはケンタッキーフライドチキンを広めるための秘密の戦略があるとか?
スポンサーリンク答えはバーレル?
意外にこの答えは店舗の店長さんでも知らなかったりするようですが、
正解を教えてくれたのは日本KFCホールディングス株式会社の笠原一樹さん。
笠原さんはオリジナルチキンマイスターという称号をお持ちの方で、オリジナルチキンマイスターとはオリジナルチキンの調理を極めた人にしか与えられない栄誉ある称号で、何と世界に2人しか存在しないとか。
そんな笠原さんが「手の形の答え」として持って来たのがKFCのチキンバーレル。
そしてバーレルを斜めにしてカーネル像の手に乗せてみるとしっくり。
カーネル像の左手人差し指が縁部分にかかるようにすると同時に中指がバーレルの底部分に引っかかるようにして斜めにするとバッチリ。
実はあの不自然な手の形はバーレルを手で包み込むようにして持つように計算された形だったんですね。
元々はカーネル像がケンタッキーの象徴であるチキンのパッケージを店頭で持つことで、よりお客さんに知ってもらおうという宣伝戦略の為にあの手の形になっていたとの事。
YouTube動画。
※動画では真っ直ぐにバーレルを持たせているようですが、正しくは斜めに持たせるのが正解のようです
ところがこのバーレル、実際にカーネル像に持たせているといつの間にか風で飛んで行ってしまったり、不届き者が盗んでいったりといったトラブルが発生してしてしまったために用心の為に今ではバーレルを外している姿が標準になったのだとか。
ちなみに2018年からベンチに座ったカーネル像も各地(2020年時点で全国15か所)に置かれるようになっていて、この座りバージョンのカーネル像は手を重ねるようにしてステッキに手を置いているのであのポーズではないんですね。
また、この座ったカーネル像は子ども目線で触れ合えるようにという事で設定されているそうで、カーネル像がいつも立っているのはなぜ?という子どもたちの素朴な疑問が寄せられた事でニューバージョンとして考案されたなんてお話も残っていたり。
ツイッター上でこの座ったカーネル像のネーミングを募集する企画も行われたりして、
カーネル、立像やめるってよ。
というのは冗談で、座っているバージョンが登場?まだ名前がないのでイケてる名前募集します?#なんとかカーネル をつけて、名前をツイート!
抽選で1名様に
??オリジナルチキン1年分??
をプレゼントしちゃいま~す??↓詳しくはコチラ↓https://t.co/JMkR3WA12T pic.twitter.com/ONsJLbkfmE
— ケンタッキーフライドチキン (@KFC_jp) July 19, 2018
最終的には「おすわりカーネル」という名称に決まったようですが。
このおすわりカーネルのベンチにはスペースが空けられているので一緒に記念撮影を撮れるように想定もされているとの事。
以上、林修のニッポンドリルSPで紹介されたカーネル・サンダース像の謎の手の形の理由についてでした。
TBS「林修のニッポンドリル」に関する全記事はこちらのリンクから
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