1馬力は分かりやすく言うと？馬一頭分の力は間違い？「チコちゃんに叱られる！」
20年10月23日放送のNHK「チコちゃんに叱られる！」で紹介されたのは『1馬力ってなに？』という疑問。馬力と書くぐらいなので「馬一頭分の力でしょ？」と思った方はちょっと残念。では正解は？
※同放送回のその他の疑問は別記事でフォロー。
スポンサーリンク出演者
【メインMC】チコちゃん(声：木村祐一)
【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)
【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)
【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史
【ゲスト】陣内孝則、丸山桂里奈
【VTR】松平定知
チコちゃんの疑問その2
1馬力ってなに？
2問目の指名は、
この中で一番、力強くてステキな大人ってだーれ？
岡村さんが自ら立候補。
ここでチコちゃんの疑問は、
1馬力ってなに？
一人暮らし用の冷蔵庫(※岡村さんは65kgと発言)が上げられるぐらいの力という答えですが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ！」
丸山桂里奈さんに聞いてみると、例えば隕石などが飛んできた時にそれをキャッチして投げ返す時の力というよく分からない答えなのでスルーw
ということでチコちゃんの答えは、
75kgを1秒で1mの高さに持ち上げるパワー
意外に岡村さんの答えはかなり良い線をいっていたというw
解説は東京工業大学の岡田昌史教授。
馬力は「馬の力」と書き、英語表記でもそのままのhorsepowerなので勘違いしている人もいるかもしれませんが、1馬力は馬一頭分の力という意味ではありません。
そして気になるのが「75kg」という設定値。実はこの75kgはイギリスの発明家であるジェームズ・ワットが決めた数値。
ジェームズ・ワットは1769年に蒸気機関を改良して実用化し産業革命を支えた大発明家。
ワットは自らが開発した蒸気機関にどれだけのパワーがあって利益を生み出すのかを表現する為に、当時交通や工場の動力であった馬に目をつけます。
人や荷物を運ぶ馬の力で表現する事で蒸気機関のパワーを分かりやすくしようと考えたわけですね。
定かではありませんが、ワットは馬がどれだけ物を動かせるのかを実験してこの75kgという数値を導き出したのではないか？との事。
実際には馬に荷物を引かせてた時、33000ポンド(約15トン)の荷物を1分間に1フィート(約30cm)引ける能力を1馬力と定めたそう。
番組では実際に番組スタッフが1馬力のパワーを体験してみる事に。
挑戦するのは高校時代にアメフトの全国大会に出場し、ボールを置くホルダーのポジションでプレーした担当D。
久しぶりに登場w
75kgのバーベルを床から持ち上げようとしますが、あえなく失敗。
ちなみに岡田先生に聞いてみると、人間が継続的に発揮できるパワーは約0.3馬力との事。
ただし、瞬間的であればこれ以上のパワーを発揮できるので、その最たる例として重量挙げの選手が候補に。
シンプルに重量挙げの選手に75kgのバーベルを挙げてもらっても映像的にはそんなに魅力的にはならないという事で、体重72kgの担当Dがプラス3kg太る事で75kgの体重になり、その体を持ち上げてもらって1馬力を映像的に表現するという謎のプロジェクトが始動。
数日のデブ活を経て、体重は74.6kgに。
最後は当時のチームメイトが登場してアメフトのボール約400gを加えてピッタリ75kgになった所を持ち上げてもらう事に。
4人がかりで体を持ち上げて1馬力発揮。分かりにくい映像に仕上がるオチで終了w
ということでコチラが結論。
1馬力は75kgを1秒で1mの高さに持ち上げるパワー
でした。
馬力を測ってみたいものは？という質問には「自動販売機がお札を返す力。」とチコちゃんw
それにしても、1つ目の疑問で馬力を使い過ぎたのか2問目がかなり弱くなっちゃったような。
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