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寒い時に体が震えるのはなぜ?シバリングとは?チコちゃんに叱られる


20年12月25日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」で紹介されたのは『寒いと体が震えるのはなぜ?』という人間の体についての疑問。あのブルブルとした震えは「シバリング」という名前だそうですがその仕組みとは?

※同放送回のその他の疑問は別記事でフォロー。

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ゲスト出演者

【ゲスト】杏、濱田岳

【VTRゲスト】あばれる君

寒いと体が震えるのはなぜ?

3問目は笑いながら始まるいつものパターンですが、

チコちゃん「ポリエチレンテレフタレート~♪」

気を取り直して3問目の指名は、

この中で一番、寒い季節が似合うステキな大人ってだーれ?

ここは岡村さんが自ら解答者に。

チコちゃんの疑問は、

なんで寒いと体が震えるの?

寒いと体液が逆流するという答えで思わず「怖い!怖っ!笑」と濱田岳さんに言われちゃってる岡村さんですが、

チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

ここで血流を良くするというワードに続いて正解マークとピヨピヨ音で見事にチコった杏さん。

チコちゃん「つまんねーヤツだな~。」

杏「やったー!」

見事にチコって、番組のファンというお子さんにも顔向けできますね。

ここで正解を言われてちょっと悔しいチコちゃんから漢字の問題。

書き取りするのは「あまみおおしま」

出す前から間違っているのを確信しながらも悔しい杏さんはスケッチブックをクルクル回して一瞬だけ見せるという悪あがきw

杏「絶対違うもん!合ってるわけないもん!笑」

結局、3人とも間違ってチコちゃんに叱られる事に。

正解は奄美大島ですね。

濱田岳さんは奄の字の線が田みたいに止まっちゃってて惜しい答えでした。

ここでVTRの時間ですが、スタッフが取材に向かった先で待っていたのはあばれる君。

「震える≠あばれる」という事でキャスティングでしょうかw

疑問をぶつけてみると「脳がここに居ちゃいけないと指令を出している。」という答えなので、

出張用チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

というわけで改めてチコちゃんの答えは、

体を震わせて熱を作っているから

解説は名古屋大学大学院 中村和弘教授。

寒い時に体が震えるのは命の危機から脱する為に人体に備わった機能。

そこに大きく関係しているのが「たんぱく質」。

たんぱく質は人体を構成する物質のうち約15~20%を占めていて、体中に栄養や酸素を運んだり、骨・筋肉・皮膚などを作ったりと人間の生命維持には欠かせない栄養素。

このたんぱく質が効率よく働く温度が約37℃。

つまり人間の体温に近い温度。

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しかし、寒い環境などで体温が低下すると体内で働くたんぱく質の機能も低下。

例えばお腹を冷やすとお腹を壊してしまう事がありますよね?あれはまさにたんぱく質の機能が落ちているからだったり。

お腹の中にある消化器官の様々なたんぱく質の働きが弱くなった結果起こってしまったというわけですね。

私たちの体は体温が大きく下がってしまうと体中のたんぱく質の機能が大きく落ちてしまい、その結果酸素や栄養素が体全体に行き渡りにくくなり生命の危機に陥ってしまう事に。

そんな体温低下を防ぐために人間にはいくつかの機能が備わっていますがその一つが、

筋肉を震わせて熱を作り出すという行動。

そもそも筋肉を動かすにはアデノシン三リン酸という物質が働きますが、この時の副産物として熱が作り出されます。

寒い時にその場でジタバタと足を動かしてしまうのも筋肉を動かして熱を生む行動。

といっても腕を曲げ伸ばししたぐらいで作られる熱はそんなに大したものではなく、急激な体温低下を防ぐには不十分。

そこで起こるのがシバリング。

体温が低下すると脳から全身の筋肉に向かって体温を上げろ!という指令がいき、全身の筋肉を最大で1分間に約500回震わせて効率よく熱を作り出す特殊な運動を指すのがシバリング。

番組ではこのシバリングによってどのぐらい体温が上がるのかを検証。

検証を行うのはあばれる君。

筋肉から発せられる微弱な電気を読み取って筋肉の活動量を測定する機器、筋電計を使って筋肉の動きをモニター。

あばれる君には一般家庭の冷蔵庫と同じ2℃に設定された巨大冷蔵室に入ってもらってシバリングを起こして実験。

事前に医師の診断で健康上の問題が無い事をチェックしつつ、冷蔵庫に入る前の体温測定では36.4℃。

パンツ一丁に筋電計だけつけた状態のあばれる君がいよいよ冷蔵庫へ。

パイプ椅子に座ってその場に居続けるあばれる君をサーモグラフィでモニタリングしつつ、体温も適宜測りチェック。

冷蔵庫に入って3分経つと体温は36.1℃と0.3℃低下。

この辺で足が震え出してシバリング発動。

この時、筋電図では大きく反応を示して筋肉が活動しているのが見て取れます。

シバリングが起きて10分後に体温を測ると37.1℃に。

震えはまだ収まっていないのにこの時点で体温は爆上がり。

ここであばれる君が限界に達したので検証終了。

シバリングが起こると一気に1℃も体温が上がる事が確認できましたね。

というわけでコチラが結論。

寒いと体が震えるのは体を震わせて熱を作っているから

でした。

体が震えるほど感動した事は何?という問いかけには「おでん屋さんでね、内田裕也さんと会って、お勘定払って帰ってくれてたの。」とチコちゃん。

チコちゃん「途中、ロックンロールって言ったのかと思ったらロールキャベツ出て来てたわね。」

ちなみにシバリング以外にも褐色脂肪細胞でも熱を作り出しているという補足がされる中、

濱田岳さんに「震える事」について聞いていみると、

濱田岳「僕、親友に金太郎っていうのがいるんですけど、あの彼は多分シバリングと戦ってるんじゃないですかね?」

auのCMの三太郎の中で一人だけ寒そうだったりw

※同放送回のその他の疑問はコチラ

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから

一覧:NHK「チコちゃんに叱られる!」

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