妖怪研究者が選ぶ人助けするありがたい妖怪2選は?チコちゃんに叱られる
21年1月15日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」での休憩中(働き方改革のコーナー)では第12弾となる「大先生アワー」企画。今回は妖怪研究の専門家が選ぶ人を助けるありがたい妖怪特集。アマビエなどのありがたい妖怪をマイナーなものを含めて2種類紹介。それは一体どんな妖怪だったんでしょうか?
スポンサーリンク人を助けるありがたい妖怪
「目指せ大型連休!働き方改革のコーナー」では、
第12回目となる「大先生アワー だって好きなんだもん」企画。
今回登場の大先生は妖怪研究20年という國學院大學の飯倉義之准教授。
今回の飯倉先生が紹介するのは「人を助けるありがたい妖怪」。
日本各地の山の中に現れる妖怪で毛深い体にギョロっとした一つ目が特徴。
食べ物(お米、お酒など)をあげると山道で重い荷物を運んでくれるとの事。
江戸時代後期の医者、橘南谿(たちばななんけい)が日本各地で見聞きした話を記した紀行書「東西遊記」にも山童の記述が残っていたり。
力仕事を手伝ってくれる良い妖怪という面を持つ山童ですが、助けを乞う時には注意が必要で、
助けてもらった後に渡すべき食べ物などが無い場合は災いが降りかかってしまうのだとか。
この妖怪からは約束はちゃんと守るという教訓が得られると飯倉先生。
夜山の中を歩いていると出会う妖怪で長い尻尾、獰猛な牙が特徴。
山を行く旅人を見守りながら家まで送り届けてくれるというボディガード的な役目をこなすとか。
長野県の言い伝えには山の中で子どもを産んだ女性の為に送り犬が家まで送り、道中出会ったオオカミからも女性を守ったなんてお話が残っていたり。
そんな良い存在の送り犬ですが、送り犬の前で転んでしまうと、人間が息絶えたと思い込んで襲い掛かって来るとの事。
もし転んでしまった場合は落ち着いて「どっこいしょ」と言ってその場にしばらく座り込むのが対処法。
こうすれば転んだのではなくただ休んでいるだけと送り犬に思わせる事が出来るとか。
この送り犬から学べるのは下心のある親切には気を付けようという教訓。
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