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海水に塩分が入っているのはなぜ?元々酸っぱかった海が味変した!?チコちゃんに叱られる


21年7月16日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」で出題されたのは『海水に塩が入っているのはなぜ?』という問題。海がしょっぱい理由は塩分が含まれるからというのは常識ですが、実は海は生まれた当初は“酸っぱかった”というのはご存知ですか?そしてこれが海に塩が入っている理由でもあるんですが、その謎をNHKスペシャルから一番遠い男ジャンポケ斉藤出演のNHコスペシャルで解説。

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ゲスト出演者

【ゲスト】中山秀征、近藤春菜

【VTRゲスト】ジャングルポケット斉藤慎二

海水に塩が入っているのはなぜ?

2問目の指名は、

この中で一番、海が似合うステキな大人ってだーれ?

ここはコンビ名ハリセンボンとあるように近藤春菜さんが回答者に。

2問目は視聴者からのおたよりが元ネタですがチコちゃんの疑問は、

なんで海水には塩が入っているの?

魚を食べる時の下味という答えでしたが当然ながら、

チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

岡村さんは海の生物の死がいが混ざり合って塩分を生み出しているという答えですがチコちゃんにあっさりスルーされて解説VTRへ。

というわけでチコちゃんの答えは、

もともとは酸っぱかったから

まさか海が味変していた!?という答えに驚く出演者一同。

解説は横浜国立大学名誉教授で日本海水学会会長の上ノ山周先生。

海水のしょっぱさの素となる塩分というのは、その大部分が塩素とナトリウムが結びついた塩化ナトリウムという物質の事なのですが、これは分かりやすく言うと「塩」の事。

ところが大昔の海は今のようにしょっぱいわけではなく、実は「酸っぱかった」と山ノ上先生。

地球の歴史を紐解いてみるとその理由が分かるという事で、ココで始まったのが、

「NHコスペシャル シリーズ海 第1集 海の誕生」

誰がナビゲーター役が注目しているとまさかのジャンポケ斉藤さんが登場。

肩書は「NHKスペシャルから一番遠い男」。海水に塩分が入っているのはなぜ?元々酸っぱかった海が味変した!?チコちゃんに叱られる

私たちが生きている地球はおよそ46億年前に微惑星が衝突を繰り返して誕生したとされていて、

その後は地球に大きな天体が衝突し、その衝突時のエネルギーが熱に変換された事で地球はドロドロに溶けてしまう事に。

そして地表が温度1500℃に達するマグマに覆われてしまった為に海というものはこの頃存在せず。

その後200万年が経つと、地球の温度が徐々に下がって大気中の水蒸気が水となり地上に雨となって降り注ぐという大きな変化が訪れます。

この時期の年間雨量は“10m”を超えていたと考えられるそうで凄まじい大雨。

東京都の年間降水量は2020年のデータで1590mmなので6倍以上。

その雨は1000年近く降り続き、現在の海の根源となる原始の海が誕生。

しかし産声を上げたばかりの海は現在の海とは異なっていて、魚類や哺乳類たちの生物が住める環境とは程遠い世界。

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地球がマグマに覆われていた時代に空気中には塩素ガスが含まれていて、これはマグマから噴出したガスに含まれる塩素が溜まったものだったのですが、この塩素ガスは水に溶けやすい性質を持っており、それが雨に溶けた事で塩酸の雨に。

そんな雨が降り注いで出来た原始の海というのは、金属などを溶かす強酸性の液体で満たされていた「酸性の海」だったというわけですね。

これが「もともと酸っぱかったから」という答えに繋がるわけですが、ここから“味変”が起こる事に。

火山によって形成された岩石には様々な元素が含まれているのですが、それらの岩石が酸っぱい塩酸の雨によって海中に溶け出す田事が味変の原因。

塩酸の雨に含まれていた塩素が岩石中のナトリウムとくっ付いた事で塩化ナトリウムになったというわけですね。

この塩化ナトリウムは海中の塩分のおよそ8割を占めている物質。海水に塩分が入っているのはなぜ?海水中の塩分の内訳円グラフ チコちゃんに叱られる

こうして今から約38億年前に酸っぱい海からしょっぱい海に大変革。

最後にエンドロールが流れますが、海水に塩分が入っているのはなぜ?NHKスペシャルから一番遠い男ジャンポケ斉藤 チコちゃんに叱られる

NHコスペシャル内で、スーツ姿のままジョウロで水をぶっかけられたり、酸っぱいを表現する為にレモンを丸かじりしたりといった体を張った演出は実は全てジャンポケ斉藤さん自らのプランだった事が判明。

というわけでコチラが結論。

もともとは酸っぱかったから

でした。

しょっぱい思い出は?という質問には「スタッフ全員に丁重に見送られて、思いっきり忘れ物をして帰る時。」と気まずい経験を挙げるチコちゃん。

最後に塚原愛アナから補足。

海水が年々しょっぱくならない理由については、

海水は年間425兆トン蒸発していて、これに対して雨は385兆トン降り、川の水は40兆トン海へ流れ込んでいるので、

蒸発する分と注ぐ量がちょうどプラスマイナスゼロの状態で釣り合っているので常に一定の塩分濃度を保っているんだとか。

2問目は以上。

※同放送回のその他の疑問はコチラ

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから

一覧:NHK「チコちゃんに叱られる!」

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