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ミヤネ屋 スケートボード女子パーク岡本碧優はなぜライバル達に讃えられた?選手同士の絆をプロ解説


東京オリンピックのスケートボード女子パークで金メダルの四十住(よそずみ)さくら、銀メダルの開心那(ひらきここな)の歓喜に沸いたこの種目において惜しくも4位でメダル獲得に届かなかった岡本碧優(おかもとみすぐ)。滑走を終えて悔し涙の岡本選手を担ぎ上げて励ます選手同士の絆は感動を呼びましたが、なぜあのシーンは”必然”だったのでしょうか?

21年8月4日の日テレ系「ミヤネ屋」にゲスト出演したプロスケートボーダー上田豪さんの見解をご紹介。

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選手同士の絆

解説で登場したプロスケートボーダーの上田豪さんはプロスケーターとしての実績の他にも大会の司会を務めたり、スクール講師として活動していたりと日本スケートボード界の発展に尽力しており、日本代表選手たちについても幼少期から知る人物。

そこで番組内では「他のスケーターの人たちが寄って来て彼女(岡本碧優選手)を担ぎ上げたじゃないですか?あれはやっぱり『すげーチャレンジしたな』っていうリスペクトなんですね?きっと。」という司会の宮根誠司氏の質問が飛ぶことに。

滑走が終って悔しそうな岡本碧優選手に駆けよる各国の選手たち。ミヤネ屋 スケートボード女子パーク岡本碧優はなぜライバルたちに讃えられた?選手同士の絆

確かにこれは国の垣根を超えてお互いがお互いを讃え合い、例え失敗したとしてもそのチャレンジ精神を評価するというスケートボードの持つ素晴らしい文化の一つで、その文化が体現されたシーンでもあったわけですが、

上田豪さんの見解は少し踏み込んだもので、

上田豪「やはり彼女(岡本碧優選手)にとって一番の強みというのはエアの高さ、爆発力なんですよね。そこは誰も勝てないんです。世界で。(四十住)さくらが金を獲った今も岡本碧優のエアは断トツのNo.1なんですよ。その断トツのNo.1をやはり出し続けてここまで(スケートボード界を)引っ張って来たのは間違いなく碧優なんですよね。そこに対するリスペクトだと思います。」ミヤネ屋 スケートボード女子パーク岡本碧優はなぜライバルたちに讃えられた?担ぎ上げられて笑顔

スケートボード女子パークの結果を踏まえてハイライトでも観てみようと動画で後からチェックする方もいるかと思いますが、となるとやはりクローズアップされるのはメダリストたちの演技。

もちろん銅メダルを獲得した英国のスカイ・ブラウン選手も含めてメダリストたちの3人のパフォーマンスが素晴らしかったのは間違いありませんが、それに加えて他の選手たちのパフォーマンスも機会があれば是非観てみて欲しい所。

すると絶対に気付くはずなのが岡本碧優選手の飛び出した時のエアの高さ。ミヤネ屋 スケートボード女子パーク岡本碧優はなぜライバルたちに讃えられた?エアの高さ断トツNo1

無観客で行われていてスケートボードをよく知る関係者ばかりの会場のはずですがどよめきが起こるほどの別次元。

これは上田豪さんも指摘していた通り。

ゲームチェンジャーと言われるような、それまでの常識を一変させてしまうような凄まじい選手というのはどのスポーツでも稀に誕生しますが、岡本碧優選手はまさにそんな選手の一人。

トップスケーターになると女子だとそのエアの高さは1.5m~2mで横幅はスピードによって3m~4mほどになるそうですが、岡本碧優選手が女子スケートボード界を先頭に立って引っ張る存在であるというのはそのエアの高さを観るだけで納得するハズ。

ベストパフォーマンスでこの競技を引っ張っているのは私と世界に示したかった岡本碧優選手とその精神をみんな理解してリスペクトしているからこそ生まれたあのシーンだったというわけですね。

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