水曜日のダウンタウン おぼんこぼんの不仲はなぜ?理由は漫才協会選挙と舞台上のガチ喧嘩?
21年9月29日放送のTBS系「水曜日のダウンタウン」ではおぼんこぼんヒストリーと題して仲直りプロジェクトを放送。そこで気になるのがなぜおぼんこぼんの二人は不仲になってしまったのか?いつから不仲?という点。その原因についてナイツが証言した所によると漫才協会理事選挙と舞台上での殴り合いのガチ喧嘩という2つの出来事があったそうで。
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漫才協会理事選挙
まずは大師匠のお二人なのに失礼かとは思いますが「どっちがおぼんでどっちがこぼん?」と分からない方の為におさらい。
漫才の時の立ち位置は左から「こぼん→おぼん」なので混同してしまうかもしれませんが、背の小さい方が「こぼん」で大きい方が「おぼん」ですね。
水曜日のダウンタウン的にはおしぼりを投げた方が「こぼん」で催眠術企画の際に泣いていたのが「おぼん」ですね。
さて、これを踏まえまして、
おぼんこぼんのマネージャーを40年に渡って務めている谷川金市さんによると、
2010年頃、おぼん師匠から「ネタをやってて、相方の方があんまり乗って来ない。」というボヤキが聞かれるようになったのが不仲のそもそもの始まりだったとか。
そしてそれが決定的な仲違いに発展してしまったのが「漫才協会の件」とも。
それは2015年に開かれた漫才協会での理事選挙の事を指していて、漫才協会には直接かかわっていなかった谷川さんの代わりにその場にいた当事者の一人である「おぼん・こぼんを見守る会会長」のナイツの二人に証言を聞いてみると、
そもそも漫才協会では2年に1回理事を協会員による選挙で決めるサイクルになっていて、投票数の多かった上位13名が理事に選ばれるというルール。
そして事件が起こった2015年の理事選挙の結果は、
- 1位 青空球児
- 2位 ナイツ塙
- 3位 こぼん
- 4位 おぼん
という上位の顔ぶれ。
おぼんこぼんのお二人はコンビで大きな支持を集めているのが分かりますが、
ナイツ塙「今までこぼん師匠がおぼん師匠の票を上回る事が無かったんですよ。初めてこぼん師匠がおぼん師匠の票を上回ったんですね。」
これに異論を唱えたのがおぼん師匠。
ナイツ塙「『ちょっと待て。』と。『俺は今まで漫才協会の為に何十年やって来たのに何で俺がこぼんより票が少ないんだ。おかしいやないかい!』『こぼんは何をしてた?こぼんはお菓子とかパンとかを買ってきて、やっすいパン買ってきて楽屋に置いてロビー活動してただけだ。』『なんで俺がこぼんに負けなきゃいけないですか?みなさん!どうですか?みなさん。僕よりもこぼんを取るんですか?』と。」
それまで漫才協会に対して大きく貢献したという自負が強かったおぼん師匠は「じゃあいいです。そういう事を考えてる皆さんとは一緒に僕は漫才協会いる事が出来ません。」という発言と共にこの日を境に漫才協会とは一旦距離をとり、1年間に渡って協会に顔も出さず、東洋館の劇場にも出なくなったとの事。
2015年より前の理事選挙ではおぼん師匠がこぼん師匠に対してほぼ倍の票差を付けていたそうですが、
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ナイツ塙「こぼん師匠が『デリカぱくぱく』の弁当を定期的に、浅草にある250円の『デリカぱくぱく』の弁当を定期的に楽屋に持って来てくださってるっていう。それはロビー活動でも何でもないですから。こぼん師匠はみんな若手の為を思って買ってきてくれてる物をやっぱり、若手はね『いっつもこぼん師匠弁当入れるし。』って票入れますよね。」
ついでにこぼん師匠の安い差し入れの件をシレッとイジる悪いナイツ塙…。
実際、おぼん師匠は漫才協会理事としてテレビ局への挨拶回りや、テレビ放映権の交渉など細かい作業まで率先してこなしていたそうで、そういった活動を熱心に行っているちょうどそんな時に開かれた2015年の理事選挙でそういう結果になってしまった事で「自分が一生懸命動いていた事が協会員に伝わっていない。」と腹を立ててしまったのでは?というのがナイツ土屋の見解。
結果的に、1年間活動をボイコットする形になったおぼん師匠でしたが、一方のこぼん師匠は相方が劇場に来なくなったので出番がないにもかかわらず、理事として理事会には毎月参加するという対照的な二人。
つまりこぼん師匠としては「怒って勝手にわがままで出ちゃったのに、何を今さらあなたが色々言って来てるんですか?」「あなたの方が謝んなきゃいけないんじゃないですか?」という心情なのでは?とナイツ塙の見解。
ナイツ土屋「どっちの気持ちも分かりますね。そういう意味ではね。」
舞台上でのガチ喧嘩
そんな経緯で選挙騒動によって仲違いが起きてしまったおぼんこぼんの二人でしたが、続いて第二の事件が勃発する事に。
仲が悪い状態のまま舞台に立つ日々が続いていた頃、漫才中にこんなやり取り。
ナイツ塙「おぼん師匠が『横山やすし師匠にすごいお世話になりまして。』と言うくだりがあって。その時にいきなりこぼん師匠が『いや、やっさん(横山やすし師匠)にはおぼんはそんなにお世話になってないけどね、僕がどっちかって言うとお世話になったね。』と急に言ってしまったんですよね。」
このこぼん師匠の挟んだ言葉をきっかけに一気に頭に血が上ったおぼん師匠は、
ナイツ塙「無言でボン(殴る音)。でこぼん師匠も無言でおぼん師匠を殴り返しました。」
この事件が起きた時に楽屋にいたというナイツ塙ですが、一瞬にしてお客さんのお笑い声がシーンと静まり返ってしまったのですぐに「何かあったな。」と感づいたほどだとか。
観客をそっちのけで舞台上で本気の殴り合いを演じてしまった二人。
さらに事件はそれだけでは終わらず、舞台終わりには、
二人の険悪なムードを案じたナイツ塙が二人を別々にして飲みに行きましょうと提案。
その際にこぼん師匠に付き添ったのがナイツ塙、そしておぼん師匠に付き添ったのが別の若手芸人。
2時間ほどこぼん師匠の話を聞いた所、
ナイツ塙「『確かに俺も大人げなかった。いつもあんな事言うとこで俺があんな風に言っちゃったから、おぼんがキレちゃったから確かにちょっと俺も悪かったわ。ちょっと気を付けるわ。』ってまぁ収まったんですよ。」
スポンサーリンク自らの非を認めて歩み寄りの姿勢を見せたこぼん師匠でしたが、
ナイツ塙「若手に電話して『(おぼん師匠の方は)今どう?』つったら『こぼん殺す』って言ってますって。おぼん師匠は2時間飲んで余計に火が付いちゃった。」
ここでも対照的な二人…。
ただし、この舞台上での殴り合いについて、こぼん師匠の方が非を認めて反省の弁を口にしていたという事実をおぼん師匠は知らないまま。
というわけで、水曜日のダウンタウンでナイツが語ったおぼんこぼん不仲の原因についてでした。