アメトーーク 読書芸人2021 おすすめ小説紹介&本棚など見逃し用放送内容まとめ
21年12月2日放送のテレ朝系「アメトーーク! 本屋で読書芸人」ではカズレーザー、Aマッソ加納、ラランド・ニシダ、ティモンディ前田、ゾフィー上田の読書芸人たちのおすすめ小説紹介や自宅本棚を公開。読書好きあるあるが詰まった番組内容を見逃した方用にまとめてご紹介。
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読書量は?
本屋で読書芸人ということでロケ地は前半は下北沢 本屋B&B、後半は田町TSUTAYAという構成。
まずは読書芸人たちの読書量から発表してもらうと、
- 加納 – 年20冊で小説メイン
- 前田 – 年60冊で小説、学術書など
- ニシダ – 年100冊で純文学を中心にジャンルは多岐
- 上田 – 年100冊でSF中心
ちなみにカズレーザーは2020年の年間購入数は約500冊との事。小説はあまり読まず、とにかく目についたものを買うという雑食タイプ。
また、MC横のポジションにつくケンコバは漫画好きとしても有名ですが、
本だとUWF関連の書籍は読み漁っているとか。
お気に入り紹介
Aマッソ加納
- 十二月の十日
- 短くて恐ろしいフィルの時代
- ずっと喪
- 無限の玄/風下の朱
- おもろい以外いらんねん
- 静かに、ねぇ、静かに
- スヌーピーの父 チャールズ・シュルツ伝
- 銀色の青
翻訳家の岸本佐知子さんのファンという加納ですが、
加納「岸本さんが訳されたら間違いなく面白いという信頼感。」
洋書はとっつきにくいイメージあるので短編集から入るのもアリというアドバイスも。
そして芸人さんに特に呼んで欲しいとして挙げたのが『おもろい以外いらんねん』。
芸人の世界を美化する事無くリアルに描き、さらに漫才のネタを一本丸々収録されているという点も。
笑い飯哲夫の『銀色の青』ではファミレスで大号泣したとか。
ティモンディ前田
- 三体
- どうやら僕の日常生活はまちがっている
- 幸福な食卓
- バーティミアス サマルカンドの秘宝 上
- 百年法
- 逆ソクラテス
- 現代語裏辞典
- この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた
- 新釈 走れメロス
『三体』についてはSF小説でトップの面白さと絶賛。
前田は面白すぎて1日10ページしか読み進めないという縛りルールを設けたほどだとか。
カズレーザー「めっちゃくちゃ面白い!」
楽屋で『三体』を読んでいるティモンディ前田の姿を見て「こいつはめちゃくちゃ本好きだ。」とつい話しかけてしまったとか。
上田「宇宙から攻めてくる宇宙人設定のベスト1だと思います。」
『現代語裏辞典』は筒井康隆先生ワールドが全開とカズレーザー。
カズレーザー「こんなに性格の悪い人類がこの世にいるのか!?ってぐらい。」
ラランド・ニシダ
- いつか深い穴に落ちるまで
- 文學界7月号「恐竜時代が終わらない」
- 百鬼園随筆
- アロハで猟師、はじめました
- 現代思想9月号「恋愛の現在」
- 天才による凡人のための短歌教室
- コンプレックスプリズム
『いつか深い穴に落ちるまで』『恐竜時代が終わらない』の山野辺太郎先生については、
ニシダ「今年見つけた小説家の中でトップですね。」
『百鬼園随筆』は”ブログで書いたら誰も読まないような”何の内容も無い薄い話題を美しい文章で綴る作品になっているそう。
『天才による凡人のための短歌教室』はコチラも文学的で文章が綺麗との事。
ゾフィー上田
- 禁色
- 怒らないこと
- いたずらの天才
- 息吹
- その可能性はすでに考えた
- 地下室の手記
『禁色』は設定の妙が生きた作品で、誰が誰に恋するのか分からないまま物語が進んでいく所に魅力があるそう。
『怒らないこと』は「そんな言われたらもう怒れないよって。」という究極のアンガーマネジメント本。
『息吹』については、
上田「短編集なんですけど全部めちゃくちゃ面白いです。時間かけて一番面白いやつを載せているんで。テッド・チャンはめちゃくちゃシンプルな設定をめちゃくちゃ面白く出来る。」
カズレーザー
- 解きたくなる数学
- 世界のすごい巨像
- NEO HUMAN ネオ・ヒューマン 究極の自由を得る未来
- Humankind 希望の歴史 上下
- ビジュアル世界一の昆虫 コンパクト版
- 新明解国語辞典 第八版 青版
- どうぶつのからだ1 どうぶつの目
- 完売画家
『解きたくなる数学』は数学をなぜ我々は学んできたのか?が直感的に分かる本という書評。
カズレーザー「数学なんて実際世の中出て使わないよって言っちゃうじゃないですか?あれは使えなくなっちゃったからそういうウソつくしかないんです。みんな。悔しまぎれに言ってるだけで。これ大人になってから読んで欲しいです。」
『世界のすごい巨像』は海外の文化を学びながらも「なんでこんなの作っちゃったの!?」という驚きと共に楽しめるとの事。
『ネオ・ヒューマン』は将来来たるべき世界に備えて今から読んでおいて損は無いとおすすめ。
『新明解国語辞典』は辞典界隈では有名な存在ですが、とにかく例文が面白いので読み物として楽しめるとの事。
「辞典=一番長く読める本」なんてお話も。
本棚公開
カズレーザーは本棚を使わない主義で、読みたい本を適当にソファに積んでおいて、読み終わったらどんどん処分して行くスタイル。
カズレーザー「本買ってたら部屋パンパンになっちゃうんですよね。」
文庫本がズラリ。
加納「比較的私は処分できない方ですね。」
スポンサーリンクこの本棚で140冊ほどの蔵書数。
一番手が届きやすい場所にはこういったメンバー。森見登美彦先生作品が並んでいますね。
前田「同じ本でも気に入ったら新書と文庫買うんですよ。」
クローゼットにごそっと。
ネタを書いているのでコントや台本の書き方の勉強になる参考書たち。
扉付きに収納している理由は「家に来た友だちに見られたくないから」との事。
カズレーザー「本棚見られて恥ずかしいっていうのは、基本的に読書好きって自分で言う人ってカッコつけてるんですよ。だから本当に読みたいものを知られたくないというか。」
付き合っている彼女の家に転がり込んで暮らしているので本棚も間借り。この1年間で買った本が並んでいるそう。
先ほど挙がっていた文學界などの文芸誌の隣には文庫本コーナー。
双馬式の本に競馬好き蛍原が反応する場面も。
カズレーザー「本好きな感じが。チョイスが。漱石があったんですけど、夢十夜とか渋い所並んでんのが。そこ並べとくんだって。」
以上、アメトーークの読書芸人から紹介されたおすすめ小説や本棚公開についてでした。