プレバト俳句炎帝戦2022 出演者やランキング結果 夏のタイトル戦優勝者は中田喜子
22年7月21日放送のTBS系「プレバト」は夏のタイトル戦の炎帝戦開催。才能アリ獲得231人のうち58人がメールのお題でエントリーし、そこからさらに夏井先生が厳選した優秀句トップ15がスタジオで激突という事でランキング結果など一覧でまとめてご紹介。
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出演者リスト
【炎帝戦出場者】 梅沢富美男、千賀健永(Kis-My-Ft2)、勝村政信、東国原英夫、森口瑤子、横尾渉(Kis-My-Ft2)、村上健志(フルーツポンチ)、フジモン、千原ジュニア、犬山紙子、中田喜子、ミッツ・マングローブ、安藤和津、かたせ梨乃、久代萌美
屈辱のランク外(15位~11位)
【お題:メール (スマホのメール表示)】
まずはテレビで作品発表すら無い屈辱の15位~11位まで。
14位 ミッツ・マングローブ『真夏来て サブスクの trf』
12位 キスマイ横尾『晩涼のRe‥Re‥Re‥ セットリストの 見せ場』
名人たちが総崩れで永世名人のフルポン村上にいたっては最下位という屈辱。
続いてテレビ放送アリのランキング10位から一覧で。
スポンサーリンク10位~4位
10位と11位は僅差だったので破門中の勝村の作品だったと分かると夏井先生も「コイツだったのか。(順位)替えときゃ良かった…」とご立腹。
それでも入道雲・雲の峰と人の生死を取り合わせる発想の句は無い訳では無いものの、ここでは妙な切迫感が上手く出ていると評価。
また”文字叩く”の稚拙さにリアリティーが強く出ている点も良かったところ。
一方で”夏の雲”が落ち着き過ぎている点が気になるので『夏雲や 逝くな逝くなと 文字叩く』と詠嘆させた方が雲を見上げる視線も表現できてランクアップも可能性アリという添削案。
夏井「まぁいずれにしても、あぁコイツだったかという思いです。」
ただ「信用はしてません。」と苦い表情の夏井先生。
月見草の季語を選んだことで文がどういう文なのか、ひょっとしたら恋文?と想像させ、朝になったらしぼんでしまう月見草から夜の密やかな感じ、迷いの心が上手く出ているという評価の一方で、
出さない手紙が残っているという発想の句は数多あるのでオリジナリティの面で不利に働き下位に沈んだ格好。
夏井先生「直す必要はないんだけど普通なの。」
梅沢「炎帝戦で普通って言うなっ!!」
スポンサーリンク夏井先生「どこにもメールとか携帯とかって言葉は一言も入ってないんですけども、社食ですから読んだだけで花火大会に行けずに自分は仕事をしてると。ひょっとしたら花火大会に行った友達から写真が送られて来たのかも?ぐらいは想像できますね。そこらへんは良かったと思います。」
一方でランキングが奮わなかった理由としては語順が逆という指摘と音読のワードが小学生っぽく感じてしまうというダメ出し。
手元の映像 → 花火と移行していく方が良いというアドバイスを踏まえて『原稿を下読み 社食から 花火』という添削案。
こうする事で季語が最後に主役として残るわけですね。
7位 キスマイ千賀『緋ダリアや 「メール不達」の メール来る』
夏井先生「取り合わせた季語のダリアが良いですね。ダリアは好き嫌いがものすごく分かれるんです。ダリアの赤に情熱的な想いとか派手やかさを感じて好きだなという人もいれば、不穏な感じがするとか真っ二つに分かれるんです。その想いが後半のフレーズとそこはかとなく響き合っている。」
一方でもったいないのが”緋ダリアや”の詠嘆で『ダリアは緋 「メール不達」の メール来る』とするともっと良くなるという添削案。
○○は○○という形にする事で色んな色のダリアがある中で今目の前にあるダリアは緋色(=色んなメールがある中で今目の前にあるメール不達のメール)でより響き合う工夫。
6位 安藤和津『白雨(はくう)受く ネットショップの 段ボール』
中七、下五はいかにも今風なフレーズなのに対して、そこに取り合わせた上五、そして季語の白雨(雲が薄く明るい空から降る雨)が素晴らしいという評価。
白の一字が入っている事で負の印象が強くなり過ぎず、続く”受く”で軽いイメージに。
これによって置き配という新しい文化を上手く表現していると夏井先生は「特待生じゃない人が続々と出て来て良いんですかこれ!?すごいですね。」と驚いた様子。
スポンサーリンクアルパカと雲の峰を取り合わせた句は時折目にはするものの、中七のオリジナリティが全てと夏井先生。
撮影が終わって返す作業をしているスタッフとその背後に入道雲というシーンが浮かび”手配り”のフレーズでメール・携帯が想像できる句になっているという評価。
大袈裟で少々やり過ぎ感も感じるものの、アクが強い詐欺メールのフレーズに取り合わせるにはかなり振り切らないとバランスが取れないと夏井先生も理解あるコメント。
また”わく今宵”のフレーズで密やかに家を食い荒らし始める羽蟻と人の心を食い尽すように忍び寄って来る詐欺が上手く表現されていて「上手いし面白かった。」と夏井先生。
スポンサーリンクベスト3
「こういうやり方もあるか!?」と夏井先生。
そして何よりも”ぴこんぴこん”の妙。
オノマトペでリアリティーや実感を込めるテクニックが存分に活きていて音が聞こえるとの事。
さらに”だってば”の甘えた大人かわいい感じには「こんなの書ける人が羨ましい!」と夏井先生がジェラシーを感じたほど。
他の出場者たちからは口々に”平日の”は素晴らしいワードと称賛の嵐。
別れのメールを送った後に傷心のまま仕事を休んでフラッとどこかへと読んだだけで分かると夏井先生。
さらに海月は揺れ動く失恋の心を表現していて、冷ややかな薄暗い空間(=精神状態)でそれを眺めている主人公の心が癒されていく過程が分かるとの事。
また多くのケースで不要になる”見る”という動詞をわざわざつけている点については、海月を見る(=自分の心模様を見る)のが大事なので絶対外せないワードという補足情報。
一番のポイントは写真送信では無く”産声”にした所で、ここに新鮮さやリアリティを感じさせる句。
ドバイのワードだけで赴任先という事も分かるし、送信先はきっと両親だろうと全て手に取るように分かると夏井先生。
そして大夕焼の季語でドバイの地や、無事に生まれた安堵感・喜びをしっかり示唆できていると絶賛。
「一句の奥行きに気持ちのいい光景が広がる。」と夏井先生のコメント。
最終結果
- 1位 中田喜子
- 2位 犬山紙子
- 3位 森口瑤子
- 4位 東国原英夫
- 5位 フジモン
- 6位 安藤和津
- 7位 キスマイ千賀
- 8位 久代萌美
- 9位 梅沢富美男
- 10位 勝村政信
- 11位 かたせ梨乃
- 12位 キスマイ横尾
- 13位 千原ジュニア
- 14位 ミッツ・マングローブ
- 15位最下位 フルポン村上
以上、プレバトから炎帝戦2022の結果についてでした。
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