天井の穴模様の理由は?名前は何と言う?チコちゃん
22年8月26日放送のNHK「チコちゃんに叱られる」の3問目は『学校の天井にあるあの模様ってなに?』という問題という事で穴や傷に見える天井の模様の謎について番組内容をまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】丸山礼、那須川天心
【VTRゲスト】なし
天井にあるあの模様ってなに?
3問目の出題は、
学校の天井にあるあの模様ってなに?
ランダム模様という岡村さんの答えですが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
という事でチコちゃんの答えは、
トラバーチン模様
解説は工学院大学の田村雅紀教授。
トラバーチンとは表面の小さな穴が特徴の石灰質の天然石の一種で、
天然のトラバーチンはかつて海だった場所にたまった堆積物の中の生物の死骸などが長い年月をかけて分解されて空洞が出来る事でこの独特の模様に。
加工しやすい事からイタリアのコロッセオやフランスのトレビの泉にも使われていて高級感のあるイメージで人気の石材。
そしてなぜ天井板にこの模様が取り入れられているのか?その謎の答えははっきりとはしていないものの、
高度経済成長期に新しい建築材料を開発されるようになったタイミングでこの模様が生まれたと考えられているとか。
成長期には建築材料業界も目覚ましい発展を遂げたようで、燃えにくい素材や材料費を抑えるための研究を通して火に強い岩綿を使った天井板が誕生し、その材料にはトラバーチンによく似た模様が刻まれていたとの事。
天然のトラバーチンだと高級感がある一方で材料費が高騰しがちなので、トラバーチン模様の板であれば材料費を抑えて石壁風の見た目に仕上げられると重宝されたという背景。
さらに模様のおかげでネジや釘の跡が目立ちにくいというメリットや、ボードの表面に開いた穴に音が吸収されて音の反響が減って音が聴こえやすくなるというメリットもあるそう。
ちなみに模様の名前が今回のテーマだった事もあって、
ダマスク柄 – シリア・ダマスク地方の織物が起源で植物や果物のパターンが特徴
という事でコチラが結論。
学校の天井にあるあの模様はトラバーチン模様
でした。
※同放送回のその他の疑問はコチラ
NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから