味噌汁もやもやの理由は?雲のとある現象と同じ?チコちゃん
22年10月7日放送のNHK「チコちゃんに叱られる」の1問目は『味噌汁はなぜもやもやしている?』という問題という事で番組内容をまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】中村正人、藤田ニコル
【VTRゲスト】なし
味噌汁はなぜもやもやしている?
1問目の出題は、
なんで味噌汁ってもやもやしてるの?
味噌と水が混ざり切っていないので対流が起こるという中村正人さんの答えですが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
中村さんの答えを発展させる形で説明しだした岡村さんの口元には正解マークとピヨピヨ音。
という事でチコちゃんの答えは、
お椀の中でいわし雲が発生しているから
解説は日本大学の三隅良平教授。
初夏から秋に出来ることが多いいわし雲(巻積雲)は小さな雲が群れを成している様がいわしの大群のように見えるという事でそう名付けられていますが、
そもそも雲は上空で空気中の水蒸気が冷やされて水滴や氷の粒に変わって発生するという仕組み。
中でもいわし雲は空気の温度差が激しくなる上空7000m付近で生まれる雲。
この場所では温かい空気と冷たい空気がグルグルと回転するベナール対流と呼ばれる現象が発生。
この空気の回転によって元々大きかった雲がいくつもの小さな雲に分かれていわし雲のあの形が完成。
という事は味噌汁のもやもやといわし雲が同じという事は、つまり味噌汁の中でもベナール対流が巻き起こっているという意味。
スポンサーリンク水は温かいと軽くなり、冷たいと重くなる性質がありますが、
味噌汁の場合は底部分が温かく、上部は空気に触れるので冷たくなっており、熱くて軽い底にある味噌汁が表面に向かって上昇。
一方で空気に触れて冷たく重たくなった表面付近の味噌汁は下降。
ここで下から上がって来る汁と、上から降りてくる汁とでベナール対流が発生。
こうして味噌汁のもやもや(=いわし雲と同じ原理)が生まれているというのが答え。
ちなみに味噌の種類、濃さ、作り方などの違いによってこのもやもやの出来具合には差が出てくるかもしれないという三隅先生のお話に沿って番組では実験。
関西白みそ (まさにいわし雲のような細かくてゆったりしたもやもや)
以上の結果により関西白みそが一番いわし雲に近い動きという三隅先生の太鼓判。
という事でコチラが結論。
味噌汁がもやもやしているのはお椀の中でいわし雲が発生しているから
でした。
1問目は以上。
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