ハチミツが甘いのはなぜ?チコちゃん
22年10月14日放送のNHK「チコちゃんに叱られる」の3問目は『ハチミツが甘いのはなぜ?』という問題という事で番組内容をまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】赤楚衛二、長濱ねる
【VTRゲスト】なし
ハチミツが甘いのはなぜ?
2問目の出題は、
なんで花の蜜よりハチミツの方が甘いの?
答える岡村さんの口元には正解マークとピヨピヨ音。
チコちゃん「おまけでつまんねーヤツだな~」
正解を言われてちょっと悔しいチコちゃんから漢字の問題。
出題は地名の「きぬがわ」
岡村さんは絹川と書いちゃったので不正解。
赤楚衛二さん&長濱ねるさんは二人とも「鬼怒川」で正解。
惜しくもパーフェクト解答を逃した岡村さんでした。
という事で改めてチコちゃんの答えは、
ハチとハチがキスしているから
解説は玉川大学ミツバチ科学研究センターの佐々木哲彦教授。
そもそも花の蜜とハチミツは成分的には全くの別物と言えるものだそうで、
ハチミツはミツバチにしか作れない特別な食べ物で人間には到底作れないとの事。
なぜミツバチにしか作れないのか?その理由は、
- 花の蜜をたくさん集めるのが不可能
- ハチとハチがキスをしないと作れない
実際に人力でどれほど花の蜜が集められるかスタッフが試してみると8時間かけてたった一滴という収穫量。
ミツバチが人海戦術でせっせと花の蜜を集めてくれるからこそハチミツが作られるというわけですね。
スポンサーリンクそしてもう一つの重要なポイントがハチ同士のキス。
ミツバチには外で花の蜜を集める係と巣の中でハチミツを作る係に仕事分担されており、
集め係は花から蜜をとると体内にある蜜専用の袋に保管してそれが満杯になると巣に帰還。
巣に戻った集め係のハチは巣で待っている作り係のハチに口移しで花の蜜を受け渡しますが、この際にハチの唾液が蜜に混ざるのがポイント。
ミツバチの唾液はいわば魔法の液体で花の蜜の主成分であるショ糖(砂糖と同じ成分)が唾液中の酵素によって分解される事で果糖とブドウ糖に変化。
人間の味覚は果糖に強く反応するので元々の花の蜜よりも甘く感じるようになるわけですね。
そしてブドウ糖がハチの唾液によって一部酸味のある物質に変わるのでハチミツに適度なフルーティーさを与えてあの独特の風味を生むという仕組みも。
この唾液による花の蜜の変化は完了するまでに2~3か月ほどかかるそうですが、分解し初めの頃の花の蜜中の水分量は60%ほどと半分以上が水。
ハチが寒い冬を乗り越えるための保存食という一面を持っているハチミツですが、水分が多いと冬が来る前に腐ってしまうので、そうならないようにハチは常に羽ばたきをして蜜の中の空気を換気してハチミツを乾燥。
こうしてせっせと羽ばたきする事で水分を風で飛ばしてハチミツを濃くする工夫も手伝って、
完成したハチミツは水分が少なく、酸も含まれているので微生物が増える事も無く腐らない保存食に。
ちなみに1匹のミツバチが一生かけて作るハチミツの量はスプーン一杯程度といわれているとか。
という事でコチラが結論。
ハチミツが甘いのはハチとハチがキスしているから
でした。
ちなみに花の蜜を吸うでお馴染のツツジは毒のある種類もあるので基本的に吸わないようにという注意喚起。
3問目は以上。
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