スウェットの首元にあるVマークの名前や意味は?チコちゃん
22年10月14日放送のNHK「チコちゃんに叱られる」の1問目は『スウェットの首元にあるV部分ってなに?』という問題という事で番組内容をまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】赤楚衛二、長濱ねる
【VTRゲスト】あばれる君
スウェットの首元にあるV部分ってなに?
1問目の出題は、
スウェットの首元にあるV部分ってなに?
スウェットの開発者の名前にちなんでという赤楚衛二さんの答えですが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
という事でチコちゃんの答えは、
汗どめ
解説は文化服装学院の朝日真特任教授。
あの首元のVの正式名称はVガゼットと呼ばれていてその主な役割は、
- 首周りの生地を長持ちさせる
- 汗どめ
スウェットが誕生したのは20世紀初頭といわれていて、初期のスウェットには生地が伸びにくくするリブが長くとられているのが特徴。
縫製技術がまだ発達していなかった時代にはこういった工夫が見られたわけですが、首元に関してはリブを長く設けると着づらくなってしまうので、そこで付けられたのが伸び縮みする生地で作られたVガゼット。
これによって生地が無理に引っ張られなくなるので首周りを補強しつつ着心地はキープ。
スポンサーリンクもう一つの汗どめの役割については、そもそもスウェットはスポーツ用の服として作られたという歴史を踏まえると納得。
Vガゼットがあると流れた汗が首元の縫い目でせき止められてスウェット全体に汗染みが広がっていくのを防げるという仕組み。
そして縫製技術の発達と共にVガゼットの生地の伸びガードとしての役割は徐々に薄まって行き、今では汗どめがその主な役割になっているのが現状。
1950年代のVガゼットは首元をV字にカットして、その部分に伸び縮みする三角形の生地を編んではめ込む形で作られていましたが、手間がかかるので価格はアップ。
そこで登場したのが現在のスウェットによく見られる貼り付け式のVガゼット。
これは首元に三角形の生地を上から縫い合わせるだけなので伸び縮みを防止する機能はほぼゼロ。
実際にVガゼットに汗どめの役割があるのかどうかあばれる君がVガゼットのあるスウェットと無いスウェットを着比べて実験してみると、
とめきれなかった汗は縫い目に沿って流れているようですが、縫い目の膨らんだ部分に汗が溜まって外に染み出ないようになっているのが本来の形。
という事でコチラが結論。
スウェットの首元にあるV部分は汗どめ
でした。
1問目は以上。
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