寿司屋のお茶が粉末の理由は?チコちゃん
22年10月14日放送のNHK「チコちゃんに叱られる」の2問目は『寿司屋が粉末状のお茶なのはなぜ?』という問題という事で番組内容をまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】赤楚衛二、長濱ねる
【VTRゲスト】服部幸應
寿司屋が粉末状のお茶なのはなぜ?
2問目の出題は、
お寿司屋さんのお茶はなんで粉末状のお茶なの?
時間短縮のためという長濱ねるさんの答えですが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
という事でチコちゃんの答えは、
お寿司を美味しく食べてもらいたいから
解説は静岡県立大学 茶学総合研究センター長の中村順行さん。
そもそもお寿司屋さんといえばお茶がつきものなのはお寿司を美味しく食べるためで、
お茶に含まれるカテキンが舌に残った魚の脂を洗い流してリセットしてくれるので違うネタを食べても味が混ざらずに美味しく食べられるという原理。
またカテキンには抗菌・消臭効果があるので食中毒防止という観点からもお寿司のドリンクとして定着。
そこで登場するのが粉末のお茶。
お茶は「細長い茶葉から抽出する本茶」と「お茶の葉を粉末状に細かくしたお茶」の2つに大きく分けられますが、
粉末のお茶の特徴は、
- 香り控えめ
- 味あっさり
- 値段は安価
本茶のように香りが立って、味も濃厚だとお寿司の味を邪魔してしまうのでお寿司との相性が良くないという事で粉末のお茶が採用されているというのが答え。
回転寿司チェーンのくら寿司、スシローでその辺の事を伺ってみると、粉末だと安いからではなくあくまで寿司との相性を考えた上で粉末にしているという店側の説明。
まるで口裏を合わせたかのように「安いから」という理由は否定。
ちなみにスシローでは高級寿司でも粉末茶が出るという証言もあったので今度は高級寿司店といえばという銀座久兵衛に取材。
香りが強すぎない、味が濃すぎないお茶を寿司の合間に飲むことで食欲を削がないで寿司を楽しめるという銀座久兵衛での解説。
中村先生によると高級な本茶にはグルタミン酸やテアニンといった旨味・甘味成分が多く含まれるので、寿司の旨味とケンカしてしまい相性が良くないとか。
スポンサーリンクちなみに味覚センサーによって弾き出した科学的データに基づく寿司に合うお茶については、
「ほうじ茶」「紅茶」が味覚上はお寿司との相性が良いという結果に。
料理研究家の服部幸應先生に試食してもらうと、
- ほうじ茶 → 口の中に生臭さが残るのでイマイチ
- 紅茶 → 香りが強いので寿司とケンカ。甘い物の方が合う
- 粉末茶 → 魚臭さがリセットされるのでバッチリ
という事でやっぱり粉末茶が一番という結果。
ただし粉末のお茶の中でも抹茶は甘み・渋みがあるのでお寿司には合わないというお話も。
確か高級料亭で出されるようなお酒もであまり香りなどが強くない比較的安価なお酒しか用意していなかったりするそうで、それも料理の味を邪魔しないためとタモリさんがラジオでおっしゃっていたような。
という事でコチラが結論。
寿司屋が粉末状のお茶なのはお寿司を美味しく食べてもらいたいから
でした。
2問目は以上。
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