THE W 2022 面白いネタ&つまらないネタ コントvs漫才の真の優勝ネタは?
22年12月10日「THE W 2022」から面白かったネタ、つまらなかったネタをまとめてご紹介。
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面白いネタ
箱女の面接。
ルッキズムをネタにする社会派コント?と見せて逆にルッキズムをイジる悪いネタ。
ケツがえぐれてフカヒレの姿煮みたいって面白い表現。
ビジュアルでしっかり笑わせるシーンもあっていかにも賞レース向けのネタ構成。
オチが弱いのだけがもったいない。箱に引きずり込まれるぐらいやって欲しかった。
二人のうちどっちが異常なのか分からない展開から、
まともだと思ってた方が実が異常と思わせつつやっぱり二人とも異常ととにかく見ている側が振り回される感じが気持ちいい。
無駄にドラマチックでミニ芝居としてもレベルが高い。
ゴミ袋の雪だるまは面白いながらも下手したら泣かせる秀逸な脚本。
優勝ネタは1本目の紅しょうがで決まり。
つまらないネタ
丁寧に言葉を置くスローテンポな正統派漫才。
世間のアレコレに文句を言っていく昔ながらの作りのネタ。
はっきり言葉がはっきり聞き取りやすいのでお年寄り向け。
グレたウ〇コを探しに行くネタ。出オチがすべて。
流れていた曲、松山千春『旅立ち』の印象がすごく残った。
冒頭とオチにパラパラを持ってくるセンスは最悪。
電話オペレーターと保留音で本音と建前。
ネタの構成は面白い。往年の田上よしえを感じるような。
ただいかんせん保留音の替え歌がパンチ不足なのがもったいない。
後半の狂気の表情も入れ込みまくっていて良いのに。
面白いかつまらないか微妙なラインギリギリの所。
カップルの喧嘩とプロ野次馬おばちゃん。
いかにも関西のがさつなおばちゃんキャラと演技が上手い。
全国どこでもウケそうな万人向けするネタ。ただ爆発力に乏しいので賞レース向きではないような…
最後に意気投合してしまう展開もイマイチ。最後まで対立したままでいて欲しかった。
結局、よく出来たネタという印象だけが残るのがもったいない。
ツッコミの顔芸って意外に新鮮。
ただコテコテの漫才で賞レースを獲れるほど甘くはないと思う。
関西を押し出して全国どこでもウケそうな天才ピアニストとは対照的にこれは関西でしかウケなさそう。
ちなみに審査結果発表で叫びすぎて喉が飛んでいた萌々はチャーミング。
喋れば喋るほど声がどんどん老けていくシーンは一番笑った。
ミュージカル女のバイト。
ミュージカルが好きな人が見たらもっとウケるのかな?
ずっと後ろで流れていた何の意図も感じられない環境音みたいなBGMは謎。音響トラブル?
ミュージカルは音楽が大事な要素になるはずで、もっとBGMや効果音などのSEで笑いにつなげる方法があったと思う。
陣内智則のネタからツッコミを排したような作り。
笑いどころが少ないのでこれも賞レース向きじゃないネタ。
いかに隣の答案用紙をカンニングするか?顔で見せるだけのネタ。
基本的に笑いどころが表情だけになるのでワンパターンになるのは分かり切っているのに特に変化させる工夫もなし。
オチでスローになるのも途中で挟むレベルのボケ。
ギャル妖精が観客に訴えかけながらおバカなりに世直しみたいなネタの作りはかなり複雑な構造で新鮮。
ギャルキャラでテレビに出ているエルフ荒川がツッコミをしているのもギャップがあって良い。
ただ途中の展開が中途半端で何よりもオチが弱すぎてもったいない。
水族館をネタにストレートなコント漫才。
地下劇場の星という謳い文句らしからぬ王道のネタでギャップ。
今のところこれと言った特徴のないコンビなので漫才が上手なコンビの評価どまり。
何か飛び道具が無いと賞レースはきつい。
テンションの高い関西の漫才。
世の中に文句を言っていく昔ながらのオーソドックスなネタは賞レースでかけるネタではない。
一本目のコントと打って変わってあまりに見どころ無し。
離婚届を出してくるかと思いきやVRゴーグルのギャップ。
その斬新なアイデアだけで勝負したネタ。
細かいボケはあるもののやっぱり盛り上がりに欠ける。
あれだけでっかいモヒカンを出しておいて、
ちょいちょいスベった空気になるのは痛々しすぎて見ていられない。
出オチの一番悪いところが出た感じ。
モヒカンパワーもパラパラも全部いらない。
最後の最後でワースト1位、2位を争う出来のネタで賞レースの緊張感が無くなるのは…
ちなみに個人的にネタ以外で面白かったシーンは、
阿佐ヶ谷姉妹&鬼越トマホークのミニコントで躍動感のある飛びビンタをする江里子さんでした。
以上「女芸人No.1決定戦 THE W 2022」のネタ評価でした。