お腹が鳴るのはなぜ?音を止める対策は交感神経?チコちゃん
22年12月16日放送NHK「チコちゃんに叱られる」の問題『お腹が空くと鳴るあの音ってなに?』の答えは次の食事の準備という事で音を止める対策法など番組内容を簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】高橋克典、ゆうちゃみ
【VTRゲスト】なし
お腹が空くと鳴るあの音ってなに?
1問目の出題は、
お腹が空くと鳴るあの音ってなに?
胃が物を食べる準備をして動き、空気が押し出されるからという答えが出ていますが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
という事でチコちゃんの答えは、
次の食事のためにお腹を空っぽにする音
解説は埼玉大学の坂井貴文学長。
お腹の音は医学用語で腹鳴(ふくめい)と呼ばれ、
お腹が空いたときに小腸から分泌されるホルモンの一種・モチリンは「次の食事に備えよ!」と信号を発信。
この時、胃の中に残っていた食べ物のカスや水分を急いで排出しようとした時になるのがあのグ~という音。
胃と腸の間の細い部分を強い力で押されて食べ物が通るので音が鳴るわけですが、
残り少ないマヨネーズを押し出したときに鳴る破裂音のような音と同じ原理。
また、必ずしもお腹が空いている時に鳴るとは限らないのがポイントで一日を通して頻繁に鳴っていると坂井先生。
というのも食事中や食事後は胃腸の中のものをかき混ぜて消化する動きが胃の中で起こっているのでこの時は聴診器で聞こえるレベルの小さな音が鳴っているとの事。
ちなみに胃腸の内臓を持っている動物であれば人間や犬猫以外にもお腹が鳴るという事なので、
実際に動物園で特殊マイクを使って収録してみると、
- ポニー:胃腸が人間よりも大きく中で動く量も多いので低い音
- うさぎ:盲腸で食べ物を発酵させて栄養を得るので常に胃腸が動いておりポコポコという音
- ライオン:容易に近づけず、離れたところから集音するマイクだと他の動きの音が録れてしまうので断念
- イモムシ:無響室で実験するも音が小さすぎて収録できず断念
最後にお腹が鳴らなくなる対処法を聞いてみると、
お腹の音はびっくりした時には鳴らなくなるそうで、お腹の動きは無意識の副交感神経によってコントロールされていて、リラックス状態だと鳴りやすいんだとか。
つまりびっくりして交感神経が優位になると音が鳴らなくなる可能性があると坂井先生。
という事でコチラが結論。
お腹が空くと鳴る音は次の食事の為にお腹を空っぽにする音
でした。
1問目は以上。
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