トリセツショー 保湿剤の使い方 3T塗りの浸透力アップで乾燥肌かゆみ対策
23年1月19日のNHK「トリセツショー」は乾燥肌かゆみの取扱説明書という事で浸透力をアップさせる保湿剤の塗り方「たっぷり・30回・1日2回=3T塗り」など簡単にまとめてご紹介。
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3T塗り
3T塗りは3つの「T」がキーワードという事で、
手のひら2枚分の面積に対して塗る量は「人差し指第一関節分=1FTU」が目安。
塗り過ぎて副作用が起こるリスクはほぼ無いといわれているので、少ないよりかは遥かにメリットが大きい多めに塗る事を意識。
片腕に塗る際には第一関節3つ分、胸・腹だと7つ分とかなりの量になることが分かりますね。
ただし保湿剤の成分が体質に合わないという事もあるのでかぶれや湿疹が出来たりという症状が出た場合は皮膚科に相談。
ちなみに尿素入りの保湿剤は顔には使わないのが基本。
たっぷりとった保湿剤を塗り広げる回数は「30回」が目安。
クリームの油分でテカテカになるぐらい、ティッシュを付けたら貼りつくレベルがちょうど良い量。
専門家によると木綿豆腐を崩さないような力加減で優しく塗り伸ばしていくのが正しい塗り方。
特に足に保湿剤を塗る際には「たっぷり&30回」を意識しないとこのように塗りムラが出来てしまうので要注意。
ひざ裏やふくらはぎがかゆく感じるのは実はしっかり保湿剤が塗れていなかったからかも?
また、塗りムラを防ぐのに加えて実は30回塗る事で保湿剤の皮膚への浸透力が3倍に上がるという実験結果も。
これは塗り直す時の力で皮膚が引っ張られたことでより奥へ保湿成分が浸透していった結果との事。
ただしこすりすぎると今度はかえって皮膚にダメージになってしまうのであくまで「優しく&30回を目途に」というのが大切。
また、顔は皮膚が薄い部分なので30回塗りだとやり過ぎの可能性あり。
顔の保湿は摩擦を避けるのが鉄則。
スポンサーリンク【頻度=1日2回 (Twice)】
一般的な保湿剤の効果が続くのは長いものでも6時間程度。
塗るタイミングとしては朝と夜が基本。朝の着替えや夜の入浴後などのタイミングが一般的。
お風呂上がりは保湿剤のタイミングとしてよく言われていますが、1時間以内に塗ればOKというのが専門家の意見。
全員の肌の水分量がアップした上に肝心のかゆみの症状がほぼ治まったという劇的なビフォーアフター。
肌の水分量に加えて肌の炎症度合いも治まるというデータも。
今回紹介した3T塗りは基本的にヘパリン類似物質が配合された保湿剤を使った研究データに基づいているそうですが、
ヒアルロン酸、セラミドなどでも基本的に効果は同じという専門家の意見。
以上、保湿剤の塗り方でした。
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