温かい食べ物が美味しいのはなぜ？答えは分子チコちゃん

23年1月20日放送のNHK「チコちゃんに叱られる」の問題『なぜ温かい食べ物は美味しい？』の答えなど番組内容を簡単にまとめてご紹介。

ゲスト出演者

【ゲスト】濱田岳、松本若菜

【VTRゲスト】なし

2問目の出題は、

なんで温かい食べ物は美味しいの？

チコちゃんの答えは、

分子が活発に動くから

解説は理化学研究所の吉原吉浩副センター長。

食べ物を食べる際に感じる”美味しさ”とは舌で感じる味覚はもちろん重要ながら、鼻で香りを感じる嗅覚も同じように重要で、

特に温かい食べ物により影響を与えるのが嗅覚の方。

私たちが香りを感じる際には食べ物から発せられる小さな香り分子が鼻の中の嗅覚センサーに直接くっ付く事でその香りを感じるというメカニズムが働きますが、

舌にある味覚センサーの味蕾が約100万個あるのに対して、嗅覚センサーはその10倍にあたる1000万個。

つまり私たちは味よりも香りに対して敏感。

香りといっても食べ物から直接香ってくる香り以外にも、口の中から鼻に抜ける香りも非常に重要で、

空気中を漂う食べ物の香りは徐々に薄まっていくのに対して、口から鼻に抜ける香りは香りが逃げないので刺激も強く感じやすいんだとか。

そして香り分子は温度が高い時の方が活発に動いて、

よりたくさん空気中に放出されるという違いが生まれるので温かい方が美味しく感じる要因に。

また、口で感じる味覚についても温度によって変化するそうで、

温度が低いほど塩気を強く感じたり、甘みのセンサーは35℃付近で最も強く感じられてそこから温度が下がるごとにどんどん鈍感になったり。※酸味や苦みは温度による感じ方の変化はほぼ無し

2問目は以上。

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