プレバト俳句2023 出演者&京都ランキング結果一覧 優勝者は千原ジュニアかフジモンか?
23年1月26日の「プレバト」では京都のお題を使った写真俳句でふるさと戦2弾を開催という事で出演者やランキング結果など一覧でまとめてご紹介。
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出演者
【ふるさと戦千葉ブロック】篠田麻里子、千原ジュニア、中田喜子、フジモン、森口瑤子
ランキング結果
写真の川の波をピックアップしたのは非常に良い着眼点ながら、
「若鮎」に対して「群れて遡上中」が季語の説明になってしまっているのが大きなマイナス。
まさかあの鴨川に若鮎が上ってくるの!?という情報が一番伝えたいポイントなので、
「若鮎を 都の水は よろこびて」という添削案。
夏井先生「これやってたらあなたが1位だったんです。」
着眼点は良かったものの俳句の完成度の点で後れを取って最下位の憂き目に。
写真から花衣の季語を探し出したセンスの良さや、ドラマチックな演出も見事ながら、
花衣は着ている人を指しているので「ひと」のワードは蛇足。
これを踏まえて「ひそと待つ 日々 花街の花衣」で余計なワードも無くなってより描写力を高めることができるという添削案。
ただし、この添削案にしてもドラマチックすぎる演出が仇となって、写真よりも俳句の方が目立ってしまうのがマイナスと夏井先生の厳しい指摘。
こうなると写真がただ添えられた挿絵に成り下がってしまうので写真俳句としての醍醐味が無くなるとの事。
スポンサーリンク写真に春らしさ、季語らしさが明確にないのが今回のお題のイヤらしい点。
そこに「春色」を持ってきたのは素晴らしいと夏井先生。
一方で「馴染みなく」と自分の個人的な感情をそのままストレートに書いてしまっているのが損と指摘。
代わりに「春色の洛中 そぞろなる緩歩」という添削案。
こうしていれば1位になっていたと夏井先生。
2位 森口瑤子『ささくれた 橋へ零(こぼ)るる さくらかな』
写真と合わせれば大きな橋を指していることは明確でも、
俳句単体だと丸木の一本橋を指しているように感じてしまうのがあと一歩と夏井先生。
また「零るる」はハラハラ・ちらちら舞っているイメージなので桜と橋の位置関係がちょっと気になるという指摘も。
桜が写真に写っていないので、その点で写真俳句としての効果が上手く出ていないと些細な描写力不足をダメ出し。
擬宝珠は橋の欄干に装飾される飾りの事で、刀傷とは新選組の池田屋事件の際についた傷の事。
また、初蝶はその年初めて自分が見る蝶々を指す季語。
「擬宝珠」「刀傷」の2つで古い歴史のある橋の欄干がパッとイメージされるので俳句の描写としては申し分なし。
ただし、一つ気になるのが「止る」で、蝶が欄干に「止まる」のはちょっと都合の良すぎるヤラセっぽい描写なので、
「初蝶のきて 擬宝珠の刀傷」と描写し過ぎない工夫が出来たらさらに完成度アップ。
唯一の京都出身者である千原ジュニアがきっちり1位の座を確保。
という事で京都ブロック優勝者の千原ジュニアには黄金のタスキ贈呈。
以上、プレバト俳句ふるさと戦2023京都ランキング結果でした。
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