プレバト俳句春光戦2023 予選結果 Bブロック優勝者は波乱の下剋上?
23年3月16日「プレバト」は春の俳句タイトル戦・春光戦決勝メンバーを決める予選会Bブロックを開催という事で出演者やランキング結果などを一覧でまとめてご紹介。
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出演者リスト
【予選会出場者 Bブロック】 キスマイ千賀、中田喜子、皆藤愛子、的場浩司、本上まなみ
Bブロック結果
5位最下位 的場浩司『校舎裏 抱きし犬の目 春の月』予選敗退
引っ越しのお題からプチ家出に発想を飛ばした点や、選んだ言葉の素材自体は良かったものの、
カメラワークが最大の敗因と夏井先生。
校舎裏 → 犬の目 → 月 と視線移動が慌ただしすぎて、この3つであれば絶対に犬の目から始めるべきというのが夏井先生の意見。
また、「抱きし」だと過去になるので「抱く犬の」の方が今を切り取れてリアルという指摘も。
踏まえると「抱く犬の目よ 春月の校舎裏」の添削案。
こうする事で犬の目にカメラが寄った所から、ぐっと引いてきて校舎裏、春月と自然なカメラワーク。
4位 中田喜子『春泥を 引越し女房 おお跨ぎ』補欠(敗者復活枠)入り
「引越し女房」は嫁入りの荷物を持ってやって来る嫁の事。
この句のもったいないポイントは春泥とおお跨ぎを離して、真ん中に人物を入れてしまった点。
「引越し女房 春泥を おお跨ぎ」や「引越し女房 ほら春泥を おお跨ぎ」の添削案。
3位 本上まなみ『新しき庭 あたらしき泥の春』補欠(敗者復活枠)入り
新しき、あたらしきと表記を変えながらリフレインを使って工夫。
さらに「泥の春」とした事で軸足は春に。
全体的にそつない作品ではあるものの、順位をつけるとなると具体性・独自性の点で物足りないと夏井先生の厳しい評価。
例えば「新しき庭 赴任地は 泥の春」とすると転勤か何かで行った場所になるし、「新しき庭 脱サラの 泥の春」とすればまた違ったシチュエーション。
いくらでも具体性・独自性を打ち出す余地があるのにあえてそれを使わなかったのはかえって損との事。
スポンサーリンク2位 キスマイ千賀『木の芽冷え 青いジャバラで 家具包む』補欠(敗者復活枠)入り
季語に「木の芽冷え」を選んだことで寂しさや不安に軸足を置きたい詠み手の意図が伝わってくるし、
「冷え」と「青」の響き合いもOK。
ところが下五の「家具包む」の語順を逆にして「木の芽冷え 青いジャバラで 包む家具」にしておけば、
引っ越しで運ばれる家具=物に最後にフォーカスがあたるので、季語もさらに強調される効果。
夏井先生からは「惜しかったよね~」と一言。
1位 皆藤愛子『春日向 カーテンの到着は 明日』決勝進出決定
引越しのワードを使わずに引越しあるあるでテーマ性を出すのが見事に成功。
季語の春日向もしっかり立っていて、カーテンが無くて眩しい日の光が目に浮かぶよう。
さらにカーテンが届いた後の光や風すらも感じさせるとなると、
季語・テーマと全て上手く取り入れていて「皆藤さんらしい句が戻って来た。」と夏井先生も笑顔。
以上、プレバトから春光戦2023予選会Bブロック結果でした。
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