プレバト水彩画2023 春タイトルのランキング結果 光宗薫の優勝で連覇達成か?
23年5月4日「プレバト」は春の水彩画コンクール2023開催という事で出演者や作品ランキング結果など一覧でまとめてご紹介。光宗薫、田中道子、辻元舞、HGの水彩画四天王に割って入るのは?
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作品ランキング結果
群馬の廃線ウォークがモチーフ。
野村先生「線路とっても上手ですね。立体感、錆びた色合い。」
背景の森が数えられてしまうのが最大の敗因。整えられた果樹園のような印象で不自然。
- 技術点(構図・正しい描写・明暗) 20点
- 風景描写 15点
- 人物の描写 15点
- 春らしさ(相対評価) 3点
- 合計 53点
あえて幹を描かないで葉っぱだらけにしてしまった方が鬱蒼とした森の雰囲気を良く出せるというアドバイス。
人もはっきり描いて人物描写を強化。
三渓園がモチーフ。
野村先生「なるほどね。こういう構図が。とっても丁寧で気合満点で描かれてる完成度の高い絵。桜の木が黒っぽくてゴツゴツ。」
一方で、橋の横板が傾いて見えるせいで不自然「単純に遠近法の誤り」とバッサリ。さらに服のシワのせいで人物描写も違和感。
シワに執着し過ぎて自然な人体像としての明暗が足りないという指摘。体に対して顔も小さすぎるとダメ出しの嵐。
- 技術点 23点
- 風景描写 29点
- 人物の描写 24点
- 春らしさ 5点
- 合計 81点
不自然だった部分を全て修正。
スポンサーリンク東武ワールドスクエアがモチーフ。
野村先生「なるほどね。見事に綺麗ですね。背景の森も自然。空のグラデーションは全出演者の中でトップ。建物も細かく描写されてる。見事。」
ところが、全体的に人の姿(大きさ)に違和感があるのが敗因。さらには「歯が白すぎる」のでマネキンのようという指摘も。
- 技術点 26点
- 風景描写 30点
- 人物の描写 28点
- 春らしさ 7点
- 合計 91点
5位と低迷して不機嫌な田中道子をビビりながらエスコートする浜ちゃん。
正確な縮尺を再現して修正。
清津峡渓谷トンネルがモチーフ。
野村先生「形が上手。水面は映り込み、ゆらゆら揺れる形が大事なんですよ。とても自然で上手。人のシルエットはとても自然。動きが細かく描き分けられてる。」
その一方で、トンネルの奥の風景が平面的すぎて銭湯の壁画のような印象というダメ出し。
外の景色を描き過ぎて光が分からなくなっているのがその原因という指摘。
- 技術点 28点
- 風景描写 28点
- 人物の描写 30点
- 春らしさ 6点
- 合計 92点
峡谷の明るさを意識して明暗をはっきりさせると自然な見え方に。
さらに遠くをボカす工夫も。
スポンサーリンク偕楽園がモチーフ。
野村先生「人物は傑作。人の描き方が自然。会話も聞こえてきそうですよね。足を上げて歩ている動きが全く違和感ない。」「光が上手いですね。時間が分かる。」
足を引っ張ったのが風景描写で、紅梅・白梅は上手に描けているものの色味・密度が強すぎて気になるとダメ出し。
- 技術点 30点
- 風景描写 27点
- 人物の描写 30点
- 春らしさ 9点
- 合計 96点
小町通りがモチーフ。
野村先生「たいしたもんだね…。お見事としか言いようがない。顔の表情が良い。歯の描き方って結構難しいけどちゃんと影が付いてる。端まで真っ白にするとおかしくなる。奥行の立体感が出てる口。」
はっきりと描いた人物に対して風景描写をボカしているおかげで主役の人物を際立たせているのもプラス評価。
- 技術点 30点
- 風景描写 30点
- 人物の描写 30点
- 春らしさ 8点
- 合計 98点
静岡熱海のACAO FORESTにある絶景ブランコ。
野村先生「はぁ…なるほどね。本当に素晴らしい作品だと思いますよ。枝の形。一本一本の向き、形、大きさが違うじゃないですか。正しく精密に書き写すって作業じゃなくて一本ずつが違うんだって自覚して描いてますよ。」
葉、花、森、海、空と全ての風景描写がパーフェクトとべた褒め。
さらに服の手触りまで伝わってくる描写や人物の躍動感。
全体のトーンのおかげもあって春らしさもばっちりと文句なし。
- 技術点 29点
- 風景描写 30点
- 人物の描写 30点
- 春らしさ 10点
- 合計 99点
空が明るい分、人物はもっと暗くなるはずという先生の指摘もありましたが、
ただそうすると人物がはっきり浮かび上がらないと本人も分かって上でギリギリ不自然にならない程度に明るく描いたというせめぎあいも。
という事で光宗薫が2023年春の水彩画コンクール優勝という結果に。
水彩画タイトル戦で初の連覇達成。
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