日本ラグビーのユニフォームにボーダー柄が多いのはなぜ?慶應大学のせい?チコちゃん
23年6月23日放送のNHK「チコちゃんに叱られる」の問題『日本のラグビーのユニフォームにボーダー柄が多いのはなぜ?』の答えなど番組内容を簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】優香、カンニング竹山
【VTRゲスト】山下真司
日本のラグビーのユニフォームにボーダー柄が多いのはなぜ?
2問目の出題は、
なんで日本のラグビーのユニフォームはボーダー柄が多いの?
チコちゃんの答えは、
慶應義塾大学がタイガーカラーにしたら部員が増えたから
解説はラグビー雑誌編集長の田村一博さん。
ラグビーは1823年にイングランドのラグビー校で誕生したとされていて、その後はヨーロッパを中心に広まり、やがては南アフリカ、オーストラリアなど南半球にも伝播。
当時のラグビーユニフォームといえばチームを象徴する1色をまとうのがお決まりのパターンで、
例えばイングランド代表はラグビー発祥となったとされるラグビー校のユニフォームカラーの白。
この他にも南アフリカ代表=緑、ニュージーランド代表=黒など。
ところが日本のラグビー界ではボーダー柄で2色の組み合わせになっているユニフォームが多いという違い。
そもそも日本でラグビーが行われるようになったのは1899年で慶應義塾大学の英語講師だったE.B.クラークという人物が生徒に教えたのがはじまり。
ラグビーはぶつかり合いが激しくてちょっと怖いイメージが先行していて、さらにユニフォームも威圧感のある黒一色だった事もあって学生には人気が無いスポーツだったとか。
そんな折、1903年にユニフォームが変更される事となって黒と黄色のボーダー柄、いわゆるタイガーカラーにチェンジ。
このデザインを考えたのがラグビー部に在籍していた岡本謙三郎という人物でそのデザインの参考になったのがアメリカ・プリンストン大学のエンブレム。
プリンストン大学はアメリカ大学ラグビーの発展に大きく関わった大学だったので憧れのようなものを岡本さんは抱いていたのでは?と田村編集長。
結果的にこのユニフォーム刷新は上手くいって部員が少なかった慶應義塾大学ラグビー部には入部希望者殺到して倍増したとか。
これが元になってラグビー人気の高まりとともにラグビー部創設にあたって大学カラーと他の色を組み合わせてボーダーにするユニフォームが次々と採用されることに。
という事で3問目は以上。
※同放送回のその他の疑問はコチラ
NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから