身近な人を好きになるのはなぜ?人を好きになる理由とは?チコちゃん
23年6月30日放送のNHK「チコちゃんに叱られる」の問題『もっといい人もいるだろうに身近な人を好きになるのはなぜ?』の答えや人を好きになるメカニズム、推しへの好きと恋愛感情の違い、3年目の浮気など番組内容を簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】南果歩、野々村真
【VTRゲスト】なし
もっといい人もいるだろうに身近な人を好きになるのはなぜ?
3問目の出題は、
なんでもっといい人もいるだろうに身近な人を好きになるの?
チコちゃんの答えは、
目移りしないように脳がコントロールしているから
解説は明星大学の藤井靖教授。
理想を求めてどんどん目移りしていってしまうと結局なかなか結ばれずに子孫繁栄に繋がらないという事になりかねないので、
そうならないように脳がコントロールして身近な人を好きになるようにしていると藤井先生。
そもそも人を好きになるというのは、恋愛中枢と呼ばれる腹側被蓋野(ふくそくひがいや)という脳の部位が活発に反応を示して快感物質のドーパミンが放出している状態。
腹側被蓋野は楽しい、美味しいといった本能的な感情に従って反応して心地よい雰囲気に。
するともっと会いたい、深い関係になりたいという感情が働いて恋愛状態に。つまりこれが人を好きになるという事。
その一方でスターやアイドルなどの有名人、憧れの存在に対しても脳が反応してドーパミンが放出されていますが、この時に感じる喜びの感情は瞬間的な興奮や反応に留まっていて「親密になりたい。仲良くなりたい。」という感情とは別物。
その点、会話する機会、時間を共有する機会が多い身近な人の場合は繰り返し腹側被蓋野が反応するので、よりドーパミンが出やすい状態に。
これを繰り返すほどに依存度が増していき、同じ経験の共有や喜びを分かち合ったりするうちに「これ以上いい人いないから決めちゃえ。」と脳に思い込まされていると藤井先生。
ちなみにこの反応が活発に働くのは「3年」が限度とされているので、奇しくも3年目の浮気は科学的にも合っているというお話も。
※身近な人を好きになる理由については現在の研究中で今回紹介したのは諸説ある中の一説という事であしからず。
という事で3問目は以上。
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