ストレスで甘いものを食べ過ぎるのはなぜ?腸内細菌のせい?チコちゃん
23年7月21日放送のNHK「チコちゃんに叱られる」の問題『ストレスが溜まると甘いものを食べ過ぎてしまうのはなぜ?』の答えなど番組内容を簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】吉岡里帆、清塚信也
【VTRゲスト】イモ欽トリオ
ストレスが溜まると甘いものを食べ過ぎてしまうのはなぜ?
1問目の出題は、
なんでストレスが溜まると甘いものを食べ過ぎちゃうの?
チコちゃんの答えは、
腸がカビに支配されているから
解説は東京大学大学院の桐村里紗共同研究員。
これは空気中や皮膚などどこにでもいる通常であれば特に害のないカビ菌の事。
私たちの腸内には1000種類、約100兆個の腸内細菌がいるといわれていて、
例えばビフィズス菌などは健康維持に欠かせないいわゆる善玉菌と呼ばれる菌で、
一方でウェルシュ菌などは体に悪影響を与える悪玉菌。
そして件のカンジダ菌のように普段は特に何も悪さをしない普通の菌は日和見(ひよりみ)菌と呼ばれるタイプ。
これら3種類の菌は仲良く共存しているのですが、カンジダ菌は糖質が大好物という特徴があり、
食生活が糖質に偏ってしまうとカンジダ菌が大繫殖して悪さをするように変化。
大量に増えたカンジダ菌は腸内でアラビノースという物質を作り出し、このアラビノースには血糖値を下げる働きがあるために、
糖質を摂っても摂っても低血糖になってしまい、そのためにさらに多くの糖質を欲してしまうという状態に。
さらにカンジダ菌は細胞のエネルギー作りの邪魔をする酒石酸とシトラマル酸という物質も出しこの物質のせいで細胞は疲弊。
すると脳は疲労を何とかしようとエネルギー源である糖質をもっと摂るよう指令。
こうしてより甘いものを欲するようになってしまうという悪循環。
つまり、
ストレスによる暴飲暴食で体内の糖質増加 → カンジダ菌大繁殖 → アラビノースで低血糖 → 酒石酸とシトラマル酸で疲労感 → 脳が甘いものを欲しがる
というメカニズムが働くのでストレスで甘いものを食べ過ぎてしまうというわけですね。
さらに甘いものを食べた際に脳内で分泌される幸せ物質ドーパミンも原因の一つだったり。
対処法としてはストレスが溜まったと感じる時は甘いものに手を伸ばすのではなく、
体を動かしたり、歌ったりと食べること以外でストレス発散するとカンジダ菌が増えないというアドバイスで、
食生活ではバランスの良い食事が何よりの対処法。
という事で1問目は以上。
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