アイスクリームがコーンに乗っている理由は?チコちゃん
23年7月28日放送のNHK「チコちゃんに叱られる」の問題『なぜアイスクリームはコーンに乗っている?』の答えやたぶんこうだったんじゃないか劇場など番組内容を簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】関口メンディー、高畑淳子
【VTRゲスト】デニス植野、モーリー・ロバートソン
なぜアイスクリームはコーンに乗っている?
1問目の出題は、
なんでアイスクリームはコーンに乗っているの?
チコちゃんの答えは、
アイスクリーム屋さんの器が無くなった時、隣にワッフル屋さんがいたから
解説は西南学院大学の大原関一浩准教授。
アイスクリームのコーンが誕生したのは20世紀初頭のアメリカ。
コーン誕生前、アイスクリームは街中の屋台のワゴンなどで販売されるスタイルが一般的で、
その際に使われていたのがガラス製のペニーリックと呼ばれる器。
ここに転機が訪れるのが1904年、アメリカ・ミズーリ州で開かれたセントルイス万国博覧会。
日本を含む世界60か国が参加した万国は同時にオリンピックが開催されるビッグイベントとなった事もあって期間中には約2000万人が来場したとか。
ここで始まるのが「NHKたぶんこうだったんじゃないか劇場 アイスと青年の助太刀」
当時アメリカで大人気だったワッフルを万博会場で販売していた青年アーネスト・A・ハムウィは高い気温に苦戦してなかなか販売は芳しくなく、
一方ですぐ隣でアイスクリームを販売していたジョージ・バングは売り上げ絶好調と対照的な二人。
会場にはジュースやポップコーンなど100以上の屋台が出ていましたが中でもアイスクリームは大人気。
ところが飛ぶようにアイスクリームが売れた影響で「容器」が足らなくなるという事態に。
というのもこの時代のアイスクリームは食べ終わったら容器を返却してもらうシステムをとっており、
多くのお客さんに容器が行き渡ってしまって用意していた量ではそもそも足りなかったり、返却に来ないお客さんが現われたりという事が重なって容器切れの憂き目に。
そこで妙案を思いついたのが隣でそんな状況を見ていたワッフル屋のハムウィ。
巻いたワッフルをアイスクリームの器代わりにすれば良いと提案すると、
ワッフルとアイスの相性の良さも手伝って来場者の大きな話題に。
万博終了後にハムウィはミズーリコーンカンパニというコーン製造会社を立ち上げてワッフルの製法をヒントにしたコーン製造の機械を開発して瞬く間にアメリカ中に広がることに。
ちなみにアイスクリームの消費量は万博を挟んで一気に4倍に激増したというデータも。
このアイスクリームコーンは今やセントルイス万博を象徴するものになっていて、記念切手のデザインとして採用されるほど。
という事で1問目は以上。
※同放送回のその他の疑問はコチラ
NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから